パソコン分解

 4年間使っているDynabook G5/X16PMEのファンの音がうるさくなってきたので新品と交換することにしました。そこまで分解するならと、ついでにCPUもクロック数の高いものを購入。今日は分解から取り付けまでの手順をレポートします。
 

準備

 中も掃除したかったので、エアダスターのほかにアルコールと脱脂綿、綿棒も用意しました。今回は用意していなかったのですが、耐熱テープと放熱用のグリスも買っておいたほうがいいと思います。
 まずは電源ケーブルとバッテリーを外して分解に入ります。
 

表面

 電源スイッチのあるパネルを爪ではがし、キーボードを取り外します。キーボードはフラットケーブルで本体と繋がっているので切らないように注意。両端を爪で持ち上げてからそっと引き上げます。

 銀色のケーブルカバーを外すと細かいケーブルやコネクタがあるので全部外します。ケーブルを挟まないようにディスプレイを閉じて裏返しましょう。
 

裏側

 HDDを外し、目に見えるネジを全部外します。LANコネクタ裏側のネジが見落としやすいので注意。その後光学ドライブを取り外します。

 外し終わったら本体分離。前面から爪を使ってペキペキとはがします。
 

内側

 ひとまずアルコールをつけた脱脂綿や綿棒でほこりを除去しました。

 右下にあるのがファンとヒートシンク、そしてその下にCPUが鎮座しています。ファンを取り外すにはグラフィックボードも取り外し、その下のネジを取り外すことが必要です。電源ケーブルがテープでとめてあるのですが、ほこりまみれで粘着力が弱っているので注意。新品のテープがあった方がいいんでしょうけど、とりあえずセロテープで代用しちゃいました。ヒートシンクを押さえている金具の向きに注意。爪がついているほうが奥になります。

 ファンを取り外すとCPUが現れます。下の−(マイナス)部分を左に回してロックを解くと取り外せます。
 

装着


これが新品のファン。チチブ電機で6,300円でした。

 そしてこれがCPU。1.6GHzから2.2GHzへとパワーアップ! ヤフオクで8,500円也
 
 古いCPUから爪楊枝でグリスを取って、新しいのにぬったくりました。でも固い・・・。やっぱり新品を買ったほうがいいと思います。
 あとは元通りに組みなおして完成! のはずが、ネジが一本余ってしまいました(泣)どこかでBネジを入れるべきところにFネジを突っ込んだようです。ま、大勢にい影響は無いからいいや。グリスを塗りなおす時にチェックしよう。
 

完成!

 電源オン、画面が変わるまでどきどきです。そして、

 見事完成!!! と思ったら、タッチパッドのボタンが動かない&動作確認ランプが点灯しないという問題が発生! 慌ててキーボードを外し、フラットケーブルをちゃんと奥まで挿しなおして直りました。やれやれ。
 

成果

 さて、15,000円も出した成果はどうでしょうか。
 ファンの回転音はずっと静かになりました。前はキュイーンと歯医者のドリルみたいな音で夜中にエンコードをかけていると寝室まで響いてくるぐらいだったのが、換装後はフイーンというような低音の落ち着いた音に変わりました。
 CPUを換えた効果もずばり現れました。ベンチマークの結果は以下の通り。

ベンチマーク結果
 なんとスコアが22,319点から31,637点へ、40%以上もパワーアップしました。頑張って改造した甲斐がありました。クロック数の違いでここまで顕著に差が現れるとは考えられませんが、以前はこのCrystal Markで計測するだけでCPUが高熱になっていたので、そのことが著しくポテンシャルを下げていたのだと思います。
 
 あとは明日グリスを買って塗りなおすのと、ネジの間違ってるのを探せば完成かな。
 あんまりうるさいし、パソコン自体を買いなおそうかと思っていたので低コストでスペックまで上がって大満足です。メモリも底値だって言うから1GBに増やしたい気もするけどどうしようかな〜。まずボーナスもらってみて清算してみないと。当てにしすぎて使いすぎてるふしもあるし。