カール・レイモン祭りその2
レイモン祭りその2ということで、今回はベーコンを焼いてみることにした。
ベーコンが主役の料理というのはなかなかなく、ハンバーグに乗せてみたりポトフの具にしてみたり、どちらかというと「出汁」要因として扱われることが多い。
そうでない場合はベーコンエッグだとか、そのまま焼いて食べるだとか、加工肉界の王ともいえる存在の割に、料理の主役にはなりにくいようだ。
とりあえず厚切りにしてみると、脂の部分が半分を占めていることが分かった。
ソーセージの場合は形が悪いのが規格外製品だったけど、ベーコンの場合は脂身が多すぎるものが弾かれるのかもしれない。
ベーコンを焼くのには牛脂を使った。
スーパーで牛肉を買うたびに少しずつもらってストックしてあり、肉を強くしたい場合に使っている。
牛脂を溶かしてから低温でベーコンをじっくり焼いて、さらに脂分を出していき、ある程度焼き目がついたところで一旦取り出して脂身を切り離す。
残った脂身はポトフの具にしてしまうのだ。
フライパンの方は旨みたっぷりの油がたっぷりなので、アスパラを追加してとベーコンを一緒にさらに炒めていき、アスパラに火が通ったところでチンしておいたブロッコリを混ぜて完成。
これだけだと足らないので一緒に作るポトフの方は、キャベツの芯、ブロッコリの茎などの捨てそうな具材を活用し、あとはにんじんと玉ねぎ、鶏もも肉を加えてじっくり煮込む。
あと、ポトフにかぼちゃを入れると甘みが出て美味い。
かぼちゃは安くて量がある代わりに使い勝手が微妙(醤油で煮るか天ぷらにするしか無い)だと思っていたんだけど、シチューやポトフに入れても美味しいことが分かったので積極的に買っている。
そこにベーコンの脂身と、カレーパウダーとチーズをちょっとだけ入れてコクを出すと食が進む。
健康の秘訣は一日の野菜量をいかに確保するかにかかっていると信じているのだけど、生野菜は冬だと食べづらいし、消化器への負担も大きいので、冬はどうしても鍋物が多くなりがちだ。
ポトフを作ると鍋続きの時に変化をつけられるし、鍋と違って市販の鍋の素を使わない分、塩分量の調整も効くので大変よろしい。
加工肉を食べすすめるためには夕飯が洋食に偏りがちだけど、なるべくヘルシーに野菜をとるためのキーとして使っていきたい。