恋はミステリー

いきなりのタイトルで悪いけど、本当にそういう感想しか思いつかないのです。

スペース


Amazonで勧められ何気なく手にとって読んでみたら大正解。こういう本に出会えると(おおげさだけど)生きていて良かったと思える。登場人物たちが知らぬ間に交差し、影響を与え合い、そして離れていく。良くできたミステリを読み終わると。手元にある本がまるで一枚の編み物だったように思える。

本編はスペース/バックスペースの前後編からなっていて、前編が謎かけ、後編が謎解きになっている。行きて戻りするふたつのストーリーの中で、二人の少女の恋模様が静かに紡がれていく。いいなあ・・・。
実はシリーズの3作目だったりするんだけど、全く関係なくおもしろかった。ネタバレ要素はふんだんにあるけど気にしないことにする。今度は1作目の『ななつぼし』を読まなくては。

はてな年間100冊読書クラブ 195/229)
 

渋滞学

ちょうど札幌行きの直前に読んでいたので、道中に本で得た知識を生かせて良かった。

赤信号から青信号に変わった時、自動車は1.5秒に1台ずつ発進する。自分が先頭から4台目にいたら6秒後にアクセルを踏めばちょうど良く前に進める。
ラーメン屋に行ったら10人並んでいた。1分後に自分の後ろに客が並んだ。ここから逆算して10分後に入店できると考える発想が面白い。
 
自分は長距離を走るとき、車間距離をめいっぱいあけて走る方なので、渋滞解消に少しは貢献しているのかな。
 
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