三菱鉛筆 多機能ペン ピュアモルトプレミアム 2&1
家に届いていた見知らぬ差出人からの封筒を開けたらピュアモルトのペンが入っていた。実はこれ、前からちょっと欲しいなと思っていたので「いつの間に買ったんだろう?」と不思議に思ったら、アンケートに答えたお礼だった。
三菱鉛筆 ゲルボールペン ピュアモルト 0.5 UMN515.22 ダークブラウン
- 出版社/メーカー: 三菱鉛筆
- 発売日: 2000/10/20
- メディア: オフィス用品
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無料でもらったにしては良い商品で、持ち手がウィスキー樽から作られており、木の手触りが非常にいい、のだけど、軸がプラスチッキーで安っぽすぎるのが残念。
こんな目立つところにパーティングラインを残すなんて、バンダイの爪の垢でも煎じて飲ませてやりたい(プラモ脳)
普段触る部分だからヤスリがけして塗装するわけにもいかないし、グリップだけ活かして軸をジェットストリームあたりに替えてやることも考えたのだけどそれはそれで結構いい値段もするし、どうせならと思ってプレミアムの方のピュアモルトを購入した。
三菱鉛筆 多機能ペン ピュアモルト 2&1 0.7mm オークウッド・プレミアム・エディション
- 出版社/メーカー: 三菱鉛筆
- メディア: オフィス用品
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こちらは軸まで全部が樽で作られているので高級感が段違い。メッキ部分は触るとひんやり冷たく、金属っぽく見える部分がちゃんと金属で作られているのがいい。やっぱり長く使うものはこうでなくっちゃ。
こんなシンプルな見た目にも関わらず、ボールペン2色とシャープペンシルを内蔵しているというのが素晴らしい。どうやって機能を切り替えるかというと、振り子式と言って、出したい色を上に向けてノックするという方式になっている。
振り子ノック式の使い方 | 多色・多機能ペンの使い方を知りたい | お客様相談室 | 三菱鉛筆株式会社
こういうのを触るのは初めてだったので、最初はほんと、魔法のアイテムを手にした気分だった。複雑な機構である分衝撃に弱いとのことなので、落としたりしないよう大事に使いたい。
ちなみにピュアモルトシリーズこの3機能以外にも4機能、5機能とさらに高性能なものもあるけれど、軸全体が樽材で作られているのはこのMSE-3005だけなので、やはりこれが一番のオススメ。
木の手触りはやっぱりいい
自分は金属アレルギーというわけじゃないんだけど、ペンに関してはグリップが金属だと違和感がある。指の骨よりも固いせいだろうか。そういえば車のステアリングも樹脂は嫌いで、三台続けて革巻きのMOMOステアリングにこだわっている。同じ軽スポーツでもN-ONEやアルトワークスではなくキャストスポーツにしたのは、純正オプションでMOMOステがあった点は大きいかもしれない。今や純正で用意してるのって日産とダイハツぐらいしかないんじゃないかなあ。腕時計も革のバンドのほうが好きだし、直接肌に触れるものというのは、やはり木とか革とか自然の素材を使ったもののほうが落ち着くのかもしれない。
硬さ、は樹脂でも自然のものを再現できるかもしれない。でも手触りというのは硬さだけじゃなくて、例えば温度なんかは人工物は自然のものと比べて不自然になるんじゃないだろうか。例えば冬の朝にステアリングを握る時、温度を測れば同じになるけれど、肌に伝わる冷たさはウレタンよりも革巻きのほうが、合皮よりも天然革のほうが、冷たさが柔らかいような気がする。
LAMY ラミー 4色 ボールペン 油性 2000 L401 正規輸入品
- 出版社/メーカー: LAMY
- 発売日: 2013/01/06
- メディア: オフィス用品
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LAMY2000はMSE-3005によく似ているデザインで振り子式なのでどちらにするか迷ったんだけど、やっぱり樹脂より木が良いな、と思ったのが決め手だった。あと、残念ながらLAMYの4色にはシャープペンシルが含まれない。「ここに判子を押してね」のしるしを書くためにちょくちょく必要になるんだよね、鉛筆は。
なぜピュアモルト?
ひとつこの商品名に対して疑問があるのだけど、なぜ「ピュアモルト」という名前なのだろうか。ピュアモルトとはモルト、つまり麦芽だけを使ったウィスキーのことなので、ちょっと首をひねってしまった。そもそもモルトウィスキーを熟成させるのに新樽を使うことは稀で、普通はシェリー樽もしくはバーボン樽を再利用している。さらに、木のエキスが薄くなった樽は、最後にグレーン・ウイスキーの熟成に使うと聞いたことがある(癖が少ないウィスキーなので、味が抜けた樽が必要になる)。なのでこのペンの材料となっている樽が本当に”ピュアモルト”つまり、モルトウィスキーの熟成にしか使われていない、とは言えないんじゃないかと思ってしまった。我ながら面倒くさいファンだ。
百歩譲ってモルトウィスキーしか使っていない樽が原材料だったとしても、ウィスキーに「ピュアモルト」と名付けるのは原料なのだから普通だが、ウィスキーを作った樽を原料に使ったペンの名前が「ピュアモルト」であることには違和感がある。
モルト→ウィスキー→樽→ペン
なのだから、ウィスキーか樽にちなんだ名前が自然だと思うがどうか。もし仮に醤油樽を原料に作った家具が『丸大豆』という名前だったり、寿司桶から作ったテーブルが『コシヒカリ』だったら妙な気持ちにならないだろうか。
素直に大事にしたい
うるさいウィスキーマニア目線から見ると小難しい小言が出てきてしまうけど、商品としてはふつうに良い。ウィスキー好きなら持っておきたい逸品の一つだ。語れるワードが多いことも製品の魅力だし。
もちろん竹鶴ピュアモルトとの組み合わせは最高にいい。
この写真を撮るためにわざわざ竹鶴を買ってきた。最近はジャックダニエルやフォアローゼスあたりをハイボールにして飲んでいるけど、たまにモルトウィスキーを飲むと癖が強くて良いね。だけどあまり高いのを買うともったいなくて、炭酸で割れないところが玉に瑕なんだよなあ。
- 出版社/メーカー: アサヒビール
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