大沼周辺のおすすめスポット「宮崎鯉屋」

この前行ってきた大沼の話題の続きです。

函館から距離がそこそこ近く、全国的に(最近では世界的に)有名な観光地である大沼には面白いお店が多く、札幌方面に出かけるときは単に経由地として通り過ぎるのではなく、必ず足を止めて寄りたくなるようなスポットがいくつもあります。

その中でも最近自分の中でブームになっているのが宮崎鯉屋さんというお店。

宮崎鯉屋


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老舗なのでずーっと前からその存在は知っていたんですが、「鯉」というワードのハードルが高くて、「川魚か……」と思うだけで通り過ぎていました。ところが先日NHKの「北海道中ひざくりげ」で宮崎鯉屋さんが特集されていたのを見て、それをきっかけに寄ってみたわけです。

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「水の恵み 身にしみて ~七飯町~」

ちなみに北海道民以外は知らないだろうと思われる「北海道中ひざくりげ」について軽く説明しておくと、北海道内の地味でマイナーな場所にスポットを当てて紹介していくという、実にNHKらしくて素晴らしい番組です。むしろ北海道以外の人に見てもらって、この魅力をたくさんの人に伝えたいんですよね~。北海道ローカルの番組なのがつくづく惜しい。


鯉のあらいを辛子酢味噌でいただく

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趣のある建物の中に入ると、カウンターの奥にある厨房で、大量の鯉が捌かれている様子が目に入ってきます。ザクザクと切り分けられた鯉がザーザーと惜しみなく流される大量の水で洗われて、速やかにパック詰めされていきます。

お値段は2人前が600円、4~5人前が1、100円となっています。辛子酢味噌が付いてくるのが嬉しいサービス。黙っていても氷入りのビニール袋と一緒に新聞紙で包んでくれるので、家に帰るまで多少時間を置いても大丈夫。

では早速頂きます。

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鯉の切り身はこんな感じでパックにびっしりと詰まっています。鯉の魅力はやっぱりこの色ですかね。

味は淡白なので「鯉の旨味!!!」みたいなものは薄いけど、食感が良いし、辛子酢味噌と一緒に食べるととても美味しい。他の魚の刺身を辛子酢味噌で食べてみましたが「ワサビ醤油が一番ですよね……」と思ってしまいました。逆に鯉をワサビ醤油や生姜醤油で食べてもいまいちピンとこないし、この組み合わせが鯉の洗いを一番美味しく食べるためのベストマッチなのかな、と思いました。

マグロや何かの刺し身を買うよりも安いし、食べでがあって新鮮で、お酒のツマミにもぴったりなのでオススメです。鯉を食べると体にもいいといいますしね(^^)b

川魚と言えば「泥臭いじゃないか」とか、泥臭い川魚を食べたことが無いような人も必ず言うような枕詞がありますが、宮崎鯉屋の鯉に限って言えば全然そんなことはありません。栄養豊富な沼の水と清冽な川の水を組み合わせて鯉を飼っていて、大きく育てる期間は沼の水を多めに、出荷が近づくと徐々に川の水を増やして臭みを抜いてと、美味しく食べられる工夫がされているそうです。

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今年も川エビ塩蒸し販売開始 【宮崎鯉屋】 - お店の新着ニュース まるごと大沼/大沼国定公園ガイド

春になったら川エビの塩茹での販売もはじめるそうです。今度は山桜を見に行くついでに寄ってみようかな~。