ロードマーベル 裏スケ化計画

隠しておくのはもったいない!

自分が機械式時計にハマったきっかけとなったセイコーファイブはシースルーバック、いわゆる裏スケと申しまして、中のメカニズムが一目瞭然なのです。ゼンマイがせわしなく動いている様子がいかにもアナログで大好きなんです。

ところが一番のお気に入りのロードマーベルは裏蓋が金属で、内部を見るには蓋を開けて露出しなければならないのです。これだとそうちょくちょくとは見ることができません。

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悔しい…。

特注品という手があった

なんとかならないかと調べてみるとヤフオクで、シースルーバック裏蓋を出品している人がいることが分かりました。

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ロードマーベル用のもあるんですが、こんなマニアックな商品、誰が買うんだよと気軽に思って入札していたら、終了直前に高値更新されるという悲劇が。セイコーの人気をあなどっていた!

次に出品されるのを待つ間、いっそ裏蓋の型をとって透明アクリルで複製してしまおうかとか考えたんですが(プラモ脳w)、どうにか1ヶ月ぐらいで再出品されました。待っててよかった…。もう一ヶ月遅れてたら自作しているところでした。

今回もほかに入札者が出たので、意外とロードマーベル持ちのシースルー好きは多いようです。同士がいるもんだなあ。

ロードマーベル シースルーバックVer

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これでいつでもキャリバーを覗くことができるようになりました。

SEIKOの文字は誇らしく、軸受けのルビーを押さえる金具などは真鍮製で色違いになっており、むしろ「見せる」ためのデザインかなと感じます。

他のキャリバーと比べてみる

まずはセイコー5の7s26から。

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こちらはいかにもNC旋盤から出てきたものを組み上げた、という感じのステンレスですね。石だって特に見せるようには作られていません。まあ、これはこれで工業製品チックで好きなんですけど。

続いてスピリットスマートの4R37。

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7S26をちょっとだけバージョンアップしただけなので、見た目的にはあまり変わりませんね。というか、見えるようになっている方が見せる機械ではなくて、見えないようにしている方が見栄えがいいのが謎です。

まあ、ファイブの裏スケは「これは正真正銘のセイコー製ですよ」と証明するためのものだと聞いたことがあるので、デザイン的な意味合いは少ないのかもしれませんが(^_^;)

だいたい一段落

ロードマーベルは本当にかっこいいなあ。秒針の先が刺さりそうなぐらい細くなっている、これだけでシャープさが全然違う。

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セイコー5のSNK809もお気に入りの時計。これはもう本当にコスパがいい。どんなに価格が安くたって廉価版だって、ロードマーベルも受け継いだ伝統の血をしっかりと受け継いだ、由緒正しい日本の機械式腕時計です。

ロードマーベルとSNK809を軸にサブの時計も揃ったので、時計集めもだいぶ落ち着いた感があります。普通の時計はもう買わなくてもいいかな。5盾びっしりファイブはちょっと欲しいけど。

他に買うとすると金無垢のロードマーベルか、グランドセイコーか。GSはアンティークでも相当な値段がするので悩ましい。

最初はドイツ時計の魅力に引き込まれるところでしたが、アンティーク方向に進んで現行モデルに興味がなくなったのは幸いでした。ユンカースとか高いからなあ。一本で自分のコレクションを全部揃えられちゃう。

密かにアラームつきの機械式腕時計を狙っているので、セイコーベルマチックか、ロシアのPOLJOTかシュトゥルマンスキーあたりの良さげのものがあれば買うかも。

うーん、この調子じゃあ増える一方だなあ(汗