1/35 97式中戦車 チハ その3
模型戦車道選手権のレギュレーションを読むに(http://www.modelkasten.com/garupan/)、ジオラマ・ヴィネット仕立ては不可、塗装を変えるのは不可とありますが、装備品と乗務員については規定がありません。そこでルールの穴を突いて、勝手に作って乗せてしまおうと考えました*1。
1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.75 日本陸軍 97式中戦車 チハ 35075
- 出版社/メーカー: タミヤ
- 発売日: 2006/10/04
- メディア: おもちゃ&ホビー
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フィギュアをスクラッチ!
最初はフルスクラッチで作ってしまおうと思ったのですが、ファンドでこの大きさのを作るのは厳しすぎる気が…。以前作った九七式田中ぐらいの大きさならばなんとかなりそうですが、素体を作ったところで一から作るのは時間的に無理そうなことに気づき、断念。
そこで、キットに付属していた日本兵を改造して女子高生を作ってしまうことにしました。
このおっさんを美少女に改造、できるかな~。
幸い手元にはWFで買った1/35あんこうさんチームのフィギュアもありますし、アンツィオのアンチョビさんもいます。この人達を参考に、もうちょっと可愛くディフォルメして戦車に合うような戦車女子を作ってしまおうと思いました。思っちゃったんだからしょうがないのだ!
スクラッチ!
まずは顔をゴリゴリとデザインナイフやらヤスリやらで削ります。目の部分はモールドごと削りとって平らにして、彫りを全消去。大人の顔は縦に長いので、顎を削って丸くしていきます。荒く削ったら流し込みの接着剤で表面を溶かして、削って溶かしてを繰り返して、顔をまんまるのツルツルにします。鼻を削り取らないように注意しながら、まっすぐに整形します。
口はデザインナイフで開口するのが難しかったので、鼻の下に<型に切込みを入れます。これだけだと口裂け女みたいなので、口角をヤスリで滑らかにしました。
ポリパテを捏ねてのばして黒髪ロングにしてみました。まだ女子かどうかは異論が残る感じ。女子力が足りないのが悪いと、服を削りとって体のラインを出し、胸にパテを盛って巨乳アピールしてみました。
そのあいだにもう一人の顔もゴリゴリと削ります。こっちの子は帽子も外して、髪の毛を盛ってしまうことにします。
だいぶ女子っぽいかな…? 多少のアラは塗装でごまかせるでしょうw
塗装開始
まずは全体にサーフェイサーを吹きました。1/35ならサフはいらないだろうと普段は思っているのですが、成型色が暗いのと、ナイフでの削り跡を消すために吹いてみました。
案の定がたがたなので、目の細かいヤスリで削って滑らかに整形し、全体をエアブラシを使って肌色で塗ります。
服と髪の毛はラッカーで筆塗りします。普通の兵士のフィギュアならモジュレーションというか、暗い部分を塗ってから明るい色を乗せていくのですが、女の子なのでマットにベタッと塗ってしまいます。
服は日本兵なのでカーキ色を塗りますが、薄めてしまうと服の皺の間にたまってムラになってしまうため、瓶ナマのをさらに塗料皿に少し放置して、濃くなったものにリターダーを混ぜて塗りました。髪の毛も同様のやり方で、黒髪ロングはブルーブラックで、ショートカットの子はレッドブラウンで塗りました。
Tシャツの柄を、地味に旧軍の四色迷彩にしているのがポイントです(^^)
男性のを流用したために、手が大きすぎるのが問題ですね。次からは気をつけないと…。
仕上げの塗装
細かい部分はエナメルを使います。まずは目から!
白目はいらない?
他の人が1/35フィギュアを作るのを見ていて気がついたのは、目のくぼみを白く塗って、真ん中に黒目を塗って、「泥人形みたいだ~」と嘆いている人が多いことです。だけど実際人間の目は黒い部分ばかりなんですよね。白目の部分が多いと沢野ひとしの挿絵のようなワニ目になっちゃう。特に女の子の絵って黒目の脇にちらっと白い部分があるぐらいになっています。と、いうわけで、いきなり黒目から書き込むことにします。
唇と頬にうすくピンクを乗せて、なんとか完成!
戦車に乗せてみた
「ヒノデハヤマガタ!」
あとはデカールを貼って、さらに細部をいじってみようかな。なおこの記事の更新は、都合によりずっと後になる予定ですw はてさてどうなるか! 緊張するな~。
*1:第1回の時も同様のレギュレーションでしたが、フィギュア搭載はOKっぽかったみたいですね