香港旅行2018その２ ～到着～
香港に到着して飛行機を降りて、まだ夜明け前だというのにムワッとした熱気に包まれて「自分が南国に来たんだ」ということを実感した。香港には南国のイメージは全然ないんだけど、実は沖縄よりも台湾よりもさらに南にあるのだった。
入国審査はさくっと終えて、いよいよ香港の地に降り立った。市内へはまずはエアポート・エクスプレスで九龍駅まで向かうのが得策だと聞いていたんだけど、始発が５時５０分というので１時間近く待たされることになってしまった。２４時間運行しているものだと思っていたぜ……。
あとで調べたら（調べざるを得ない状況に陥った結果）、A21またはN21のバスは24時間運行しているらしい。深夜便で到着するならそれでも良かったかな。
とりあえずマンゴージュースなどを買って５時半になり、券売機が動き出した。そこで取り扱っていたのは三種類で、エアポート・エクスプレスの片道チケットと、エキスプレス片道＋MTR３日間乗り放題チケット、そして普通のオクトパスカード。
老人が「長者」、子供が「小童」なのがちょっと面白い。黙れ小輪っ！
最初はエキスプレス往復＋乗り放題チケットを買おうと思っていたんだけど、見当たらなかったので片道分のチケットとオクトパスカードの２枚を購入。結果的に、オクトパスカードはめちゃくちゃ使い勝手が良かったのでこれが正解だった。
オクトパスカードはかなり使える
自販機やMRTだけでなく、コンビニでの支払いや香港島に渡るスターフェリーの運賃も払えるなど、香港でのオクトパスカードの使い勝手は相当なものだった。中国ではやっているアリペイやWeChatPayが全然流行っていない理由がよくわかった。
特に、現金払いでもらえる小銭は非常に使いにくくて、レストランやタクシーはチップ制だから多めに払ってお釣りをもらわないのがデフォなので始末に困る。オクトパスカードにはデポジット５０ドルが含まれているので割高に見えるけど、空港内のカウンターで速攻で返金できたので良かった。
VISA paymentもかなり使える
これまで海外旅行では新生銀行のキャッシュカードを使っていたんだけど、ある時新生銀行から、「これからはGAICAを使え！」と謎のデビットカードの案内を送りつけてきやがったのだった。
事前に新生銀行の口座からチャージして、クレジットカードのように使えるという触れ込みだけど、本当に使い物になるかどうか眉唾ものだなあと思いながらいやいや作ったけれど、結果としてかなり使い勝手が良かった。オクトパスカードが使えないようなレストランなどでは普通に非接触型のカードとして使えて非常に便利。
使用するたびにリアルタイムでメール通知があるし、残高をゼロにしてオートチャージを無効にすれば紛失しても不正利用を防ぐことができてセキュリティも高い。
新生銀行ユーザーなら、海外に行くときは必ず作っておきたいアイテムだった。ステージも上がるのでおすすめ。
ホテルにチェックイン
エアポート・エクスプレスことMTR機場快綫は、メトロと言う割に地上走行なので、ランタオ島から九龍半島までの風景が眺められてよかった（これが後で罠になるとは……）。台湾も郊外の都市化がかなり進んでいたけれど、香港は密集度も高さも段違いで、さらにその隙間を縫うようにしてにょきにょきと新しい建物が建っているのが凄かった。地震のない国はいいねえ。
機場快綫を使うとホテルまでのシャトルバスに無料で乗れるので快適。ホームを出たら機場快綫巴士の案内に従ってエレベータに乗り、改札のところにいる人にチケットを見せると何か聞かれるので、元気よくホテルの名前を答えると乗り場を教えてくれる。
カオルーンホテル
宿泊先は九龍酒店ことカオルーンホテル。香港は広東語と英語の二重表記なので地味にめんどい（どちらかが通じなかったりする）。
カオルーンホテルは地図を見て分かる通り、５つ星ホテルとして世界的に有名なペニンシュラホテルの真裏にある。ということは１００万ドルの夜景も当然見えないんだけど、その分値段は結構お手頃で、都心部にあるにもかかわらず１人１泊１３、５００円程度。
地下鉄駅と直結なのはペニンシュラよりも便利だし、ペニンシュラのザ・ロビーやお土産屋さんを使うのも楽なので非常に良かった。地理は☆５。
サービス的にはそこそこだったけど、このように早く訪れても荷物を預かってくれるサービスがあって助かった。身軽になって、いよいよ本格的に街を探索だ！
