家づくりで参考にした本 〜劇薬編〜

家づくりにあたっていろいろと読んできた本を紹介してきたけれど、ここからは、一般の人は多分読まない方が良いと思われる本。

正直な話、あまりこういうところまで細かく調べて胃をキリキリ傷ませるよりも、ハウスメーカーのいう通りの家を建てた方が気分良く過ごせると思う。

絶対に後悔しないハウスメーカー&工務店選び 22社本音徹底比較!!

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ハウスメーカーの営業は自社のいいところしか言ってこないので、そのカウンターとして覚えておいた方が良い眉につける唾として有用。特に一条工務店なんか野面を晒していると完璧に洗脳されちゃうので、一旦こういうのを読んでリセットしないと致命的だ。冷静になってよそと比較した結果で選ぶならいいと思うけどね。
中身を完全に鵜呑みにするのはよくないけれど、あれほどの大手でもこんな建築ミスをするのか!みたいに現実を直視したり、建築中にこういうところをチェックしようだとか、気構えを作っておくのに良い本ではある。


ホントは防げる欠陥住宅

ホントは防げる欠陥住宅

欠陥住宅」というキーワードからどんどん闇に侵食されていく施主。いやー、やばいよ住宅。結局人間が作るものだからミスはつきものだし、あれだけ大きなものを作るのに、ほんの小さな瑕疵からも建て替えまで発展してしまうことがままあるのだった。怖い。完全にホラー。写真が多くわかりやすいし、対策もしっかり書かれており、これは自分も理論武装していかないと危険だな、と完全にダークサイドに囚われてしまった。挙げ句の果てにライトセーバーならぬマイ打診棒を購入する有様。

土牛 打診棒 レギュラー

土牛 打診棒 レギュラー

基礎が打たれたらこれで叩きにいくぜ〜。


雨漏りトラブル完全解決

雨漏りトラブル完全解決

最大の問題書。家づくりの根本から覆されてしまった。曰く、軒ゼロ住宅は軒あり物件に比べて雨もりのリスクが5倍。そして、屋根の形でいえば片流れが一番危険。しかもこのデータは、日本住宅保証検査機構が出している公式なデータに基づくものだ。

特に北海道の場合、隣地に雪を落とさないために無落雪の屋根が多く、当然軒の出がない直方体に近い構造になる。そうなると雨がじゃんじゃかと外壁を流れることになり、シーリングなどの防水部材の劣化を早め、結果的に雨漏りの危険性が高くなってしまう。

そうなると今まで検討してきたプランってなんなの? ということになってしまう。

やはり日本の四角い家って、30年経ったら使い捨てにして建て替える前提のものなのかもしれない。伝統的な三角屋根の家の方が強い、だからハウスメーカーが進めないのだとしたら……。

スウェーデンハウスがSAKITATEで、20代のうちに建てて70代まで住む人生設計プランを出しているのを見たときはちょっとビビったけれど、いや、多分そっちの方が健全な考え方なんだろうなあ。ああいう風に軒をしっかり出して、伝統的なデザインで作った家は、きちんとメンテナンスすれば普通に50年ぐらい住めるものだということ何だろうな。

これを読んで自分は完全に「軒出し教」に入信してしまった。軒があらずんば家にあらず!