私の投資、私に投資。

 今日から商品紹介を始めたセゾン投信が気になります。

カード業界初、セゾンの『オリジナル投資信託
−投信子会社:セゾン投信㈱を通じ、業界最低水準の手数料体系でカード会員などに販売−
商品名 《セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド》 《セゾン資産形成の達人ファンド》
 
セゾン投信

 そこで、今自分がマネックス証券で積み立てしている『トヨタアセット・バンガード海外株式ファンド』と『セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド』を比較してみます。

投資対象

 ともにバンガードのインデックスファンドを投資対象としたファンドオブファンズですが、中身が少し異なっています。まずはトヨタの方。

投資対象 配分率
米国成長株 32.5%
米国割安株 32.5%
欧州株 30%
新興国 5%

 全体的にアメリカに偏った配分。自分はドルブル派なので問題ないけどFXでもUSD/JPY一辺倒なので、どちらかと言えばヨーロッパ・新興国重視の方が嬉しい。それではセゾンの方はどうだろうか。

投資対象 配分率
米国株 24%
欧州株 16%
日本株 6%
新興国 4%
米国債 20%
欧州債権 21%
日本債権 9%

 株と債券が50:50になっているのが大きな特徴です。トヨタアセットより安定重視な戦略がうかがえます。どちらが好みかは買う人によると思う。これは引き分け。
 

費用

 ともに販売手数料は0円ですが、信託報酬はトヨタアセットの1.30%に対してセゾンは0.78%と約半額! 最大リターンはトヨタアセットの方が上を狙えるかもしれないけど、とても倍の手数料を取る程とは思えない。
 バンガードは格安な手数料でインデックスファンドを売ることで有名だったので、いざ投資信託を買うという時に国内で買えるバンガードの商品を探したところ、思ったより信託報酬が高くて困ったものです。そういう意味ではセゾン投信のこの価格は期待通りです。
 

分配金

 セゾンが100%再投資するのに対してトヨタアセットは年1回分配金がある。長期投資をするのにあたっては分配金を完全再投資してもらった方が効率が良い。

積立金額

 通常、毎月積立型は1万円以上1千円単位が基準。三菱UFJ証券でもそうだったし、マネックスでもそう。ところがセゾン投信では5,000円以上からと、ぐっとハードルが低くなっている。こういう工夫は個人投資家に目を向けている感じがして好感が持てます。
 
 このように比較してみるとセゾン投信がいかにも良さそうに見えてきます。マネックス証券にも良いところは多いので今すぐに変えるということはないけれど、『口座開設で○○円プレゼント』みたいなキャンペーンがあったら口座を開設して積み立てを始めてみたい気にはなりました。5,000円くらいなら職場でやってる定期積み立てをやめていつでも乗り換えれるな、とか。