日本の新型コロナの死者は太平洋戦争並みになる
COVIDー19、通称新型コロナウィルスの感染拡大は今も続いている。
そんな中でよく聞くのは、
「新型コロナなんて致死率は対して高くないんだから『正しく恐れれば大丈夫』だぞ」
という謎理論。
本当に大したことないのか? と思ってちょっと計算してみた。
新型コロナの致死率
2月19日現在の報道によると、新型コロナウィルスによる年代別致死率は、
致死率を年代別にみると、40代以下は0.4%以下で、50代は1.3%と全体より低かったのに対し、60代では3.6%、70代では8%、80代以上は14.8%と高くなっていました。
www3.nhk.or.jp
とのこと。
全体的な致死率は2.3%とのことだけど、若い人は死ににくいけれど高齢者にとっては致命的ということで思ったのは、少子高齢化が進む日本ではこの数字はもっと高くなるんじゃないか、ということ。
アベ首相とその仲間たちの感染拡大政策によって多分日本全体ですでに数千人から数万人は保菌者となっていて、感染予防に詳しいはずの医師や看護師からも発症者が出ていることから感染性はかなり高いものとみられるので、とりあえずざっくりと日本国民全員が罹患するものとしてグラフを作ってみた。
新型コロナの年代別致死率
日本は高齢者の割合が多いため、人口約1億2千万人に対して死者数は383万人で致死率は3%となり、武漢の2.3%より高いことがわかる。
ちなみに太平洋戦争開戦前の日本の人口は約7,300万人で、戦死者は約240万人で3.3%。ほぼほぼ戦争並みの死者が出ることがわかる。
これは感染率が分からないため日本国民全員が罹患したものとして計算したのでこうなったけれど、仮に1918年に流行したスペイン風邪並みに3割の人が感染したとした場合は、日本の死者は128万人になる。
百万人以上の死者が出ても、これで果たして『致死率は大したことない』と言えるのだろうか。
重症化しても大したことないのか?
個人的に思ったのは致死率もそうだけど、重い肺炎や呼吸困難などの重症化が13.8%と非常に高いところ。
これは2009年に流行した新型インフルエンザと比べても格段に高い。
新型インフルエンザの発生動向 厚生労働省新型インフルエンザ対策推進本部
致死率が低いからなんてことないさ、という正常性バイアスに脳が侵されてしまった人はいいかもしれないけれど、個人的には肺炎になるのも嫌だ。