ピンズラー中国語がなかなか面白い

最初は単調に感じたピンズラー標準中国語講座ですが、回数を重ねるごとにだんだんと面白くなってきました。

一度ならった文章を「中国語で発音してください」をポンポンとテンポよく出題され、反射的に中国語を口から出すトレーニングになっているため早押しクイズ感が出てきて楽しくなってきました。脳で考えるというよりも脊髄で反射する感じ。そうでなければ自然な会話のテンポにならない、というのもあると思います。

それに比べるとNHKラジオの「まいにち中国語」はすごくレベルが高くて、新しく登場する単語が膨大に多く、一度だけ聞いてそれを覚えて繰り返すのは不可能です。テキストを併用しながら学習しなければならず、聞くだけで覚えるというのは至難の業だと感じました。それに比べるとピンズラーは、さすがに「聞いて話す」だけで覚えるやり方に特化していますね。

Kindle版を買っているので日常のエレベータ待ちなどの短い時間に読んで復讐しています。

一方ピンズラーは、最初のうちこそ習ったセンテンスが少なすぎるので同じ問題の繰り返しばかりになってつまらなく思うのですが、10回も進むと不意に昔習った構文が出題されたり、これまでに習ったものを組み合わせたものを答えさせられるのでなかなかレベルが高いです。これはしっかり腰を落ち着けてきちんと30回やると、結構効果がありそうです。

それにしてもユーキャン版は、内容はよくできているのに、本来は上中下巻と3巻あるはずのものが上巻しか販売していないのがつくづく惜しい。いっそ英語版で続きを買ってしまおうかなあ。

日本語部分が英語になっているだから、頑張ればなんとかついていけるかもしれない。

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例文が地味に面白い

ピンズラーはこのところ「想(しゃん)」、を使った「~したい」を習っているのですが、この例文がちょっと面白い。男の人と女の人の会話なのですが、

男「あなたはなにか飲みたいですか」
女「わたしはなにか飲みたいです」
男「あなたはいつ飲みたいですか」
女「わたしは今飲みたいです」
男「あなたは何が飲みたいですか」
女「わたしはお茶またはビールが飲みたいです」

みたいな感じで会話が続いて、「お茶かビールってどういう状況だよ!」とこの時点で突っ込みたくもあるんですが本題はここから。

男「あなたはどこへ飲みに行きたいですか わたしの家に行きますか

と、いきなりの急展開! 男性側からの誘いに女性はどう答えるか!!!

女「いいえ結構です」

断られたー!

家に誘うのはまだ早かったか。残念(T_T)

ところがところが、それに続けて彼女が驚愕の一言を。

女「私はホテルに行きたいです」

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

なんという急転直下。家に行くのはダメだけどホテルならOKとは。女心というのは大変難しいですね。大変勉強になる。

そんな感じで例文が(意図したところじゃないと思うんですが)本筋でないところが微妙に面白いので気が抜けません(^_^;)

二人の関係が今後どうなっていくのかにも注目しながら勉強を進めていかなければなりませんね!