きちんと吟醸酒

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 お店の人に勧められるがままに買った日本酒だったので、飲んでみてちゃんとおいしかったのでほっとしました。
 「どんなものをお探しで?」って言われて、
 「純米酒の飲みやすいのを」って答えたところ出てきたのがこの天宝でした。
 そんなに知識があるわけじゃないので何でもお勧めなら飲んでやるつもりだったけど、不安なのが『純米吟醸』ってところ。実は自分はこの吟醸が苦手で、飲むと必ず悪酔いをしてしまっているのです。本醸造とかアル添の日本酒もダメだけど純米酒だと問題ないので(これは多分付け香*1というやつに違いない)とにらんでいたのでした。つまり、混ぜ物成分が体に悪さをしているのではないか、と。
 だからお店の人が「純米をさらに削ったのが吟醸ですから」って言っても半信半疑。ただこの場合の方が75%だったのでそのままお買いあげたのですが、25%のは残ったままでした。
 
 飲んでびっくりですよ。今まで飲んだ吟醸酒まるで違う。これまでのが上っ面だけの香りだとするならば、天法はきっかりお酒の一滴一滴まで香りが染み込んでいる感じ。口の中で噛みしめていると「何で米から作ってこんなにフルーティーになるのか!?」と思うくらいです。
 甘口で口の中に甘味が残る感じなので、つまみはさっぱりめが良さげ。冷やすより室温くらいにしたほうがコクが出ておいしく感じられました。
 
 てなわけで付け香と本物の吟醸香を見極められる自分の舌もたいしたもんだと自画自賛しつつ、勧めてくれたお店のセンスが最高でした。産業道路沿いの『地酒の蔵舎』というお店。ヨーカドーからツタヤに向かう坂の手前にあります。次は何をすすめてくれるのか今から楽しみ♪

備忘録

 書きながら思い出したのが『飛露喜』。これの純米吟醸もおいしかったな〜。

*1:日本酒の醸造途中に出た香りの成分を濃縮して、出来上がった日本酒に加えること