香港旅行2018その9 ~Your eyes only~

旅行に行ったときに一番気をつけなければならないのが「何を食べるか」ということ。せっかくの旅先だからと美味しいものを食べようとして身構えていると、うっかりして食べ時を逃して腹をすかして不機嫌になったりする。そういうわけで、きっかりと下調べをして朝から美味しいものを食べておくのは旅の基本でもある。

というわけで、腹がいっぱいなら戦ができる。早速二日目のハイライトに向けて出発した。

2階建て電車でGO!

中環から次の目的地である太古まで、路面電車で行くことにした。運良く2階建ての一番前の席を確保できたので、心地よい朝の日差しに包まれてウトウトしたり周囲の景色を眺めたり、かなりのんびりとできて良かった。

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乗客が多いからといって2両にするんじゃなく、2階建てにする発想が香港らしくて面白い。

vimeo.com

向かいの車両とすれ違うときはかなりギリギリ。

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鏡張りのビルが立ち並ぶ香港は、これまで訪れたどの首都よりも都会っぽい。

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かといって路地に目をやるといかにもなアジアン。

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そして「優の良品」。

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なぜ中国の人は日本語の「の」が好きなんだろう。

益昌大廈

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わざわざ路面電車に乗ってまで向かった先は、最近有名になったモンスターマンション。写真撮影は禁止されていると聞いていたんだけど、迷惑をかけないように静かに見るだけならいいじゃん。おとなしさには定評があるよ、と勝手に思って向かったのですが、なるほど確かに周囲を高層マンションに囲まれて、すっぽりと空いた空間は見ごたえがあります。情報量の多さに押しつぶされそう。

だけど欧米のインスタグラマーたちがデカいカメラを持ってモデル気取りでばしゃばしゃ写真を撮りまくっているわ、角度をつけるために貯水槽の上によじ登るわ、あげくのはてにスカートをひらひらさせてみたりとやりたい放題で、これは規制されるわと思ったと同時に、規制とはなんだ、と思ってしまった。

そういうヤカラに比べたら、日本人的な控えめさを持って、プライバシーに気を使いつつ静かに見るだけならいいんでないかな~。

ザ・ピーク

この後はキャット・ストリートで買い物をしたりして、夜になってから山に登って夜景を見る予定だったんだけど、台風が近づいているから先に山に登ったほうがいいというので言うとおりにしてみた。

山の登り方は何種類かあるんだけど、ピーク・トラムなるケーブルカーは山麓駅までの距離も結構あるので、中環駅から出ている山頂行きのバスに乗ってみた。

2階建てバスなので前の日に乗ったミニバスよりは運転が荒くないはずなんだけど、うねうねと続く山道を結構なスピードで登っていくので、2階に乗ったら酔うかもしれない。

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山頂からの眺めは結構良い。有料の展望台に行かなくても見下ろすことは可能だけど、そうなると香港島の反対側が見られないので、ここは痛み分けということにしたい。

こちらは香港島の裏側の風景。

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こっちの方に足を伸ばすとパンダに餌付けできる動物園があったりするらしい。

有料展望台の下にある昔の展望台からの長めはこんな感じ。

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100万ドルの夜景はまあ、Google画像検索で見よう。

帰りのピーク・トラムはすごい行列になっていたけど、意外と一両にたくさん乗れるらしく、三重ぐらいに折り曲がっていた人の群れがあっという間になくなったので、あまり気にせず並んでも大丈夫。

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ただこのピーク・トラム、ロープウェイみたいなものを想像していたらものすごい速さで下までたどり着くし、外の景色もほとんど見られないので、単なる移動手段として考えたほうがいいかも。バスとトラム、両方使ってみるのをおすすめしたい。