2年前に買ったiPhone6を新品同様にしてみた ~フロントパネル編~
前回どうしても開けられないネジに遭遇して、ホームセンターに車を走らせて買ってきたのがこちら。
- 出版社/メーカー: 兼古製作所
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これを一滴ドライバーの先端に塗ると、どんなに固くしまったネジでも簡単に開けることができるそうな。
ベッセル(VESSEL) 精密ドライバー TD-51 +00
- 出版社/メーカー: ベッセル
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ついでにこの商品の近くに置いてあった安い精密ドライバーも購入して帰宅。これで戦えるかな。
いい道具は、いい
さて帰宅して再び分解作業開始。前回開けられなかった本体上部のカバーを、まずは買ったばかりの精密ドライバーで試してみると、
「え」
すんなりと開いてしまった。製品におまけでついてきたドライバーや、100円ショップのドライバーセットとはまさに雲泥の差。さすが国産、精度が全く違っていて、吸い付くようにぴったりとおさまって余計な力をかける暇もないほどに簡単に開いてしまった。精密機械を分解する時は1本で安いセット同じぐらいの値段がする精密ドライバーは必須だな。っていうかこのネジ開け剤はどうしたらいいんだ。
フロントパネル交換作業
カバーを外してインカメラやスピーカーを取り出し、ケーブルを取り外す際にまた一苦労。テープの粘着が強すぎて、ヘラでははがせそうにない。かといって力を入れすぎると断線の危険もあるし、だけどYoutubeなどの解説動画を見ても「ぽろ」っと外していて全然苦労している雰囲気がない。困った挙句、ドライヤーで30秒程度暖めることでなんとか外すことができた。粘着部分は無理に剥がすよりも、温めて溶かしたほうが良さそう。
さんざん苦労してようやくバックパネルを外し、新しいパネルに取り替えようとした時に気がついた。
交換前
交換後
あれ? なにかがおかしい。これはもしや……、色を間違えて買ったパターン?
まあいいや。返品するのも面倒くさいしこのまま作業を進めてしまおうorz
注意点
今回買ったのはこの、Flylinktechというメーカーのもの。
Flylinktech iPhone6 修理用フロントパネル(フロントガラスデジタイザ) タッチパネル 液晶パネルセット修理工具付属 (ホワイト)
- 出版社/メーカー: Flylinktech
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付け替えた印象としては、多少明るすぎる気がするけれど今のところ不具合なく使えていて特に大きな問題はないのだが。
新しいパネルにはこの部分のパーツ、インカメラと近接センサを固定する透明なパーツと、イヤースピーカーのメッシュがついていないんですよ。仕方がないから透明なパーツは剥がして新しいパネルに木工用ボンドで固定、メッシュは剥がせなかったので諦めることにした。
SZRSTH iPhone6 4.7インチ 修理用交換用LCD フロントパネル 液晶パネル ガラス デジタイザー 工具セットが付属 (ホワイト)
- 出版社/メーカー: SZRSTH
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というわけでちょっと高いけど、これらのパーツが最初からついているフロントパネルを買うことをオススメしたい。
治った、がオススメはしない
というわけで悪戦苦闘の果てにフロントパネルの交換を完了。
ホームボタンが黒のままなのでパチもん感が強いw
動画や解説サイトを探し回りながら作業をしたのでゆうに3,4時間はかかったと思う。細かい部品が多いので解説しているページを見ても、撮影された写真では確認できないことも多くて(うちのブログよりもよっぽどきれいに撮ってるけどw)、戸惑いながらの作業で精神的な疲労も大きかった。もう一回やれと言われたらもっと簡単にできると思うけど、これは他の人にオススメできない。
バッテリーの交換よりもずっと難易度が高く、本体を壊してしまう危険性はずっと大きい。フロントパネルの割れを修理するのと代替品を買う価格差は7~8千円ほど。リスクを考えたら普通に修理を頼んだほうが良さそうだ。
もしこの記事を読んでフロントパネルを交換しようという酔狂な人がいたとしたら、まずは精密ドライバーとドライヤーを準備しておくといいかな。あとは万が一壊してしまった場合に備えて代替機があるとベストかもしれない。でも、うーん。MVNOにしたりバッテリーを交換するのとはリスクの度合いが違うというのは覚悟しておいたほうがいいかな。