今日はorz祭り

正直ほっとしたけどね

W-ZERO3」ハイスペックバージョンが登場

1.製品特長と主な仕様
W-ZERO3」(WS004SH)は以下の機能が向上し、より使いやすく、さらに便利になります。
(1)本体メモリの増強
従来の容量の倍となる256MBフラッシュメモリを搭載、ユーザーエリア約197MBを実現。
これにより、より多くのアプリケーションやデータを保存できるようになります。

(2)電子辞書機能の搭載
三省堂電子辞書「エクシード英和辞典」「エクシード和英辞典」「デイリーコンサイス国語辞典」および「英文ビジネスレター辞典」も収録したソフトウェア「DicLand」をプリインストール。
http://www.willcom-inc.com/ja/corporate/press/2006/06/06/

W-ZERO3の新機種が発表されるという噂だったけど、完全に肩透かしに終わる結果になった。
ワークエリアが2倍だったらまだしも、記憶容量はminiSDカードでいくらでも増やせるので無意味。辞書は「AirDictionary」さえあればいらないし、これで+5,000円は高いよね*1。とはいえ、この程度のバージョンアップで終わって正直ほっとしている。
発売直後に買って丸半年遊びつくしたとはいえ、同じ値段でW-ZERO3を凌駕する機体が登場してしまったらさみしい。夏モデルは芝ポンと、W-SIMを使ったフツーのケータイくらいでとどめてほしいッス。冬にW-ZERO4的なのが出たら、多分買わない(買えない)けどあきらめもつくというもので。
でも新色はちょっといいね。ガンメタも白も、前回のピンク(笑)に比べたらダントツにいい。「Intel Inside」のロゴもうらやましい。

W-ZERO3の販売台数は15万台

こちらはImpress ケータイWacthの記事

あわせて、W-ZERO3向けにソニーの「ロケーションフリー」用クライアントソフトが今夏にも提供されるという。具体的な提供スケジュールは未定だが、ACCESS製ソフトウェアをベースにし、「WS003SH」でも利用できるという。現時点では有料になるかどうかは未定。テレビ番組を録画するベースステーションの設置が必須となり、それを高速通信網経由でW-ZERO3で受信する形になるが、今回の説明会会場では、無線LANでのデモンストレーションが披露されていた。

ロケフリは素直に歓迎。ベースステーションがどこまで使えるか(自宅のAV機器の操作など)は気になるけれど、W-ZERO3を人に見せると「それテレビ見れるの?」と聞かれることが多いので、ちょっとチャレンジしてみたい。ワンセグは無理にしろ、PHS接続で自宅で録画した番組を見れたらそれはもう超絶的にユビキタスだと思うのだがどうか。

 WS004SHのプレゼンテーションを行なった土橋氏は、「昨年のWS003SH発表会では、10万台の販売を目標にするとしていた。その後、発売を迎え、予約にも行列ができるなど話題になったが、半年足らずで販売台数15万台を達成できた。携帯電話とパソコンの中間にある市場は、ますます大きくなっていると見られるが、今後、当社がその中でどの程度のシェアを占められるか。他のキャリアもスマートフォン市場には注目していると聞いているが、マーケット規模が大きくなることは歓迎したい」と述べた。

 土橋氏は、W-ZERO3ユーザーの利用動向も紹介。それによれば月間の平均通話時間は105分、データ通信量は64MBになるという。1月末までにインテルと共同調査した結果によれば、W-ZERO3で評価されているポイントは液晶画面、通信機能が50%を超えており、満足度としては、32%が「非常に満足」、57%が「どちらかと言えば満足」としており、顧客満足度の高い端末だという。その一方で、バッテリーやデザイン、メモリ、機能面、ソフトの5点について改善を求める声もあった。
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/29529.html

15万台!!
売れたね〜。なんだかんだ言われても販売的には完全に大成功だよね、きっと。大きなテコ入れがなくても目標の2倍、20万台は固いだろうし、急いで新機種を出す必要もないのかも。頻繁に買い替えできる値段でもないし、対抗馬がいないうちは殿様商売していても問題ないだろうし。でも、今回出てこないのは「もっと完全なものを出さないとまたユーザーを失望させてしまう!」という開発陣からの熱い情熱からだと信じたいですね。じっくりと完成度の高いものを作り上げてほしい。
ユーザーの使い方も予想外で面白い。通話の平均時間が105分とは、自分のように月200円しか話さない人も含めると、かなり通話に使われているのだと想像できる。データ通信量が64MB(50万パケット)とは予想より低いけど、購入層の99%までがパソコンを身近に持っている人だろうから、インターネット接続のすべてを端末で補う必要がないからなのだろう。あとはきっと携帯電話に比べて無駄にコンテンツをダウンロードすることが少ないんだろうね。ソフトもコンテンツもPCから転送するぞ、と。
改善点も納得。やはりバッテリーは"携帯電話として"W-ZERO3を使いたいユーザーにとっては死活問題だろう*2。ソフトとデザインについてはどうでもいいけれど、機能面とメモリについては言いたいことが多い。

発表が終わってみての感想としては、今回無理に出さなくて良かったね、ということ。
一番大事なのはユーザーの期待を裏切らないことだから(今回は裏切ったけど、orz祭りはいつものことだし)、シャープとWillcomには「急いては事をし損じる」みたいなことをしてほしくない。W-ZERO3を買った15万人が思わず買い替えてしまうような、そんな後継機が出てくれることを信じて待っていたいと思います。

*1:辞書ソフトが市価1万円であっても、こういうのは俗に抱き合わせという

*2:そして自分のように外部バッテリー&USB充電ケーブルを持ち運ぶのは少数派なんだろう