ワイルドベタの繁殖に挑戦 その3

ベタ・インベリスの稚魚が誕生してからおよそ1ヶ月。毎日朝晩のブラインシュリンプが功を奏して、どうにか魚の形になってきました。

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このぐらいのサイズになると動きも俊敏で、外の動きに反応して物陰に隠れようとしたり、かなり高度になっています。

さて、聞くところによるとこのぐらいの時期になったら、そろそろブラインシュリンプから人工飼料に切り替えたほうがいいということです。活餌は食いつきはいいけれど栄養のバランスが偏ってしまうとのこと。ということで、いくつか買って試してみました。

フォーチュンオリジナルフード

ベタ専門店フォーチュンから、ベタ専用の餌を取り寄せてみました。

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オリジナルフード大粒<浮上性>(60g)【メール便送料無料】 ベタショップ フォーチュン

粒の大きさは、いつもあげている「キョーリンひかりベタ」と似たような感じ。

大きく違うのは柔らかさで、フォーチュンのは指で簡単に潰して粉にできるほど柔らかくなっています。ひかりベタは粒が小さく、トラベタに比べて小柄なワイルドベタでも食べやすいんですが、固いのか何度か吐き出して噛み直しているのをよく見かけます。吐き出してうまくキャッチできず底に沈んでしまうともう食べないので、水を汚す原因になりがちです。そういう点ではソフトで噛み砕きやすいこのエサは、さすがベタの専門店らしい工夫があるといえます。

フォーチュンのホームページには、稚魚にはこのエサを指で潰して与えると良いと書いてあったんですが、全く見向きもしない模様(苦笑) まだ早かったのか……。大人ベタたちは非常によく食べるんだけどなあ。

冷凍ブラインシュリンプ

頼みの綱のフォーチュンがそんな塩梅だったので近所のホームセンターの熱帯魚コーナーに行って矯めつ眇めつしていたんですが、普段見ない場所にこんなものがあるのを見つけました。

冷凍のブラインシュリンプ! この他にも冷凍赤虫などなど、こんな片田舎のホームセンターには意外なぐらいの品揃えでした。海水魚用に使われるのかな。とりあえずベビーだけ買って帰りました。2日に一回ほど、孵化させたブラインシュリンプに混ぜて与えていますが、特に食べ残しが増えたということもないので結構食べられている模様。この調子で動かない餌に食いつくようになるといいなあ。

正直、ベタの稚魚に食べさせるだけにしては一粒が多いんですが、余ったのはパイロットフィッシュ(現在はプラケで待機中)のカージナルテトラがめちゃくちゃ喜んで食べるのでセーフ。でも稚魚が育ってきたらハーフサイズのブラインシュリンプを買うようにすればいいかな。っていうかテトラをエビと同居させるのは絶対アウトだな……。

期待はずれの殻なしブラインシュリンプ

冷凍物が大丈夫ならこんなものはどうだろう、と思って買ってみたのがブラインシュリンプの卵黄だけを取り出したというベビーフード。

ニチドウ ベビーフード 5g×2

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しかしこれは水面に浮くタイプなので稚魚は見向きもせず、そうなると栄養価が高いだけあって水質も悪化しやすいし、それになにより悪食のテトラでさえも見向きもしないという結果に。これはちょっと期待はずれ。もしかしたらこれも、孵化させたブラインシュリンプに混ぜて与えるべきだったのかな。残り一袋は冷凍のを使い終わったらそうしてみよう。