中国人は急いでいる時に馬に乗ってやってくる

相変わらず飽きもせずに毎日中国語の勉強を続けています。

主に通勤時の車の中で聞いていて、行きと帰りで15分ずつ。最近は雪のせいで30分ずつなので一日に一時間は勉強しているはずなんですが、あまり上達した感じがしないというのが悲しいところ。とはいえ、だまって音楽やラジオを聞くよりも、聞いて理解して繰り返し話すほうがインタラクティブ性があって楽しい(うえに運転のじゃまになるほどではない)ので、今後も続けていくと思います。聞くだけならタダだしね。

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同じアプリで「レベルアップ中国語」「おもてなしの中国語」も聞くことができるのですが、どちらも自分のレベルが低すぎて全くついていけません。それでもレベルアップの方は金曜日だけ毎週聞いています。

いまのクールは陳 淑梅先生のエッセイがテキスト代わりなんですが、文化大革命時代の女学生の日常がメインなので結構ハードで面白い。家で鶏を飼って可愛がっていたら、あるとき突然憲兵が来て「家で家畜を飼うのは不衛生だからやめるように」と命令されて泣く泣く田舎の祖父母のもとに送ったり(たぶん食べられてる)、映画館が政治プロパガンダしか映さなくなったけど料金が安いからセリフを丸暗記するほど繰り返し見たりとか、異世界感が強くて味わい深い。前クールは毎週金曜日に藤岡みなみさんがゲストに来ていたのでそれに比べるとアレですが(笑)

中国人は急いでいる時に馬に乗ってやってくる

エッセイの中だけでなく中国語自体にもお国柄が出ている時があります。それが”马上”。次の文章を見てみます。

「我马上叫服务员过去」

無理やり漢字から日本語に訳すと、

「私は馬上で叫ぶ。『従業員よ行け!』と」

みたいな感じに思えるんですが、実際は”马上”は”すぐに”という意味なので、「すぐに従業員を行かせます」ぐらいの意味ですね。別に、急いでいるから従業員を馬に乗せて向かわせるわけではないw こーゆー表現を見ると、三国志の時代から続いている国なのだと実感しますね。

吕布马上骑赤兔马攻击城堡(呂布はすぐ赤兎馬に乗って城を攻めた)

みたいなイメージある。そういえば三国志時代から連綿と受け継がれていることわざもありますね。

曹操曹操就到(曹操の話をすると曹操が来る)

とか。中国人と話をした時に「国破れて山河あり」とか「葡萄美酒夜光杯」あたりの漢詩を知っていると一目置かれると言うし、中国語のことわざも覚えてみようかしらん。

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うーん、無駄にほしい。figma馬と一緒に買いたい。