牛テールでスープを取ってみました

近所の肉屋の品揃えが良くて、すっかり焼肉屋さんに行かなくなりました。よく「お肉屋さん直営の焼肉屋さんだから美味しい」というのがありますが、それだったら普通にお肉屋さんでいい肉を買えばいいのだった。

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ビセラショップ中道店 【ビセラショップ ナカミチテン】

特に交雑牛のサガリがお気に入りでよく買っています。このぐらいの歳になるとカルビは脂がきつくって、ね。あとは和牛の厚切りタン(グラム980円!)を100gだけ買って贅沢をしたり、次の日以降の夕飯にするべく小肉や味付け肉を買ってみたり。

あと、意外と激的に味が違うのがラム肉。北海道民なのでしょっちゅうジンギスカンを食べるのですが、普通はこういう丸くて冷凍のやつを食べるのです。

ところがこんなどこのスーパーでもありそうなものでも、ビセラショップで買うと臭いが全然違うんですね。ラムは当然臭みがあるんですが、安いラム肉は草が発酵したようなビリビリとした匂いがあって、かなりキツい。ラムがダメだと行っている人はこういうのを食べてトラウマになっているんじゃないかな、という気がします。

牛の尻尾を買ってみた。

そんな中、ずっと前から気になっている食材がありました。それが、オックステール。牛の尻尾です。グラム248円とそこそこ値段が張るし、調理も難しそうなので二の足を踏んでいたんですが、この前情熱的なステーキを食べて肉欲が向上していたので勢いで買ってしまいました。

テールスープの取り方

牛テールの調理の仕方はネットで調べるとかなりいろんなやり方があるんですが、それらを全部無視して相当シンプルに、角煮を作るような要領でざざっとやってみました。

材料

牛テール300g
玉ねぎ(の皮)2個
ニンジン(の皮)1本
ネギ(の青いところ)2本
ニンニク1個(まるまんま)
生姜ひとかけ
水2リットル

牛テールスープの作りかた

牛テールは凍っていたので、まずは流水で解凍させてみました。この段階で血も汚れも全然出てこないので、しっかり下処理されていると思い込むことにしてすぐに調理に入ります。下処理がなされていないような場合は水につけて一晩置いたり、下茹でしてから調理し始めたほうが良いとのこと。

まずは圧力鍋に水2リットルを沸騰させつつ、野菜を切っていきます。

テールスープをカレーに使う予定なので、カレーに入れる食材の皮を利用して香りをつけていくと無駄がなくて大変よろしい。

玉ねぎは汚れている一番外側の皮を捨ててから、水で洗って、茶色い皮の次の皮まで向いて鍋に入れてやります。ニンジンは水洗い後に、頭と尻尾と皮を鍋に。ニンニクは実家から山ほどもらってきているので贅沢に、外側の皮をむいて(根っこも取って)一塊を全部入れちゃいます。あとは生姜をひとかけ入れて、まずは15分ほど圧力をかけてみます。

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はい。

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火を止めて、圧が抜けたら蓋を開けて、この段階でアクを取ろうと思ったんですが全然出ていなかったので、続けて45分圧力をかけてやります。ほぼ寝ているだけだし、生ゴミになるものを再利用できるので素敵。1.5リットルぐらい作れるので、カレー以外にも色々作れますね。

今日も元気だカレーがうまい

で、牛テールスープを使ったカレーはどうかというとそれはもう激ウマですよね。勝負はスープで決まる。間違いない。

残ったスープは贅沢に、セブンイレブンの冷凍ラーメンを作るのに使ってしまいました。

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これも驚くほど美味い。基本的にお店と既製品との差は、スープで決まっているんじゃないかと思いました。角煮ラーメンも画期的に美味かったしなあ。

塊肉料理はコツさえ掴めば手軽で簡単に美味しくなるのでいいですね。月イチでチャレンジしていきたいところ(それ以上の頻度だと太るw)。