読書

窓の外と中

仕事中、外が暗くなったと思って窓の外を見たら、人と目が合った。窓拭きの人だった。驚いた。 こちらがじっと見ていても彼らは淡々と窓拭きを済ませていく。ブラシで窓をぬらして、ワイパーで水をふき取り、ワックスをかけて終わり。こちらが見ているのが分…

在庫一掃処分

『よつばと』読んで感動したので「これは買いだな」と思ったんだけど、本棚に全然スペースがないのでもう読まないと思われる本をだだだっと処分した。 処分したといってもAmazonマーケットプレイスに出すだけなので"本棚の肥やし"が"在庫"へと変わるだけなん…

閉ざす力

”殺しのライセンス”ならぬ”表現のライセンス”を発行すべきだ! 封印作品の謎 封印作品の謎―ウルトラセブンからブラック・ジャックまで (だいわ文庫)作者: 安藤健二出版社/メーカー: 大和書房発売日: 2007/05メディア: 文庫購入: 14人 クリック: 109回この商…

アニメも見とけば良かった

狼と香辛料 (2) (電撃文庫)作者: 支倉凍砂,文倉十出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス発売日: 2006/06/10メディア: 文庫購入: 8人 クリック: 117回この商品を含むブログ (394件) を見る1作目に引き続き面白い。 騙し騙され、商人同士の駆…

軸の違いが大違い

400kmぐらい、車だったらすぐなんだけど。 [rakuten:book:11563698:detail] XY軸がZ軸に変わっただけで大変さが大違いだ。ドリームジャンボが10回あたっても行けるか行けないかぐらいだもんな。重力の呪縛とはげに恐ろしいものよ。 というわけで本書…

こういう老後を送りたい

先週の土日はTUTAYAで借りてきたレンタルコミックに埋もれて終わった。30冊借りるとすごく安くなるからと頑張ったけど、ちょっと敬遠していた本にも手を出せて良かった。それと、レンタルコミックは古本を買うよりも、ちゃんと権利者にお金が行くのが良いね…

一緒に考え、一緒に前に進む

ひさびさに硬派なSFを読んだ。 私と月につきあって 私と月につきあって―ロケットガール〈3〉 (富士見ファンタジア文庫)作者: 野尻抱介,むっちりむうにぃ出版社/メーカー: 富士見書房発売日: 2007/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 28回この商品を含むブ…

メーデーにふさわしい本

2巻からぐっとおもしろくなるのでまとめ読み推奨。レッド(1) (KCデラックス イブニング)作者: 山本直樹出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/09/21メディア: コミック購入: 15人 クリック: 221回この商品を含むブログ (168件) を見るあさま山荘事件を中心に…

女神のガイドライン

狼と香辛料 狼と香辛料 (電撃文庫)作者: 支倉凍砂,文倉十出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2006/02メディア: 文庫購入: 18人 クリック: 471回この商品を含むブログ (745件) を見る扉絵を見て分かる通りヒロインは狼娘。しかもただの狼じゃなくて豊…

死を見つめる

悼む人 悼む人作者: 天童荒太出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2008/11/30メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 104回この商品を含むブログ (169件) を見る前回の直木賞受賞作。これは文句無く面白かった。 日本中の亡くなった人のもとを訪ね歩く静人という…

やたら似てる

ダイエーで『聖おにいさん』の3巻を買って帰る途中、SK-IIのポスターを見てピンと来た。 うん、間違いなく小雪はブッダに似てる。実写化のときは ブッダ役:小雪 イエス役:ジョニー・デップ で決まりだな。 バナナは皮を食う バナナは皮を食う―暮しの手帖 …

目標達成ならず

今年の100冊読書は失敗に終わりました。今回の分を入れて79冊で終了。夏から秋にかけてちょっと中断してたから難しかった。ただ本を読むのにも100冊ともなると生半可な気持ちじゃいけないね。 晴れた空にくじら 2 戦空の魔女 晴れた空にくじら 2 戦空の魔女 …

濃い味に慣れた

桜庭一樹が(一般人と)入籍したそうな。ファミリーポートレイトを読んだときからそのような予感はしていたが・・・。自分の読み方が正しかったという確信を得たけど、ちょいとした寂しさもあったりするのです。相手は教師かな・・・? ツレがウツになりまし…

系譜を読み解く

ここのところゲームに押されているが、負けじと本を読んでいきたい。 きのうの世界 きのうの世界作者: 恩田陸出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/09/04メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 23回この商品を含むブログ (118件) を見るおもしろかった・・・…

嘘を紡ぐ者たち

村上春樹の『壁と卵』の話はすごかった。 作品の中で常に体制や、世の中の大きな流れに疑問を持つように訴えかけてきたけれど、その姿勢を読者に呼びかけるだけの覚悟を持って生きてきたことが証明されたように感じて、スピーチを読み終わった後しばらくは、…

今日はマンガから

ヌイグルメン! ヌイグルメン!(1) (KCデラックス)作者: 唐沢なをき出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/01/26メディア: コミック購入: 5人 クリック: 27回この商品を含むブログ (25件) を見る連載開始から注目していたけど、この連載には唐沢なをきの本気が…

だいぶ楽

タミフルすげーなー。もうほとんど平気だ。立って歩くとフラフラするけど、家にいる分には常人と変わらない。この調子で仕事に行っちゃったりするとちょいとした感染列島なんだろうな。それはそれでやってみたいような気もするのだが・・・。 カラスの親指 …

本を読むしかすることがない

寝ていると余計に具合が悪くなるので、居間でタオルケットにくるまってひたすらに本を読む。寝たり読んだり寝たり読んだり。 利休にたずねよ どんなノベライズ?利休にたずねよ作者: 山本兼一出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2008/10/25メディア: ハード…

直木賞は『悼む人』『利休に聞け』

予想はおお外れ〜。 山本兼一はこの前『千両花嫁』でノミネートしていた*1けど、直近でノミネートしてた人に受賞させる例が多いよね。直木賞でいえば、 井上荒野(『ベーコン』→『切羽へ』で受賞) 桜庭一樹(『赤朽葉家の伝説』→『私の男』で受賞) 芥川賞…

訂正します。夏期限定トロピカルパフェ事件は本格派ミステリでした。

直木賞候補作が発表になったけど、どれもまだ読んでない・・・。 個人的には恩田陸にとってもらいたいな。ファンなので。でもそうなると6人連続女性作家が受賞ってことになるのか。対抗は道尾秀介ってことで予想してみる。 出張の移動中に何冊か読めたらいい…

滂沱

正月休みに向けてどっさりと本を仕入れてきた。Let's猛読! 将棋の子 タイムリーな一冊。将棋の子 (講談社文庫)作者: 大崎善生出版社/メーカー: 講談社発売日: 2003/05/15メディア: 文庫購入: 18人 クリック: 90回この商品を含むブログ (87件) を見る竜王戦…

読書再開 春季限定いちごタルト事件ほか

一身上の都合により読書を控えてたんだけど、飽きたので再開。 春季限定いちごタルト事件 正当派ジュブナイル。春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)作者:米澤 穂信発売日: 2004/12/18メディア: 文庫恋人でも友達でもなく「共生」している小鳩君と小佐内…

寂しさを手元において

ファン向けの読み物だろうと軽く手にとったのだけど、桜庭一樹 ~物語る少女と野獣~作者: 桜庭一樹出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング発売日: 2008/08/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 37回この商品を含むブログ (35件) を見る桜庭一樹の「…

民主主義の無意味さ

もっかい征服しなきゃ無理でしょ。アフリカ・レポート―壊れる国、生きる人々 (岩波新書)作者: 松本仁一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2008/08/20メディア: 新書購入: 25人 クリック: 149回この商品を含むブログ (78件) を見る白人支配から逃れ、黒人によ…

ダイジェストでお送りします

スナック感覚に死の淵へご案内。ラストシーン―夢を追いかけ散っていった冒険者たちの物語作者: 小林誠子出版社/メーカー: バジリコ発売日: 2007/11/30メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (4件) を見る冒険によって命を散らせた人…

縦に読み解く

タイトルと表紙にだまさるな!東大入試 至高の国語「第二問」 (朝日選書)作者: 竹内康浩出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2008/08/08メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 64回この商品を含むブログ (17件) を見る一つの大学の入学試験問題が、一つのテ…

好きになること。愛すること。

気軽に手にとった本に、自分の足元を揺さぶられてしまった。草食系男子の恋愛学作者: 森岡正博出版社/メーカー: メディアファクトリー発売日: 2008/07/16メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 106人 クリック: 2,311回この商品を含むブログ (121件) を見る…

ペースダウン

本を読む量が減っている。まずいな〜。別冊 図書館戦争〈2〉作者: 有川浩出版社/メーカー: アスキーメディアワークス発売日: 2008/08メディア: 単行本購入: 7人 クリック: 52回この商品を含むブログ (209件) を見る図書館戦争シリーズの締めとなる作品。別冊…

迷走

伊坂の新作だから期待して読み始めたけど、びみょ〜。ゴールデンスランバーはネ申だったのに。モダンタイムス (Morning NOVELS)作者: 伊坂幸太郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/10/15メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 134回この商品を含むブログ (…

主人公いらず

容疑者Xの献身作者: 東野圭吾出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2005/08/25メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 157回この商品を含むブログ (986件) を見るおやつ感覚のミステリ。 読みはじめてすぐ「これだけの事件で一冊引っ張っちゃうの?」と思っていた…