DDIポケット→ウィルコム
仕事帰りに電気屋へ。狙いは勿論WX310シリーズだ。
こんな地方都市で予約受付開始日にモックがあるはずは無い、と思いつつ向かったのだけど、その予想はいい意味で裏切られた。
WX310K、WX310SA、WX300Kともに全色揃っている。すごい。興奮に打ち震えつつ、一年半前のことを思い出した。
フルブラウザ搭載! 接続料定額! 京ぽん登場の衝撃がネットを駆け巡っていた頃、発売を控えて1週間くらい前だろうか。僕は函館市内にある数少ないポケットショップに向かった。店内はauの機種があふれ、PHSは片隅に追いやられている。しかもほとんどがデータ端末だ。いやな予感を抱えつつ、こう切り出した。
「あの、DDIポケットの新機種が出るらしいんですけど・・・」
「え? いや〜、わかんないですね」
店員の答えにひるみつつ、その端末が来週発売されること、AH-K3001Vという機種で、京セラ製で、いやドコPじゃないんですよ、などと伝えたのだけど、残念ながら満足のいく答えは得られなかった。こんな田舎じゃダメだ、PHSは都会派アイテムだぜ、とか強がって店を出たのだけど、(え!何でいまさらPHS!?)という店員の表情が、僕の心に暗く影を落としていたのだった。
というわけで僕は通販で京ポンを手に入れ、後追いで携帯電話各社がフルブラウザ携帯を投入したところからもPHSが時代の先を行っていたことも証明されたし、首都圏ではドコモを上回る純増数を見せるほどにウィルコムは大きく成長した。それでも相変わらず僕のアドレス帳の070はたった一人だけ*1。ま、ここは田舎だし、自分だけが"ススんでる"のは悪いことじゃないと思っていた。
ところが、なのだ。いつの間にかメジャーになっていたんだ、という驚き。なんだ、こんなメジャーになっていたんだ、という寂しさ。だからといって身の回りで急速に加入者数が増えるわけじゃないんだけど、なんというか"おおおおお"という気持ちがする*2。
そして、走馬灯のように思い出が駆け巡ったわけで。
触ってきた感想はまたの機会ということで。