中国語検定準4級を受けてきました

台湾に行ったことをきっかけに一年近く中国語を勉強してきたので、腕試しに中国語検定を受けてきました。まずは一番簡単な準4級にチャレンジです。

www.chuken.gr.jp

北海道の試験会場は札幌の商工会議所。地元でないのは残念ですが、札幌だと試験のついでについでに遊んでこられるのが魅力です(^^)

試験開始は10時からで、近くの喫茶店繁体字の書き取りを練習して15分前には会場入りしたんですが、すでに8割ぐらいの人が着席し、各々参考書を開いて準備に余念がない模様でした。準4級なんて初歩の初歩なのでもっとお気楽な感じなのかなと思っていたんですが、みなさん真面目です。

受験者層は女子大生と思しき若い女の子が半分ぐらい。あとは自分のようなおじさんや上品そうな奥様方などなどで、思ったよりも対象が幅広かったです。100人以上は受けていたんじゃないかな。

試験開始

試験官からの注意事項の説明が終わり、いよいよ試験が始まります。まずはリスニング試験から。筆記と違って問題文が流れ終わってからでは聞き直しができないので一発勝負。めちゃくちゃ緊張します。

発音の聞き分けは難しい

参考書に書かれていたように、聞き分けが難しい単語を中心に出題されます。xiとshiは聞き終えたあとも相当迷いました。xiは日本語の「シ」に近く、shiは巻き舌音だからこもった音になるというのは分かっていましたが、人によっても声の聞こえ方が違うので難しい。

幸いなのがnとngの聞き分けが出題されなかったこと。

これはマヂ無理。文脈で聞けば分かるけど、単体では不可能やで

4月7日の読み方を聞いてくるあたりは狙ってるなーという問題でしたが(シーとチーとスーがややこしい)、2時30分の読み方の問題に「二点三十分」が入っていないのはやさしい印象*1

筆記の関門は簡体字

リスニングに比べると筆記の難易度はかなり低めですが、難関は簡体字です。頻出単語の癖に日本の漢字と大きく異なるものが狙われるので、事前にしっかり復習してきて助かりました。

しかし我喝茶の喝の字には自信がなく、右下部分を句のような形ではなく、机场の场のように繋げてしまったので失点かも。ただ、看书の书にある右上の点を忘れなかったのが我ながらグッジョブ。

今回使った参考書など

試験の前に、まずは過去問を一通り解きました。

中検準4級問題集2018年版: 第91回~第93回

中検準4級問題集2018年版: 第91回~第93回

毎日聞いているNHKの「まいにち中国語」でだいたいは事足りたのですが(9割ぐらい解ける)、万全を期して参考書も買いました。

CD2枚付 改訂版 合格奪取!  中国語検定 準4級 トレーニングブック

CD2枚付 改訂版 合格奪取! 中国語検定 準4級 トレーニングブック

Amazonのレビューでは「準4級にしては詳しすぎる」という理不尽な理由で低評価をつけられていますが、準4級を受ける人がそこで止まるわけがないので十分なのではないか、と。試験に出そうなところをしっかり抑えているし、特に簡体字について、日本の漢字と間違えやすいところを赤く表示するなどわかりやすくて高評価。特に気に入っているところは、HPから音声をまるごとダウンロードできるところ。パソコンにCDドライブがないものも増えてますからね~。

試験用にヨドバシカメラで筆記用具も購入。

普段使っている0.5mmのものよりも、芯が太い分マークシートを塗りつぶしやすいので便利。

次回に向けて

試験の結果は1ヶ月以内に郵送されるとのこと。うまくいってもダメでも半年後には4級を受験できるよう勉強を続けようと思っています。実は準4級の過去問を受けて余裕だったので、その場で4級の過去問も買っていたんですが、覚えている単語の数がたりなさすぎて今回は断念したのでした。

今回試験を受けてみて、語彙力不足以外にも、中国語の発音をするときにもっとピンインを意識した読み方をすることが大事だとわかったので、これからの半年はそこらへんに気をつけながら勉強するつもりです。

*1:順番を数えるときは二(ある)を使うのが普通だけど、2時のときは例外的に两(りゃん)を使う