丸駒温泉で貸切露天風呂を堪能してきた

千歳空港で買い物を終えて、来た道を戻って丸駒温泉まで向かう。

湖畔を通っている途中で夕暮れとなり、太陽が山の陰に沈んでいく美しい姿を拝むことが出来た。

困ったときのGoo旅行

丸駒温泉旅館は昔だと船でしか行くことが出来ず、今も電気や水道も引けない(自家発電と湖水のろ過)というレベルの秘湯にもかかわらず、意外と札幌市内からは1時間ぐらいで来れるので人気があり、予約をとるのが大変だった。

じゃらん楽天トラベルなんかの大手旅行サイトは言うに及ばず、空いているのを見つけても二人で5万円を超える特別室しかなくて往生した。

その時ふと、以前にクリスマスに函館市内のホテルに泊まろうと思って見つからなかった時に、Goo旅行で検索して確かdocomoの旅行サイトで予約をしたんだ、ということを思い出して再チャレンジしてみた。

travel.goo.ne.jp

すると運良く阪急交通社に湖水側客室の14580円のプランが残っているのが見つかったので速攻で予約した。

旅行会社ごとに抑えている部屋があり、公式HPでさえ埋まっているように見えて実は隠れ空き部屋があったりするので、旅行会社を横断して検索できるGoo旅行は便利だった。

チェックイン

チェックインしたら温泉まんじゅうを食べてお茶を飲んで一休みして、すぐに温泉へと繰り出した。

丸駒温泉の露天風呂は2箇所あって、内風呂と繋がっているいわゆる普通の露天風呂の他に、脱衣所から長い長い廊下を越えた先にある天然自然露天風呂というものがある。

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支笏湖・温泉・宿泊予約【湖畔の宿 支笏湖 丸駒温泉旅館】公式サイト|温泉紹介|秘湯 全浴槽が純度100%源泉掛け流しの天然温泉!千歳市・温泉宿

ここは温泉が支笏湖と直結していて、湖の水量が多いときには水深160cmになったり、逆に今の時期は50〜60cmぐらいしかないというワイルドな仕様になっている。

冬だったり水量が多い時期は、風呂の下に敷き詰められた砂利の量を調整して、下から染み出してくる温泉の量を変えて温度を適温にするのだとか。

湯温はぬるま湯でちょうどいいんだけど、普通に冬なので、お湯からちょっとでも濡れた肌が出ると超寒いので参った。

岩肌を背にすると染み出したお湯のおかげで多少暖かく、見上げると薄暮の空に、照明で照らされた小雪がはらりはらりと舞い降りて大変風情が良い。しかし寒い。


一方の内湯の露天風呂は湖面を見下ろすような眺めで、絶景ポイントが非常に高い。今の御時世だと露天風呂といっても周囲からの視線を常に気にしなければならないために窮屈な、それこそ壁と屋根で切り取られた空しか見えず、なるほど「露天」というから天が見えていれば事足りるのかと思うこともあるけれど、やはり露天風呂の醍醐味といえば雄大な自然を借景するところであろう。

これまで訪れた温泉の中では、やはり秘湯のほまれ高い銀婚湯や、雪秩父などは相当に雄大な風景を楽しめるので気に入っている。一度しか言ってないけど見市温泉もなかなか良かったなあ。あそこも冬のうちに行っておきたい。
函館市内だとラビスタベイの展望露天風呂がオススメ。啄木亭も風景は悪くないけれど、いかんせん塩素臭が強すぎる。

夕食は普通

一旦お風呂を上がって夕飯の時間になった。

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夕飯は可もなく不可もなし、という具合。とにかく部屋が寒いので、もっと温かい料理が多ければ良いと思った。名物のヒメマス料理がなかったのも残念。

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日本酒は初代佐々木初太郎の名前を冠した「初太郎」というのがあって、たいていこういうのはラベルだけ張り替えた安い酒の場合が多いのだけど、これは小樽の田中酒造が作った純米酒なので買ってみることにした。コスパはそんなに良くないけれど、普通に美味しい。


ちょっと思ったんだけど、御飯と味噌汁はあとから出てくるのが作法なのかもしれないけれど、どうせフロントに電話しないとならないのだったら最初から置いていったほうがよっぽどめんどうがなくて良いと感じた。ドタバタと、何度も入ってこられるのは逆に気を使う。こういうのを、形つくって魂入れず、というのだろう。

これがもうちょっと品のある感じの中居さんならまだしも、ね。

貸切露天風呂

夕飯後は待望の貸切露天風呂。

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内風呂も良いんだけど、誰にも気兼ねなく自由に楽しめるのが貸し切りの魅力。

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宿泊費+貸切露天風呂の料金を足したのが丸駒温泉の本当の料金だと思っている。

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文明の明かりがあんなにも遠い。