函館と札幌の熱帯魚事情
先週は鉄道模型について書きましたが、熱帯魚屋さんについても函館は似たような状況です。一通りのものはあるけど自分の欲しいものはない。一言で言えばそんな感じです。
函館の熱帯魚屋さん
10年ぐらい前まではわりとたくさん店があったのですが、不景気のせいか後継者不足か次々と店を閉めて、いまでは個人経営の店は2店舗しかありません。
マリンエンゼル
稀によく行くお店。ここではミックスビーシュリンプやベタを買いました。愛想が良いおばちゃんと、岩のように愛想が悪いお兄ちゃんがいます。
海水がメインで、ミニ水槽キット(36、000円)なんかも取り扱っています。レッドビーも可愛いけれど、海水のエビはデカくて派手できれいなんだよなあと思いつつ、メンテナンスが面倒くさそうなので海水には手を出さずにいます。いまある水槽を全部処分する時が来たら海水にしちゃうのもありかも。
トロピカルフィッシュクラブ
一度だけ訪問。愛想が良いご夫婦が経営しており、缶ジュースをもらいました。プルタブを集めるためにお客さんに飲ませているとかなんとか。ここも海水がメインで、大きな生体が多かったです。魚を売るというよりも水槽のメンテナンスが本業なのかな。
ホーマック石川店
石川店 | ホームセンター DCMホーマック[DCM Homac]
北海道ローカルのホームセンターですが、淡水の品揃えは市内で一番豊富。フィルター系の消え物も安く買えるのでよく利用しています。だけどエビはミナミヌマエビかヤマトヌマエビしか置いていないし、極稀にレッドビーシュリンプがいることもあるんですが小さいのが数匹いるだけで、仕入れたものが生きている、という雰囲気で状態が良いとは思えませんでした。1匹800円出してすぐに死んだら困るしなあ、と思ってしまいます。
ちなみに同じホームセンターでも、イエローグローブ/ジャンボイエローグローブの中にあるペットランド函館では、熱帯魚の生体を取扱ってないので注意が必要。
札幌の熱帯魚屋さん
そんなわけでこれまでレッドビーシュリンプは通販で買っていたのですが、輸送だとダメージが大きいのか、あまり長生きしてくれないんですよね。冬だと発泡スチロールの箱の中でさえ水が冷え切っていたりするし。だけど自分の車で運べば通販よりもエビへの負担が少なかろうと思ったので、今回映画を見に行ったついでに札幌の熱帯魚屋さんに寄ってみることにしました。
アクアフレンド北水
ここは市電道路沿いにあるビルの2階のおしゃれな店でした。白を貴重としたインテリアの中に美しくライトアップされた水槽が並んでいる様子は、熱帯魚屋さんというよりも「水槽がある暮らし」をプロデュースするかのよう。はじめてADAの商品を見て「これが噂の”佗び草”か……!」と感動しました。こういうお店にはADAがよく似合いますねえ。
残念ながらレッドビーシュリンプが見当たらなかったので撤退。
アイランドやまがみ
つづいて訪問したのが豊平区のアイランドやまがみ。札幌周辺に展開するペットショップだそうですが、熱帯魚の取扱量がはんぱじゃなくて驚きました。普通ペットショップといえば犬猫がメインで魚はオマケなものですが、ここはもう魚魚魚。ただし雰囲気は完全に「魚市場」そのもので、床には水がじゃあじゃあと流れていてワイルドで、北水とはまるで違います。
レッドビーシュリンプは売れ筋なのか巨大な水槽に無数に飼われていて、しかもどれも野生を感じさせるぐらい元気に見えました。1匹380円(税別)でセール中なので20%引きということだったので10匹購入し、ついでにADAの佗び草と培養グロッソスティグマも買いました。
エビ水槽の現在
こちらがBefore。
龍王石に苔むして大自然の様相を呈していたのですが、これを全部引き抜いて、
こんな感じになりました。こうやって見比べると圧倒的にこっちのほうがいいですね。シンプルで鮮やかで。30cm水槽だと、佗び草ひとつあるとレイアウトが完成してしまうことがわかりました。もっと早く手に入れておけば……。
グロッソスティグマは小分けして植えろということですが、根が密集していて分解する時に傷つけそうだし、ソイルの粒が大きいのでエビにほじくり返されて浮かび上がってくるパターンが多いので、横着をして真ん中に穴を開け、鉛のおもりを上からかぶせて沈めました。何週間かして根付いたあたりで重りを外せばいいんでないかな。
左側にあるのはチャームの巻きたてミニマッシュルームボールから切り取ってソイルの中に植え替えました。
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巻きたてシリーズはいくつか買いましたが、ノチドメもキューバパールも溶けてなくなってしまいました。かろうじて生き残っていたのがミニマッシュルームだけ。ある程度大きくないと水質の変化に耐えられないのかな。
佗び草はよいぞ
岩を入れないということはレイアウトの工夫もないわけで、それはそれでちょっと残念なのですが岩の体積の分だけ水槽の中の水量も増えたし、障害物がなくなって水の流れが阻害されなくなったから止水域も無くなって、岩の裏側に隠れていたエビが姿を表すようになっていいことづくしです。ぐぬぬ。工夫の余地がない。
鮮やかな緑にレッドビーシュリンプの赤白が映えるなあ。
いいことづくしの佗び草ですが、生えているのは水上葉なので、水中葉に切り替わるまで葉っぱが次々に抜け落ちるそうです。それまで水質を悪化させないようマメに掃除と水換えを行わなくては……。