ピザが食べたくなったので生地からピザを焼いてみた その2

先週ピザを焼いてみたらそこそこうまくいったことに味をしめて、2回めにチャレンジしてみました。今回は楽をして、生地作りはホームベーカリーにまかせてみます。

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色々と調理家電を買ってきた中でも抜群のコスパ。もう元を取ってる気がします。

決まった分量を釜に投入して、10分こねて1時間寝かせるだけなので超楽勝。オーブンの発酵モードよりも優秀なようで、今回はきっちりと倍の大きさに膨らんでいます。

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しかし生地の滑らかさはビミョーで、表面は結構凸凹していて、手で伸ばしてもコシが足りずすぐに穴が空いてしまいます。こねている途中でホームベーカリーの蓋を開いて覗いてみたら材料を混ぜるための羽根でボンボン弾いているだけの状態になっていたので、ホームベーカリーはピザ生地(パン生地より堅い)を捏ねるのには不向きなのかもしれません。次回はベーカリーで5分混ぜたら取り出して、滑らかになるまで手ごねして、それから発酵にかけてみようと思います。

生地を取り出したら2分割して、手で伸ばしていきます。レシピ本にはスキッパーで5等分して発酵させるよう書いてありますが、そこまで神経質にならなくても風船じゃないんだし、手でちぎったところから全部のガスが抜け出たりはしないはず。

生地を広げ終わったらフライパンを火にかけて、魚焼きグリルを最大火力で熱するとともに、オーブンも270度にセットして加熱を始めておきます。

今回焼いてみた1枚目はキノコのピザ。フライパンに広げた生地を敷いて、くぼんだところに生クリームを塗ってエリンギとマッシュルーム、ベーコンを並べて塩コショウをして粉チーズとオリーブオイルをかけたなら、仕上げにとろけるチーズを乗せて焼いていきます。

その間にもう一枚の生地も広げて、あらかじめ作っておいたたらこスプレッドとベーコン入りのマッシュポテトをこんもりと盛って、さらにとろけるチーズをかぶせてオーブンに投入。

このあたりでフライパンで焼いていた方の裏面を覗いてみて、いい感じに焼き色がついているようなら魚焼きグリルにIN! フチの焦げ具合を見ながら、いい感じのところで取り出します。オーブンの方はとりあえず10分にセットして時間が来ても取り出さず、1枚めを食べ終えたところで食卓に出せば熱々を食べられるので捗ります。

全体的な味の方はこれはもう失敗のしようがないので完全にピザ。素人がテキトーに焼いても「キノコのピザ」として100%成立しているところが強い。成功しか約束されていない料理ですな、これは。

ただ、やはりコネが甘いせいでパンピザのようなもっちりふんわりした仕上がりになっていました。これはこれで美味いんですが、やはり底面部分はサクサクしててほしいかな。

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相変わらずヤバイのがタラモベーコンピザで、細切れベーコンを混ぜ込んだことによる旨みアップのためにスナック菓子を余裕で超える中毒性があります。たらこスプレッドすごいわ。次回はオリーブのみじん切りも混ぜたい。

ここから全体的に底上げを図るためには素材を突き詰めていって、水牛のモッツアレラだとか、フルーツポークのベーコンだとか、高級食材を乗っけていく方向性しか無い気がします。とはいっても、いち家庭の夕飯メニューにそこまでスペシャル感を求めるかといえば難しいところ。イタリアみたいにそこらへんで取れる食材がすでに美味いというようなチート技を使えればいいんですけどね。

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あの国はチェーン店でさえも激旨だからなあ。

無闇矢鱈と素材にお金をかけるよりも、普段食べる夕食として「余った食材を次の日の夕飯で消化しやすい具材」を巧みにピザに乗っけていくスキームを身につけるべきなんでないのかな、と思いました。ポルチーニ茸とか買い込んでも後の始末に困ってしまうし。

そういう意味でも、生地を上手にこねる技術を身につけるのが美味しいピザを食べるための一番の近道なのかもしれないと考えています。基本的に、生地が発酵してジャストのタイミングで焼けるというのはピザ店に対する家ピザの大きなアドバンテージで、どんな名店であろうとも客が注文するぴったり1時間前から発酵をし始めるのは不可能です。そこらへんを突き詰めていって、最小の労力で最大に美味しいピザが焼けるように頑張っていきたいところ。