ドイツレベル&ハセガワ 1/72IV号戦車作り比べ その2
というわけで前回にひき続いて塗装編です。まずはレッドブラウンで全体を塗装し、その上からサンディブラウンを吹いていきます。エッジを強調させるために、影の部分はうす~く塗ってレッドブラウンを活かし、光が当たる上部は濃い目にして露骨なぐらいに明暗差をつけました。さらにこの上に色をぬるので、このぐらい極端でも十分だと思います。
基本塗装後の2両を比べてみると、違いが一層はっきりしたという結果に震えるw レベルの方はモールドがシャープなせいで、墨入れをしていないのにエッジがくっきりとしています。出来がいいモデルを買うと自分の技術が上がったような錯覚さえ覚えてしまうなあ。
冬季塗装にチャレンジ
Armour Modelling (アーマーモデリング) 2014年 04月号 [雑誌]
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まずは本体につや消しスプレーを吹いて、地の塗装を強化しました。ところがサンディブラウンが乾き切らないうちに吹いたせいで、表面の塗装が剥がれてしまうという結果に…。缶スプレーは塗料へのダメージが大きいので、一晩乾かしてからじゃないと危険ですね。
エナメル塗料のホワイトを濃い目に筆にとって、筆ムラがでるぐらいべったりと塗っていき、毛先を切って短くした筆に溶剤を含ませて、塗装が半乾きのうちに溶かしながら剥ぎとっていきます。
一日がかりでこんな感じになりました。汚い…。実際の戦車も冬季迷彩は、現場の兵士が石灰などで雑に塗ったというのでこれはこれでいいのかもしれないけれど、ミニスケールだと表現が大雑把すぎるというか、工夫したというより単に雑に見えてしまうのが良くないですね。
と、いうわけで潔く諦めて、エナメル塗料を全部落としてしまうことにしました。ぐぬぬ。
他のやり方としては、ヘアスプレーの上から塗装する方法だけどヘアスプレーを持っていない!
もう一つは、消毒用アルコールを塗った上から吹いて剥がす方法。これも消毒用アルコールを持っていない! が、待てよ、似たようなものがあるぞ…・
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まずは除菌スプレーを一吹きして、その上からエアブラシでホワイトを吹きます。前もって塗料皿にスプレーを吹いて適量出しておき、それを短くした筆につけて塗装面をこすります。すると、なかなかいい感じに剥がれるじゃないですか。これはこれでありなのかもしれないぞ。
仕上がりの写真がこちら。上品かつ荒々しく(笑)雑に塗られた塗装を表現できたと思います。意図してハゲチョロにしていると思わせるのはなかなか難しいですね。「笑われる」のと「笑わせる」の違いみたいだ…。
アルコール除菌スプレーは手軽で良いのですが、揮発しにくい水滴が塗装の下に潜り込んで、丸く穴が開いたように剥がれてしまうことがありました。ただ、それを逆手に取って砲塔部分のシュルツェンでは、垂れて溜まった水滴の上から構わずエアブラシで塗装することによって、擦れて大きく剥げた部分を表現したりもしたため、これはこれで使いようなのかもしれません。
ハセガワのIV号戦車は三色迷彩にします。平らな部分が多いので、エアブラシでも描きやすいのがいいところ。
まだおもっちゃっぽいなあ。いや、細部を描き込んでいけばもっと良くなる可能性が微レ存…!