土用のうなぎ

丑の日はあと2日後ですが、日曜日は混雑が予想されるので先取りしてきました。
近頃はうなぎの値段が高いので、ちょっとぜいたくだけどスーパーで買うよりお店で食べる方がお得かもしれません。
 
というわけで図書館裏の天ぷらの高はしへ。
最初にお酒をいただく。突き出しはウナギの骨の焼いたもの。香ばしいのをポリポリやりつつ日本酒をチビチビやっていると、なんとも言えない風情があります。
ウナギが焼きあがるまでに時間がかかるので天ぷらの盛合わせも頼みました。このお店では天つゆのほかにゴマ塩をつけていただきます。普通は抹茶塩だと思うんですが、ゴマ油×ゴマ塩の相乗効果でよそでは味わえない風味を生み出していました。
うまいうまいと食べているといよいよ真打、うな重の登場です。
おもしろいことにたれがかかっていない白焼きの状態のものが乗っかって出てきました。なるほど、この状態で味を楽しんだあとでお好みの配分でウナギにたれをかけると良いという配慮なのでしょう。今まで食べたうな重/うな丼と比べるとあっさりといただけました。脂の乗りも上品に、しっとりと柔らかく焼き上げられていて、たれをつけない状態でも焼き目の香ばしさを味付けに十分おいしくいただけます。
濃厚なたれは主にご飯にかけて。もちろんたれにもしっかりとウナギの味がしみ込んでいて、たれかけご飯だけでも三杯はいけそうな雰囲気です。
しかし山椒ってやつはウナギのために存在するような調味料ですね。
 
値段は高かったけど応分においしかった。ウナギは日本人が一番好きな食べ物ということを聞いたことがありますが、自分にとってもそれはあてはまる気がします。ウナギ・てんぷら・寿司、これが日本のベスト3ではないかと。
それから最近は好んで日本酒を飲むようになりましたね。天ぷらに日本酒は至高の組み合わせです。以前は甘ったるいと敬遠していましたが、自分でどぶろくを作るようになってから日本酒に興味を持つようになりましたし、おいしい日本酒があることも、選び方も少しわかってきました。単に年を取ってこういうのが性に合ってきただけかも知れませんが、いいことだと思っています。