ワイルドベタの繁殖に挑戦 その5

最近アクアリウム関係の記事を全然書かないのは、安定してしまって動きが全然ないんですよね。特に新しく買うものもなければ、珍しい出来事もないという。まあ、良いことなんですけども。

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前回は30cm水槽の方を紹介したので今回は60cm水槽に移動させたベタ・インベリスについて書いてみます。

稚魚時代に小さかったほうを30cm水槽に移し、大きくて元気な方を60cm水槽に移しています。孵化から約半年が経過して、一番大きな個体はネオンテトラぐらいのサイズに育ちました。

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だいたい30~40匹ぐらいが同居していますが、大きな小競り合いもなく(たまたま顔を突き合わせた時に威嚇するぐらい)平和に暮らしています。このまま過密したままで育てて、混泳水槽を狙っていきたいところ。しかし謎なのは、全部縞模様でメスっぽい見た目なところ。母親似というか、一匹も父親のようなブルーにはなりません。かろうじて胸ビレが長くて赤いのもいるけれど……、というレベル。孵化から半年ぐらいではこんなものなのかなあ。

エサはフォーチュンのベタフードを基本に、日替わりで色々与えています。定番は乾燥アカムシで、自分の体長以上の長さのものをチュルンと吸い込んで食べるところは見ごたえがあります。

ヒカリ (Hikari) 乾燥 赤虫 5g

ヒカリ (Hikari) 乾燥 赤虫 5g

しかし一番人気は冷凍のブラインシュリンプ

稚魚のときこそ沸かして生き餌で与えていたんですが、僅かに残った塩分は水草を枯らしてしまうし、ベタ以外の生体には塩は毒になるし、稚魚育成水槽にしか使えないのです。ところが、申し訳程度にアクア用品をラインナップしているだけの地元のホームセンターで豊富に扱っているのを見つけ、試してみたところ食べるわ食べる。まさに「群がる」という表現がピッタリの食いつきっぷりです。

キューブを水で解凍させてスポイトで吸い取って与えるのですが、ゆっくり一匹ずつ吐き出すように与えてあげるとまるで餌付け。

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こうすると食べ残しもないし水の汚れも抑えられるうえに単純に楽しいので、一日の中でベタへの餌やりが一番の楽しみになっています。

エサとしては高級な部類ですが1月で1シートも使い切れないし、成ベタやネオンテトラなどもものすごく喜んで食べるので、一粒を全部の水槽に分け与えると考えるとコスパは悪くないと思います。余ったのをレッドビーシュリンプ水槽に入れるとエビたちが群がってくるのはちょっと微妙な気持ち。シュリンプがシュリンプを食べている……。

ベタ水槽にはレッドチェリーシュリンプが一緒にいるんですが、この前死骸を貪るベタを目撃してしまったので、海老の味をすっかり思えてしまった模様。今後は全部食べられてしまうかもしれないなあ。