2017台湾旅行 ~その7~ 九份の夜景は最高だった
お茶を飲んで一息ついて探索を再開し、賑やかな通りの終点までたどり着きました。すると、眼下にもう一つの黄金博物館があります。
さっきの民家に毛が生えたようなのとは規模が違うし、これはちょっとこっちも覗いてみようということになり、急な階段を下っていきました。
ところが、
全然やってる気配がない……。Googleマップのレビューを見ると2、3ヶ月前に行った人がいる感じなのですが、電気はついていないしどう見ても閉館している模様。仕方なく階段を登って元の場所に戻りましたが、階段の昇り降りで相当疲れました。九分を見て回ると重力ポテンシャルの重要性が身にしみてわかります。下手に下に降りないよう、下に降りたらなるべく登らないようにしておきたいところ。
九份茶館
悪いことは重なって雨も降ってきたので、もう一軒茶館に入ってみることにしました。
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こちらも人気店だけあってテラス席は満員で、地下の方に案内されました。外を眺めることはできませんが、池があって鯉が泳いでいたりして、雰囲気は悪くないです。
ただ、値段があまり優しくない。お湯代が一人100元のほかに、茶葉を選ぶシステムなのですがどれも結構なお値段で、ついつい目が泳いでしまいました。おすすめされるがままに貴妃茶を選んだらなんと800元! 日本円にして2、400円か~。お茶でか~。しかもお茶菓子は別だというから参っちゃいますね。
裏を返せば好きなスイーツを選べるわけだし、お茶も葉っぱの量が多くて飲み終わったのを袋詰にして持って帰れるので、高いには高いだけの理由があるんですけど……。ちょっとびっくりしてしまいました。テラス席でないならムリにここに入らなくてもいいんでないかな。
とも思ったんですが、隣接している美術館を見学したり、誰もいない裏道から良い写真を撮れたりしたので痛み分けと言ったところでしょうかね。
メインストリートの激混みっぷりを見るとこのスポットは最高。料金の元は十分に取れたかな。人の行く裏に道あり花の山ってやつですね。
さて下界に降りてみると人が歩ける状態ではないレベル(知ってた)。これが九份の本気だったか。
でもやっぱり全体的な雰囲気は夜のほうが断然いいですね。日暮れてからが真骨頂。もっと遅く、8時過ぎぐらいになると人が引けていい感じになるらしいので、この近くに泊まる覚悟を持って来るという選択肢もアリなのかな。
さてここらへんで九份に来た目的をあらかた終えたので、軽便路を通って帰ることにしました。
賢崎路に比べて地味な印象の軽便路ですが、ここはここで味わい深くて良いところです。
面白い陶器屋さんがあったり、
ちょっとエッチな写実画のお店があったり(誰が買うんだ……)。九份はどこもかしこも面白かったなあ。
九份からの帰り道
九份から台北までの帰り方は、来る時に乗ってきた瑞芳駅前行きのバスに乗る、台北行きの直行バスに乗る、タクシーを使うのどれかになるんですが、バスの方は尋常じゃないぐらいの混みようで、何時間待つか分からなそうだったのでパスしました。しかもこの帰りのバス停は、来る時に降りたバス停よりも高いところにあるのでかなり足を使わされました。高低差と混み具合を考えて初めから諦めておけばよかった。
というわけでリッチにタクシーを使って帰ることに。立地と行ってもぼったくらないよう政府が九分から各地へのタクシー料金を定めているので、瑞芳駅までは定額で205元。バスは一人15元だったのでまさに桁違いですが、日本円にしたらたったの800円程度。疲労度と待ち時間を考えると断然タクシーです。どちらかというとバスが安すぎるほうが問題でしょうね(^_^;)
タクシー乗り場は軽便路の突き当り、軽便路旅客中心のすぐ下にある、霞海城隍廟の向かいにあります。
そこでブラブラしている運ちゃんに、
「我想去瑞芳/うぉーしゃんちーるぇいふぁん」(私は瑞芳に行きたい)
と言うと、階段下の汽車路に降りるよう言われ、下で待っているタクシーに乗り込みます。ので、あとは乗り込めばOK。バスとは対称的に、猛スピードで坂道を駆け下りて脇道をぎぃゅんぎゅん走り抜けていきます。スペインといい、なぜ海外のタクシーはこんなに荒々しいのか。
海外でバスの事故があるとニュースになっていますが、タクシーの事故をあまり聞かないのは意外と事故が起きていないからなのか、もしくはニュースバリューが低いからなのか。前者であることを祈るばかりです(まあ、楽観的に考えると死ぬのはタクシーに乗っている人よりもタクシーにはねられる人だろうし)。
美食廣場で〆
爆走タクシーのお陰であっという間に瑞芳駅にたどり着いたのですが、列車の発車時刻までまだ30分以上ありました。そこで、昼間瑞芳駅に着いたときから気になっていた美食廣場に行ってみることにしました。
市場内はこんな感じで、夜市よりも清潔で好感触。
とはいえすでにだいたいおなかいっぱいだったので、ここでは定番の檸檬愛玉と胡椒餅(スパイシーな焼き肉まんという感じ)だけ買って、外の屋台で気になっていたものを食べることにしました。
それがこの、大腸包小腸。ネーミングこそおどろおどろしいのですが、実態はと言うとソーセージをもち米の腸詰めで挟んだものになります。台湾風ホットドッグと言ったところでしょうか。
おばちゃんから
「○△らーま?」
みたいなことを言われたので、(ああ、辣のことか)と気づいて
「らー、らー。らーはお」(辣好? そんな言葉があるかは知らないw)
と答えて、赤いソースをたっぷりと塗ってもらいました。とはいえ台湾の辛味はたかがしれていて、甘辛ピリ辛程度ですね。もちがモチモチしてて、ソーセージの肉汁とよく絡んで絶妙に美味い。もう台湾の味に慣れてきたなあ。
おまけ
ホテルへの帰り道で寄った台湾のファミマ。
どれもめっちゃ美味そう。全部日本でも売ってくれ!