ベタ・インベリスをお迎えしました
水草Ecoqubeに何を入れるかいろいろと迷った挙句、結局ベタを入れることにしました。と言ってもただのベタではなく、ワイルドベタの一種であるベタ・インベリスに決めました。
購入は国内最大級を誇るベタショップ、フォーチュンさんから。
メタリカや鯉ベタなどもいいなと思っていたんですが、単純に飼育ベースで飼うよりも、できたら繁殖まで視野に入れてみたいな、と思ってワイルドベタにしました。
今回購入したベタ・インベリスと、いわゆる普通のベタのベースになっているベタ・スプレンデンスは、種としてはとても近く原種だとほとんど見た目が一緒なんですが、スプレンデンスのほうが気性が荒く、それが重宝されて闘魚として広く飼われ始め、そのうちに見た目重視に改良されてきた経緯があります。
それに比べるとベタ・インベリスは気性が穏やかで、海外では”ピースフル・ベタ”の異名を取るほどとのこと。おとなしいから野生のままでまったり過ごせていたというのがちょっと面白い(普通の家畜とは別のアプローチですね)。
状態はとても良く、まずはオスからEcoqubeに移してみたんですが、早速水草の中に潜り込んだり、水槽の中をぐるぐると見て回って異常がないかチェックしたり、そのうちにアヌビアス・ナナの葉の上で一休みしたり、楽しそうに過ごしている模様。
ベタを飼う時はベアタンク、つまり床に何も敷いていない状態が一番いいとは言われているけれど、水草もさもさの水槽はワイルドベタにとっては自然に近い環境だからかどうか知らないけれど、なかなか気に入っているようで何より。
毎日のようにこうやって水草の中に潜り込んで遊ぶのはいいんですが、毎日のように1本2本と抜けた水草が水面を漂っているのはなんとかして欲しい。近い将来には丸裸になっちゃうぞ……。
メスは超地味
そしてこれがメスの方。
これで同じ魚? と思ってしまうぐらい地味。でもちょっとおもしろいのは、こんなナリでもフレアリングさせると色が変わるところです。
体全体がほんのりと赤みがかって、横縞が縦縞に変わりました。激おこです。
メスの方もいずれはEcoqubeに入れようと思っていたんですが、顔合わせするだけでこれではちょっと先が思いやられるなあ。とりあえずプラケに入れて様子をみつつ、日中に家にいる時間が長いときを見計らって水槽に移してペア飼いできそうか判断してみる予定。
アルダーシードを購入
水に関しては一般的なカルキ抜き剤を使うのはよろしくないとのことなので、アルダーシードを買いました。
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バケツに水を張ってアルダーシードを入れて、一晩置いておくとカルキも抜けて水が琥珀色に色づきます。この成分が水をベタが好む弱酸性に保つとともに、ヒレなどの粘膜を保護する働きもあるとのこと。
エサをどうするか
野生に暮らしていたワイルドベタなので、エサをどうするか迷ったんですが、ショップで売られているのは量が多すぎるのでやめておきました。70g入りなんて何年たっても使いきれる気がしません。
とりあえず市販のものでいろいろと試してみました。
テトラ ベタ
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前のトラベタ用に買ってあったもの。水に浮かべてみると、非常に食いつきはいいのですがいかんせん粒が大きすぎ、噛み切れなくて吐き出してしまいました。トラベタに比べてかなり体が小さいので工夫が必要ですね。
ひかり ベタ
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極小粒というのがウリでしたが、テトラと比べても誤差の範囲内という印象。っていうかこちらは見向きもせず……。ガッデム!!!
グッピーのエサ
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困ったのでテトラ用のグッピーのエサをあげてみたところ、これが一番食いつきがいいという。なんという手のかからない魚だ。とにかく粒が小さいのが良くて、沈下性ではありますが、しばらく浮いてゆっくり沈むタイプなので問題なく食べていました。
原材料について裏面を見て比べてみたんですが、あんまり変わんないんじゃないかな、という気がします。グッピーの方は小麦粉が多く含まれているのが大きな違いですが、ベタは肉食を好む雑食だし、小麦粉も消化できるようです。
乾燥アカムシ
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気になってちょっと買ってみました。とはいえ、水を汚しそうなので未だ未開封。水換えの前の日に入れてみるとか、せいぜいそのぐらいかな。でもグッピーのエサで満足しているなら、余計な手出しは無用な気もします。
本当は食べこぼし処理用のタンクメイトをなにか入れたいんですが、ミナミヌマエビだとオヤツになってしまいそうだし、ヤマトヌマエビだと水草を根こそぎむしり取ってしまいそうで不安があります。ついでに言うと、アルダーシードを入れたブラックウォーターの中でデリケートなエビが生き延びられるのか不明。とはいえ、オトシンは水草絨毯水槽に合わないからなあ。
まあ、あんまり手を入れすぎても過密になるだけだし、水草絨毯&ワイルドベタのペア飼いというコンセプトは当分変えずに行こうと思います。