シムシティの遊び方

シムシティ ソサエティーズを楽しみにしていたのだけど、レビューを聞くとかなりダメゲーらしいので物置からシムシティ4 デラックスを引っ張り出して遊んでいる。結構昔のソフトなのに相当面白い。
 
普通に攻略すると毎回碁盤の目のような街になってつまらないので、最近はあえて山の斜面に街を作ったりと、自然な町並みを作って楽しむ方に力を入れるようになった。そうなるとますますエスカレートして、実在の街をシミュレートしたくなってきた。調べているうちに実際の地図データからマップを生成する方法が分かったのでまとめてみよう。
 

地図データを拾ってくる

国土地理院のホームページ(http://sdf.gsi.go.jp/search.html)から、作りたい地方の地図データをダウンロードする。
 

地図データをBMPに変換する

2chのシムシティスレ(http://game13.2ch.net/test/read.cgi/game/1176205501/80)に置いてあったツールを使って、数値地図BMPに変換する。

80 名前:41 投稿日:2007/05/16(水) 00:24:52 id:v0ZiNhiJ
数値地図bmp化ツール
プログラム初心者につき、使い勝手最悪&バグっても責任回避です。

ttp://up.fun-it.com/upload/src/up0169.txt

拡張子をtxt→exeに変えてください。(exeファイルはうpできなかったため)
DLしたexeファイルと同じフォルダ内にdataフォルダを作り、その下に、
ttp://sdf.gsi.go.jp/search.htmlからダウンロードしてきたlzhを解凍したフォルダを置いてください。
(解凍したフォルダの中にいろいろファイルがありますが、
 必要なファイルは00000.slm 00000MH.sal 00000MH.slpだけです。
 要らないファイルは消す必要は無いです。)

    • xxx.exe

|- data  ----  00000 ---- 00000.slm
        |         |---00000MH.sal
        |          --00000MH.slp
        ---  00001 ---- 00001.slm
                 |--- …
exeを実行し、案内に従ってください。

説明どおりにup0169.exeを動かすと、次のような画像データが生成される。

これで函館市全域の地図が完成。
 

画像をトリミング&グレイスケール化

これだと広すぎて山ばかりなので、IrfanViewというソフトを使って市街地だけを取り出すと良い。シムシティ4この地図を読み込ませるにはグレイスケールに変換する必要があるが、それもIrfanViewで可能。サイズは縦横ともに、64の倍数+1にする。今回は641×513のサイズで作成した。

こんな感じで、函館山近辺だけのマップが出来上がった。
 

マップの分割

いよいよシムシティ4を起動させる。地域メニューから「新しい地域の作成」を選んで作りたい地域の名前を入力する。今回は当然「hakodate」とした。
一面緑の新マップができたらシムシティ4を終了させる。
 
「\My Documents\SimCity 4\Regions」の下に、地域名ごとにフォルダがあるので、今回作成した「hakodate」を開き、config.bmpWindowsのペイントで開く。すると、こんな感じの画像が出てくる。

赤が小マップ(1×1)緑が中マップ(2×2)青が大マップ(4×4)となっている。鉛筆ツールを使ってこれを好みの大きさに編集する。
先ほど地図画像のサイズを64の倍数にトリミングしたが、その倍数がピクセルの数になる。今回は{(64×10)+1}×{(64×)+1}なので、10ピクセル×8ピクセルでマップの色分けを行う。
 

マップのインポート

もう一度シムシティ4を起動し、先ほど作成した新しい地域「hakodate」を開く。ここでShift+Ctrl+Alt+Rを押すと画像をインポートするための謎のウィンドウが開く。
画像を選んでも何も反応が無い場合は、グレースケールに出来ていない。サイズが間違っている場合はダイアログが出て警告される。
インポートが始まると完成まで10分から20分くらいかかる。じっと我慢の子だ。
 

マップ完成

函館市の完成!ヽ(=´Д`=)ノ

グーグルマップと比べると、ほぼ完璧に再現できているのが分かる。

拡大地図を表示
 
細かい点は実際のゲームの中で修正していけば良いが、発電所をどこに置くかとか、JRと市電の区別をどうするかとか、まだまだ考える余地はいっぱいある。2〜3ヶ月はこれで遊べるのではないか。じっくり手をかけていきたい。