なぜ急にパリだのローマだの言い出したのか
というのも、来年あたりドイツに行こうと思ってるんですよ。
ヨーロッパとはいえ最近はツアーも10万円台で行けるので、かなりお手軽になってきている。新婚旅行でニューカレドニアに行ったときのように、航空券とホテルだけ手配してもらえればあとは自分たちで楽しめるし、準備期間がいっぱいあるから去年の韓国のときのように、全部自分で手配してしまってもいい。
旅の前半はミュンヘンに滞在するつもりだったんだけど、意外とこの街が他の街との距離が遠い。だから、他の街(たとえばベルリンとか)に行こうとすると移動に何時間もかかってしまい、ツアーで行くと同じになってしまう。
1日はフュッセンに泊まってノイシュバンシュタイン城を見るとしても、ミュンヘンで3日も4日も過ごしていてはさすがに飽きてしまうだろう。どうしようかな〜と思いながら調べていたら、シティ・ナイト・ラインという寝台列車があることが分かった。寝ている間に移動できるとは!
この大発見に小躍りし、ミュンヘンとNCLで繋がっているベルリンに行くことに決めて観光スポットをピックアップしはじめた。だけど、ベルリンで見たいものがあんまり見つからない。
まあ壁は見るよね、チェックポイントチャーリーあとは、なんだろう。無いことは無いんだけど、わざわざ行ってまで・・・と考えると二の足を踏んでしまう感じが否めない。
ところが、CNLの時刻表を見てみたら、ドイツ国内だけにとどまらずヨーロッパの広い範囲をカバーしていることが分かって事態が急変。これだったら他の国にも行った方がお得じゃないか! ということになったわけなのです。
シティナイトラインの路線
シティナイトラインの時刻表(PDFファイル)から、ミュンヘン発の路線を抜粋してみる。
終点 | 出発 | 到着 |
---|---|---|
アムステルダム | 22:44 | 08:59 |
パリ | 22:44 | 09:30 |
ベルリン | 22:30 | 08:11 |
ハンブルグ | 22:26 | 08:09 |
コペンハーゲン | 19:00 | 09:59 |
ローマ | 21:03 | 09:05 |
ベネチア | 21:03 | 06:38 |
こうやって並べるとよりどりみどりでむしろ迷ってしまう。ちなみに、出発時間が同じ列車は途中まで一緒に運行するタイプなので、油断して食堂車に長居したりすると全然違う国についてしまうことがあるので注意が必要とのこと。
イタリアかフランスか
迷うといってもデンマークやオランダは上級者向けだと思うので、選択肢としてはパリ、ベネチア、ローマの三拓となるのは当然の帰結であるんだけど、どの街も世界に名だたる観光都市なので非常に決めがたい。個人旅行のデメリットは”自由”なことなんだと思ってしまうくらい難しい。
パリはなんといってもベタに見どころが多い。エッフェル塔に凱旋門。たぶん、ルーブル美術館だけで一日つぶせる自信がある。
でもローマだってバチカン市国という宝の山を隠し持っているし、アンデルセン神父も手ぐすね引いて待っている(違
あんまり突き詰めて考えると「ドイツをやめてローマとパリでいいじゃん!」と本末転倒になりそうなのが恐いので、いざとなったらサイコロでも転がして決めようと思う。