8日目
最近看護婦さんからのマークがゆるくなった。ドレーンが抜けて手間がかからなくなったので看護レベルが下がったのであろう。急に構ってもらえなくなるのはさみしいねぇ、などと考えていたら病室の一つが閉鎖され、「面会謝絶」の札がかけられてるのを発見。なるほど、忙しかったのなら仕方ない。よく考えれば自分だけじゃなくて自分のとこの病室にナースが来る回数も減っていたし。
ナースコールのブザーの音と、その直後に響き渡るばたばたした足音を聞きながら就寝した。
そんなクリティカルな人がいっぱいいる方が病院としては自然な姿であるわけで、日がな一日ベッドの上で晴耕雨読ならぬ晴読雨読の毎日を送っている自分がちょっと気まずかったりします。のんべんだらりんぐ。
読書の記録
とはいえ猛読。TVを見ないのでひたすら読む毎日です。
- 作者: 村上龍
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2000/07
- メディア: 単行本
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村上龍はこういうテーマの本を何冊も出しているが、読むことで変革することへの勇気と現状を維持し続けることへの不安が沸いてくるところが好きだ。小説というよりはもはや思想書。フィリップ・マーロウが「強くなければ生きていけない、優しくなければ生きている資格が無い」といったように、村上龍は「賢くなければ生きていけない、行動しなければ生きている資格が無い」と語りかけてくる。
- 作者: 中丸明
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1997/02
- メディア: 単行本
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聖書というのはキリスト教の経典だから一般の人には敬遠されがちだけど、もともとは神話と歴史書を混ぜこぜにした物語、日本でいえば古事記とか日本書紀みたいな本だ。読み物として読んで面白くないわけが無いし、われわれがヤマトタケルノミコトを知るように欧米の人はイエス・キリストを知っているんだと思えば分かりやすい。聖書を手塚治虫のブッダみたいなノリでマンガ化したら面白そうだと思うけどどうなんだろう。あるけど面白くないので無名だったりするのかもしれないけど。
- 作者: ばらスィー
- 出版社/メーカー: メディアワークス
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- 作者: 唐沢なをき
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
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