ビアスのプランが出てきた

メジャーなところが一周し、いよいよダークホースのビアスのプランが出てきた。

このビアスという会社、函館ローカルの小さな会社なので評判がほとんど分からない。ただホームページが充実しており、どんな家づくりをしているのか一目でわかりやすいのは非常に良いと思った。

beus.jp

並みの大手HMよりもセンスあふれるデザインで内容も充実していて、「聞いたことがない会社だけど大丈夫かな」という不安感がかなり解消された。

見ると札幌のジョンソンホームズのFCをメインでやっていて、輸入住宅のインターデコハウスや、ローコストのCOZYを多く手掛けている他、自社ブランドでもこの前紹介した柏木の家みたいな自由な発想の家を作っているらしい。

最初は完全に冷やかしのつもりだったので間取りの要望も漠然とした感じで伝えたのに、いきなり一発目でこちらのイメージを上回る完璧な間取りが出てきて、度肝を抜かれてしまった。他所は二度三度話し合ってもいう通りにならないことが多いというのに、なんという共感力だろう。

最初の打ち合わせではまだ土地が決まっていなかったので、改めて土地に合わせたプランを提示していただくようお願いして、居住まいをただして再訪したところ、さらに仰天させられることになった。

f:id:Red-Comet:20181229162221p:plain

この前某ビルダー用に自分が3Dマイホームデザイナーで作ったのと瓜二つじゃないか!

もちろん全く見せてもいないのに、どうしてこんな偶然が起こり得るんだろう。エスパー?

そして形は似ているけれど、実は素材が全然違う。外壁の黒いところはガルバリウムで、そのほかの白い壁はSTOという塗り壁が使われている。

一般的な外壁はサイディング

一般的な建売住宅だと外壁には、窯業系サイディングという素材がもっとも多く使用されている。

f:id:Red-Comet:20181229163404p:plain

だいたいこういう、よくある見た目の家がサイディングで作られている。

サイディングというのはセメントや繊維を混ぜて焼いた軽い板で、14mmの薄いやつはそのまま釘でバンバンと打ち付けていく。長さはだいたい3mなので、横に貼り付けていくと長さが足りなくて2枚3枚と繋げることになるんだけど、そのつなぎ目を埋めるコーキング剤が問題。

シリコンのシーラントを使うのが一般的なんだけど、これが風雨にさらされているうちに劣化するので、10年に一度は張り替える必要があるらしい。で、そのぐらい経つとサイディングもいい加減色あせしているので、塗り直しも含めて100万円から150万円かかってくるというのだ。

STOとは何か

一方、ビアスの外壁は基本的にSTOという塗り壁になる。これが相当ヤバイ代物なのだ。

www.stojapan.com

漆喰をはじめとする塗り壁は、とにかく見た目がカッコいい。スペインなんかの地中海沿いのリゾートでよく見るような雰囲気になる。

f:id:Red-Comet:20181229164208p:plain

漆喰の問題は汚れやすく剥げやすく、定期的にメンテナンスが必要だということ。地中海の人々は嵐が来るたびに自分で塗り直す(だからいつもキレイ)というんだけど、それを日本でやろうと思うとめんどい。

ところがこのSTOという素材は漆喰みたいな見た目なのに「汚れにくい」「ひび割れしにくい」「メンテナンスフリー」という三拍子そろったヤバイ素材なのだ。しかも、世界ナンバーワンの塗材メーカーが作っているから信頼性も抜群だからいうことがない。

www.country-base.com

当然値段は高い。そもそも漆喰などの塗り壁は左官工事となり、職人がコテでペタペタ塗る必要があるため作業代金がかさみ、自動釘打ち機でバンバン打ち込めばいいだけの窯業系サイディングに比べると相当高くなる。

ところがビアスだとこれが標準装備になるからお得だ。多分、同じ素材を使っているインターデコハウスのFCをやっているおかげで安く仕入れられるんでないのかな。

普通の窯業系サイディングは10年後、20年後のメンテナンスで毎回100万円かかるので、STOを使えば200万円得をする計算になる。

お得感が強い

さっきのプランはざっと40坪で2,800万円ということだったけど、安い分、他のメーカーに比べて断熱性能は今一歩劣る感じだった。それでもバージョンアップできる余地はあるし、材質の付加価値が高いのは有利だ。

これで真面目に検討した3社+1社のプランが出揃ったわけだけど、どこも一長一短あって難しい。どれが最善の選択肢なんだろうか。