ガッカリ名所だなんてとんでもない!―4泊5日沖縄旅行その11
今日の最終目的地は日本三大ガッカリ観光地の一つとして名高い首里城です。とりあえずホテルにチェックインして荷物をおいて、日が傾きだす頃まで一休み。7月から9月の間は夜8時30分まで開園しているので、涼しくなってから向かっても十分に間に合います。18時ころにタクシーに乗って首里城公園へと向かいました。
難攻不落の絶壁です。
あ!瑞泉だ。自分は泡盛と言ったらこれですね~。甘くてすっきりしていて飲みやすい。
- 出版社/メーカー: 瑞泉酒造
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石垣の組み方が几帳面。
入場料を払って首里城とご対面。赤い!
床面の赤いラインも面白い。この線に沿って家来たちが整列して、それを上から睥睨するのでしょうか。右側の番所から中に入ると、城の内部は木の香りも新しい資料館になっており見どころ十分です。
首里城といえば日本三大がっかり名所の一つで、わざわざ見るもんじゃないと言われていたと思うんですがまったくもってとんでもない。むしろ日本三大名城に加えたっていいんじゃないかというレベルです。
それにはまあ理由があって、これらの設備も最近になってようやく整備され、ようやく本来の輝きを取り戻したということらしいです。トリップアドバイザーの評価を見ても、2015年以降はダントツに良い評判ばかりになっていました。いい時期に来たなあ!
閉館時間ギリギリまで滞在して表に出ると、あたりはとっぷりと日が暮れていました。今晩は沖縄らしいものを食べようと思っていたので、近くにある「琉球茶房 あしびうなぁ」に電話をかけてみましたが残念ながらすでに満席とのこと。第二希望の「富久屋」さんは、混み合っているもののなんとか座れるとのことでそちらに決めました。
富久屋
お店は首里城からすぐそばの住宅街の中にあります。ほぼ満席なうえ宴会とぶつかっていたため、定食以外は時間が掛かるとのことでしたが特にこれからの予定もないし、単品でいくつか注文しました。今日で最終日なので泡盛も解禁。
この豆腐ようが激ウマ。思い起こせば10年前、研修で出会った石垣島出身の人が持ってきた豆腐ようが美味しくて、それ以来沖縄料理店に行くたびに注文しては期待はずれ、注文してはちょっと違うを繰り返していたのですよ! この沖縄でようやく、記憶通りの味の豆腐ように出会うことができて感動しました。これだよ、これ! ねっとりと甘く濃厚な味わいで、これこそが泡盛のベストフレンドであると主張しています。うーまーいー\(^o^)/
ここに写っているらふてーも絶品でしたが、ふーちゃんぷるーも出汁の味がたっぷりで味わい深かったです。普通想像する「お麩」とは別物のもっちりとした食感で、噛みしめるごとに味が染みだしてしみじみと(うまい)とうなづきたくなる美味しさ。
そのほかに天ぷらとひらやーちーを頼んでいたのが同時に出てきたので、店のおじさんから「粉ものがかぶってしまったね」的なことを沖縄弁で言われました。いきなりだったのでその時は解説がないと分からなかったんですが、隣のご婦人方と談笑しているのを横から聞いているとなんとなく意味がわかる。100%沖縄弁であっても完全にわからないということはなく、スペイン在住のカナダ人ガイドの英語を聞くぐらいのレベルで分かる、という印象。これまで全然聞いたことがないのになんとなく分かってしまうのは、もしかしたら津軽弁と沖縄弁に何か共通点があるのでは? そんなことを思いました。
いりやーちーは乾物を戻して料理するもの(”炒り”ではない)とか、ちゃんぷるーなんて沖縄料理にはなくて、元々はそれぞれの具を別々に料理していたのを、簡単だから混ぜるようになったのだとか、沖縄の言葉には日本語にはないニュアンスがあるので、それを”ちゃんぷるー”にしてしまったら本来の意味が通じなくなってしまうだとか、なかなか興味深い話を聞けて良かったです。
固有名詞は全くわからないのでスマホで調べまくりましたが(^_^;)
食べきれないぐらい頼んだのに四千円しなかったので非常にリーズナブル。値段的には天ぷらが一番高かったんですが、山のような量が出てきたのでコスパはいい、けど二人で食べるには多すぎたか。定食はいろんな料理が小鉢で出てくるので、定食+αで攻めるのがベストだったかもしれませんね~。