セイコー スピリットスマートSCVE011

クリスマスプレゼント

青い文字盤の時計が一本欲しくて、お願いしていたのをプレゼントしてもらいました。


第一印象は「デカい!」です(^_^;)

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セイコー5を比べると一回り大きいです。これでもケース径は40.5mm、厚みは13mmと、今流行のデカ時計に比べるとだいぶ控えめなんですが、自分の細腕にはこれが限界かも。

その割にデザインはシンプルで、最初は味も素っ気もないように見えましたが、着けているとだんだん愛着が湧いてそれっぽく見えてきました。

特にロゴが主張しすぎていない所がいいですね。たとえばグランドセイコーもいい時計だと思うんですが、

SEIKO

GS

Grand Seiko

という文字がさすがにくどい。

こちらは3時方向にSEIKOのロゴと、6時方向には機械式を表すAUTOMATICという文字だけで、セイコー5と比べてもさらにシンプル。ものすごく小さい文字でMade in Japanと書かれているのも主張しすぎない感じで好感が持てます。

極論を言えば文字盤にメーカー名が入っていない時計が欲しいかも(^_^;)

スピリットスマートで特に気に入っているのが青い秒針です。

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青焼きではなく塗りだと思うのですが、薄いブルーの文字盤を濃い青の秒針が進むさまはなかなか格好良いです。

革のベルトも青で統一されていて、なかなかのもの。

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革ベルトが最初からDバックル仕様なのも嬉しいです。右は松重商店のDバックルですが、通常のベルトは遊革があるため金属部分が内側に来ざるをえないため、手首にパーツが当たることになります。スピリットスマートの革ベルトは専用品のため、手首に当たる部分が全て革になっており、当たりが柔らか。こーゆー工夫はやはり違いますね。

どちらもシースルーバックで中の機械を覗くことができます。
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セイコー5の7S26とくらべてちょっと高級といわれる4R37ですが、特に磨いているわけではないので見た目的にはそんなに違いません。もうちょっと飾り気があってもいいのにな。ただ、同じ6振動でも4R系のほうが精度は高いようです。

性能テスト

スピリットスマートに搭載されているキャリバーは4R37といって、セイコー5に搭載されている7S36をバージョンアップしたものとなっており、手巻き機能と秒針ハックが追加されています。

手巻き機能とは、竜頭を回すことでゼンマイを巻くことができる機能です。セイコー5にはこれがないため、止まった時計を復活させるにはひたすら振って、マジックレバーで巻き上げるしかありません。

秒針ハックというのは竜頭を引き出した際に秒針が止まることを表していて、これによって秒単位できっちりと時間を合わせることができます。セイコー5の場合は秒針が動きっぱなしなので、1分以下の端数は気にしないというズボラ仕様です(^_^;)

というわけで、せっかくぴったりで時間を合わせられるので、どのぐらい日差が出るのか測ってみたところ、初日こそマイナス30秒でしたが、その後は順調にマイナス5秒くらいで推移しているので、そこそこの精度がありそうです。

自分が持っているネクタイは青か黒のものが多いので、青系の時にはこのSCVE011を、黒系の日はAVIATORの方を着けていこうかと思っています。メタルのベルトは似合わなさそうなので、革限定だとすると秋から春にかけての涼しい季節用になりそうかな。

もう一本か二本くらいあるとコレクションが揃う気がするんだけどなあ。いわゆるドレスウォッチのような、ローマンインデックスで上品な奴が欲しい…。