ラリージャパン観戦記〜10月2日後半〜

サービスパークその後

メジャーな人が出発してしまうと閑散とするのはどこも同じ。次の札内まで3時間くらい間があるのでパーク内を探検することにした。でも朝のうちは売店も食べ物やさんも気合が入ってない。あったかいもの食べたいのに(-_-)
 
寒さにふるえながらプライベーターのブースへ向かうと、ベストカーチーム発見(URL)! 思ったほど人がいないので目立たなくて、竹平さんのヒゲでここがベストカーなのだと判明した次第。あ〜、本誌とペン持って行くんだった。いっつも買ってるのにな〜。メカニックの人が何やらものすごい炎を起こしていたり(料理を作るつもりだったのか?)、ドライバーの山内氏がサービス中に余裕の表情でタバコを吸っていたり、その後右のリアタイヤがなかなか入らなくてちょいキレしていたりと見ごたえがある内容でした。来年も見に来ようっと。

札内スーパーSS

バスで移動して札内SSSへ。幕別駐車場→サービスパーク→札内SSSは全部バスで移動できるので楽。ここでも開場とともにランナーが出現。どんどん奥へ走っていく。でも自分は立ち見じゃなくてスタンド席を持ってるし、そんなに変わらないだろうと午前中に引き続き「ぼくもスバリストですから」という顔をしてさりげなくスバルの応援席に混じってみた。
実際は二つの理由から奥のスタンドの方が見やすかったようだ。一つは高速コーナーがそちらからでないと見えないこと。もう一つは立体交差のジャンプが見やすいこと。死ぬほど走るほどのことではないけれど、例年奥のスタンドの方が見やすいようだ。
スバル団に混ざっていると応援が楽しい。みんな一緒にスバル旗をふってスタンドはもう青一色だ。隣はミツビシの応援席。そっちは赤一色で、なんか応援合戦みたいだ。童心にかえって(?)懸命に青い旗を振る。
レース開始前にはバギーやらオフロードカーがデモ走行をして楽しませてくれる。去年は無かったような気がするんだけど、夜の部だったからだろうか? 去年はこちら札内でナイトレースを観戦したのだけど、スタンドの上は風が強くてものすごく寒かった。

レースは、というと面白いには面白いんだけど、陸別と比べたら観客席とコースとの距離が遠い分迫力は少ない。でもコーナーを土煙を上げて豪快に曲がっていく様子、進入から立ち上がりまでの一連の動きを見れるのはここだけだ。人工的に作られているコースだからラリーの醍醐味が薄いとも言われているけど、自分の目で見るなら全体が一望できるこのようなサーキットがいいと思った。
意外と面白かったのがSUBARUインプレッサとSUZUKIスイフトの戦い。四輪駆動&ターボのインプレッサが当然勝つんだけど、かなりいいレースをしていた。さすがJWRCのトップドライバー。マシンの差だけじゃないのだね。

セレモニアルフィニッシュ・・・のはずが

ベストカー号を見終わった辺りで札内を出て、再びサービスパークへ。朝と違って売店も各コンストラクターのブースも大盛況。一通り冷やかした後、ペター・ソルベルグラリージャパンに連覇を祝うべくスバルのブースへ急ぐ。と、そこに速報メールが届いた。

LEG3 SS25 17.04km
SS22の再走ステージ。
P.ソルベルグはスタートから1km地点でコース中央に現れた石にステアリングアームをヒットしコース上でストップ、リタイヤとなった。
C.アトキンソンは+2.8秒の3番手タイム。
ステージベストはM.グロンホルムがマーク。

なにをー! とりあえず厳かにプジョーへと移動w その後ソルベルグがリタイアした旨のアナウンスが流れると、会場全体から悲嘆の声が。残念だけど、何が起こるかわからないのがラリーの醍醐味というものです。
マーカス二勝目おめでとう! ファンサービスをする時間も余裕も無かったみたいだったけど、総合優勝を決めたシトロエンの監督がプジョーのニコラ監督と抱き合って勝利を喜び合うシーンは感動でした。来年も来るんだぞー。

さ、表彰式を見ようかな、と思って驚いた。"見る"ことすらできない。表彰台の近くは高い壁に囲まれているし、ウィニングロードはずーっと人だかりが。そんなに遠いところから見たって仕方ない、テレビで見ようと、諦めて帰路についた。
早く帰った方が渋滞に巻き込まれないだろうと思ったんだけど、最終日はそうでもないらしい。スムーズに札幌まで戻れました。途中なんども眠くなり、結構危なかったかも。コーヒーと栄養ドリンクをがぶ飲み。輪厚のS.Aで小休止をとったり。疲れたらすぐ休むのが一番だね。