カレーは豚スネ肉に限る

いろいろ買った調理家電の中でも、低温調理器のANOVAだけはしぶとく定期的に使っている。

食材をジップロックに入れて、あとは放置しているだけで美味しくなっちゃうという手軽さがいいんだろうと思う。

機械はお湯に漬けただけなので洗わなくても乾かすだけでOKだし、とにかく手間がかからない。

豚スネ肉のカレーが美味しい

最近ハマっているのは、安い豚のスネ肉を使ったお手軽カレー。

圧力鍋で煮込んだりしてもなかなかうまくいかないものだけど、ANOVAを使えば簡単にトロトロのカレーができてしまうからすごい。

手順は簡単で、豚のスネ肉はゴロッとしたままのをジップロックに入れて、そこにカレーを作る分量の水を入れる。

さらに、カレーに入れる用の人参と玉葱の皮を剥いてしまって、皮も一緒に加熱してしまうのが美味しく作るコツ。こうすることで野菜の香味成分をスープに溶かしてしまおうという作戦だ。

いわゆるブイヨンを作るのと同じ工程だけど、真空調理機を使うことで「肉を柔らかくする」「野菜の出汁をとる」の2つを同時にやってしまえるのが良い。

加熱時間は最初は83℃で朝まで加熱して、あとは70℃まで下げて出勤し、帰宅した頃にはトロトロに仕上がっている。

寝る前に仕込んで朝まで8時間くらい比較的高温で加熱するのは、スネ肉の中のゼラチン質を溶かしてしまうため。その後は温度を下げて加熱しすぎないようにしてジワジワとエキスを抽出していく。

スネ肉とこの調理法が合うのは、普通の肉だと加熱しすぎるとパサパサになってしまうところ、スネ肉に含まれるコラーゲンが糊の役割を果たして、どれだけ長時間加熱してもトロトロの歯ざわりをキープできるところ。

帰宅したらあとは普通にカレーを作るだけ。

普通に作るのに比べてスネ肉から出たコクと野菜くずから出た香味が利いて、5割増しで美味しい。

チャーシューは難しい

それに比べて難しいのはチャーシューだ。

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一見上手くいったように見えるけど、味が足りなくて残念な出来。つけダレの塩分濃度を計算しないで目分量で作ってしまうと悲しいことになってしまう。次回作るときは肉の重さの1%になるようにつけダレを作ってみよう。