TellYourWeahterをアップデートしました

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カスタム画面を追加して天気予報の時間帯を任意に変更できるようにしたほか、摂氏と華氏の切り替えに対応しました。

ダウンロードはこちらからどうぞ。

Tell Your Weather

問合せは嬉しい

ウォッチフェイスを公開しているページに問い合わせ先のメールアドレスを入れているので、ちょくちょく問い合わせがやってきます。英語で。

ヘルベチカは人気だったせいで「天気の表示にバグがある」という報告が何件もあって、げげっと思うと同時に、きちんと使ってもらっている証拠なんだなあ、と思ってせっせと修正しています。
 
50ハート1,000インストールを楽々と達成したヘルベチカの影に隠れていますが、TYWもそこそこに人気があります。コンフィグ画面を追加できるスキルが身についたので改良すべくせっせと作業をしていたのですが、そんな折に一見の問い合わせが舞い込んできました。

This app must have a choice for Fahrenheit. A decent watch face indeed.

日本語に訳すと、

「華氏を選べるようにしろ! まともなウォッチフェイスはそうなってるだろJK」

ぐらいの意味ですかね。mustとかdecentに怒りを感じる…。そうは言っても「ちゃんとしていれば使いたいのに!」という気持ちの裏返しだと良い方に受け取って、手早く修正してみました。

改良点

日付や時間の文字色は当初ライトグレーだったんですが、ちょっと見づらかったので背景色に合わせてオックスフォードブルーにしました。

それにくわえてフォントはArialからComic Sansに変更。丸っこくてかわいい上に視認性が良いのがいいですね。

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コンフィグ画面から摂氏と華氏の切り替えと、天気予報の時間帯を変更できるようにしました。それにともなって天気予報のウィンドウを4つから3つに減らしています。任意に時間帯を選べるのなら4つは多すぎかな、と。本当はウィンドウの数も任意に変更させたかったのですが、アニメーションの仕組みを1から作りなおさなければならないのでやめておきました。

バッテリーとBluetoothのインジケータについては、デザイン上表示できるスペースがなかったので断念しました。ただし、母艦との接続が切れると本体が振動してお知らせしてくれるとともに、背景色が変化します。

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そんな感じで改造して2、3日使ってみましたが、だいぶ使い勝手が向上したと思います。ここのところずっとヘルベチカばかり使っていたんですが、TYWもなかなか悪くない。というかそもそも自分で使いやすいもの、自分が欲しい機能を持ったものを作っているので当然なんですが(^_^;)

摂氏と華氏について

温度を表すのに摂氏を使うのは、日本どころか世界標準なわけですが、未だアメリカを筆頭に一部の国では謎のファーレンハイトを使っているわけです。普段は気にならないのでいいんですが、ウォッチフェイスを作るにあたっては切り分けをしなければならないので非常にめんどい。っていうか本体側の設定で自動に合わせてくれよな、と思わなくもないんですが。

そもそも摂氏0度は水の凝固点で、摂氏100度は水の沸点という、非常に合理的な基準です。水1リットルは1キログラム。1リットルは1000立方cm。ビバ・メートル法\(^o^)/

水の惑星であるところのこの地球上にあって、水を基準とした度量衡は激しく合理的に思えます。

対して華氏の方は、華氏0度が水に氷と塩をぶち込んで最も低くなった温度(マイナス18℃くらい)で、華氏100度が人間の体温(!)というよくわからない基準になっています。テキトーか!

アイザック・アシモフ曰く、これはこれで、普段接するような温度がほぼプラスの数値で表せるという利点があるとのこと。とはいっても北国に住む身としては、予想気温がマイナスだったら「今日は水道の凍結に気をつけなきゃな」と思うんですが、ファーレンハイトだと「32°Fより下だから気をつけなきゃな」となってわかりにくいような。

そういえばアシモフは西暦の代わりにローマ建国年を使うようにも提言していたような。日食と重なっているから科学的に正しい日にちが分かるし(西暦元年とキリスト元年は4年ぐらいずれている)、紀元前745年以降をカバーできれば歴史上のほとんどすべての年号をプラスで表すことができるとかなんとか。

アメリカ人が引き算できない理由

アメリカに行ったことがないので分かりませんが、アメリカ人は引き算が苦手だ、という噂があります。

これってもしかしたら、気温が華氏なことと関係があるのかもしれないな、と、ふと思いました。アメリカ人が人種として計算能力が低いというのはありえない(あの複雑怪奇なフィートポンド法を扱っている時点でお察し)ので、マイナスという概念に親しんでいるかそうでないかで変わってくると考えたほうが自然なんじゃないかな~。