異常巻アンモナイトを見に三笠市へ行ってきた ~がっかり編~
最近はずっと自転車の旅ばかりでこちらのブログに書くことがなかったんだけど、久々に珍しく自転車とは関係のない旅行をしてきた。
前回むかわで恐竜の化石を見てきたんだけど、道央の方は石炭がとれるだけあって化石がめちゃくちゃ発掘されるそうで、その中でも三笠にある博物館には世界でもトップクラスのアンモナイトの展示があるらしい。
というわけで、はやりのGOTOを使って見に行くことにした。
函館を出発して、まずは苫小牧を目指して走り出した。
目的地はイオンモール苫小牧。
函館はイオンモールの出店を拒否してしまったせいで、最寄りのイオンモールまで270kmというイオンモール難民になってしまった。
イオン自体は地元にもあるけども、イオンとモールじゃ専門店街の質が違うのよね。
地場産業を優先するのも大事かもしれないけれど、欲しい商品が売られていなければどっちにしろ市外に出てしまうわけで、単に市民のQOLを下げただけの結果なんじゃないか/余計に市民の市外流出を促進しただけじゃないのか、と思ってしまう。
イオンモールを目指した目的は、その中に入っているモンベルにあった。
サイクリング用にスマートウォッチを買おうと思っていたんだけど、結構高いので実物を見てから決めたかったのだ。
地元にはGARMINを置いてそうな店はないし、三笠に行くついでに現物が見れたらいいな、と思っていた。
イオンモール苫小牧
イオンモール苫小牧についてみると、駐車場から反対側にモンベルがあったので端から端まで延々と歩かされた。
先にフロアマップを見ていたら逆側に停めていたのに……。
ところが10kmくらい歩いてようやくたどり着いたモンベルには、スマートウォッチはProTrekのものしかないのだった。
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スマートウォッチは海外製のほうが高機能低価格なんだけど、まあモンベルは高機能高価格のものしか置かないから仕方ないかもしれない。
目当てのガーミンがなくて再びトボトボと来た道を戻り、イオンのスーパーで飲み物やらを買って出発しようか、となったときに妻が一言
「さっきモンベルで見た帽子、やっぱり買おうかな」
と言った。
この距離を戻るのか……、と思わなくはなかったけど、急ぐ予定もなかったし再びトボトボとモンベルまで舞い戻った。
妻が帽子を買っている間に、隣の店を見るとそこもスポーツ用品店だったので、中に入って覗いてみることにした。
スマートウォッチの扱いこそ無かったけれど、ちょうど良さそうなウェストポーチを見つけたので購入。
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GUのウェストポーチよりもスリムだし防水素材だし、ポケットも多くてかなり機能的。
そんな感じで自分が買い物しているうちに妻も会計を終えて他の店に行ってしまったのでブラブラしていると、またもやスポーツ用品店を発見!
しかも、そこにはGARMINのスマートウォッチが!!!
妻が帽子を買うと言わなければ見つけられなかったので本当にラッキーだった。
欲しいと思っていたのはInstinct。
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心拍数が図れてGPSがついて丈夫でスマートウォッチで、しかもプロトレックの半額の30,000円くらいで買えるから尊い。
機能的にはこれで決まりだったんだけど、実際身につけるものだから実際見てから買うかどうか決めようと思っていたのだ。
家から遠いのでここで買うことはないだろうけど(ひどい)、イオンモールのムラサキスポーツさんは商品ラインナップも豊富で店員さんの対応も丁寧で良かったので、地元の人は使ってあげてね。
それにしても、同じ建物の中に3つもスポーツ用品店があるとは、さすがイオンモールだね。
支笏湖が近いのでアウトドアスポーツが盛んな地域なのかもしれないけどね。
暖中でランチ
イオンモールで思いのほか時間を使ってしまったので、近くで昼ごはんを食べることにした。
検索するとすぐそばに暖中があるとのこと。
昔は良く暖中で中華を食べていたので懐かしくなって行ってみた。
すると、以前の定番メニューだった蟹玉あんかけチャーハンがなくなっているではないか!!!
泣く泣くあんかけ焼きそばを頼んでみるも、うーん、普通かな。
経営母体が変わって省力化が進んでいるのだろうか。
紙のメニューを置かず、QRコードから自席で注文できるシステムなど頑張ってる風ではあるんだけど、老夫婦のお客さんがスマホを持って無くて四苦八苦してたり、あまり上手くいってる感じはなかった。
スマホから見るメニューが味気ないのも微妙。
客が入店すると、水をコップに注いでから席に案内するというシステムも、無駄に待たされているようで変な感じがした。
結局の所、客を案内する→水とメニューを持ってくるという普通のシステムが、いかに洗練されているかということなのかもしれない。
TUTAYA札幌インター店
苫小牧を出て、今回のメイン目的地の一つであるTUTAYA札幌インター店へと向かった。
ここは漫画家の島本和彦先生が店長をやっているという知る人ぞ知る店なんだけど、11月8日で閉店してしまうとのことで記念に行くことにしたのだった。
到着してみると、いかにも普通の古臭い本屋という感じで拍子抜け。
函館蔦屋書店のような洗練されたイメージに引きづられてしまっているので、「これが、TUTAYA……?」と呆然としてしまった。
店の奥の方には漫画家さんの壁に直筆したイラストや、島本店長の特設コーナーがあって、自分たち以外にもこれ目当てで訪れているお客さんもちらほらいたりした。
ただ、店内のラインナップは絶望的で、記念に買うべき本を見つけるのさえ苦労する有様。
これは潰れるよなあ……。
どこにでもある本は、どこででも買えちゃうから、あえてここで買うという選択肢にはならないんだよなあ。
そーゆー意味ではTUTAYAが蔦屋書店にシフトしていくのは正しい経営戦略なのだと感じ入った。
湯の元温泉旅館
三笠市に着いた時点で16時近くになっており、目当ての博物館は17時までしか営業していないので見学は翌日へと後回しにして旅館へと向かった。
今回泊まったことにした湯の元温泉旅館は色々と凄かった。
まずカメムシが凄い。
廊下やら部屋の中やら至るところを這い回っていて、捕獲用のガムテープが完備されている有様。
施設が老朽化していて気密どころか虫の侵入さえもたやすく許してしまうレベルだった。
とりあえず温泉に入りに行くも、実はここの源泉は冷泉なので加温してあり、湯の元温泉というけれどそもそも”湯”の元ではないのではないか、という疑問が。
お風呂は循環ろ過とのことで、内湯はまあまあ良いけれど、露天風呂の塩素臭が厳しい。
内湯のお湯は乳白色なのに露天風呂だと無色透明なので、内湯のお湯を塩素消毒して露天風呂に回しているのかもしれない。
サウナもあるにはあるけれど激狭で、二人入ったら奥の人が出られなくなるレベル。
水風呂なんてあるわけもなく、水瓶にたまった水をかけるのみ(流しっぱなし厳禁)、というのだから相当だ。
温めない鉱泉にそのまま入れるようにすれば面白いのにね。
それと、泊まってみて初めて分かったのだけどこの旅館、知的障害者のグループホームを兼ねているのだった。
そのため夕方には男湯は利用者で混み合い、なかなかカオスな状況となっていた。
ひとりは脱衣所を行ったり来たりしてロッカーの鍵を開けたり閉めたりを繰り返していたり。
もうひとりは裸で脱衣所の中央に立って「女は怖い、女は気持ち悪い」とブツブツと独り言を言っていたり。
そーゆーのを生暖かく見守れる人でなければ利用は厳しいだろうな、と思った。
ただ、夕飯は結構美味しかった。
ローストビーフも悪くなかったし、なんといっても鴨鍋が良かった。
桂沢湖に来たついでに、温泉&鴨鍋で日帰り利用するだけならアリかな。