SNK601K1買いました & セイコー5のメタルベルト調整

というわけでまたまた時計の話題です。

先日、AVIATOR仕様にしたSNK809K2ですが、クールビズも終わり、スーツを着るようになるとさすがにカジュアルすぎるのではないかと思うようになりました。

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まあ私服仕様だよね…。

冬のボーナスももうすぐ出ることだしというのを言い訳に、新しい時計を買ってしまいました\(^o^)/

商品レビュー

商品写真だと白い文字盤に見えるのですが実はこれはシルバーで、ギョーシェ彫りのような細かい模様が入っているために白く見えるようになっています。

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この高級感! この前札幌に行った時に三越の時計屋さんでグランドセイコーを見せてもらってきたんですが、それに負けるとも劣らない美しさ。そりゃまあじっくり見ればその差は歴然なんですが、普通に見ただけなら、これが格安時計だと思われることはまずないでしょう。磨きぬかれたベゼルに、落ち着いた雰囲気のあるアップライトのバーインデックスも高級感に華を添えているように見えます。ギラギラと輝くのではなく、シックに光る存在感。

高級品と比べてみる

こちらはグランドセイコーですが、文字盤の模様といいバーインデックスといい、SNK601K1に激似です。パクリかよ!(注 同じメーカーです)

品切れのせいかAmazonでは定価の2倍の値段がついていたりするんですが、まあそのぐらいでも「割安!」って思っちゃうかもしれないですね~。

グランドセイコーの中ではマスターショップ限定のこのモデルが最高だと思っているんですが、さすがにこれとは雲泥の差がありますね~。いつかはGS。この青焼きの秒針が手に入れば、相当近づける…?

うちの時計と比べてみる

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隣は昔買ったWENGERですが、こうして見比べると子供っぽいというか、やんちゃな感じがしますね。値段は5倍以上したはずなんですが(^_^;) 針の形状がドルフィンハンドでシャープになっているのも、大人っぽさを表現しているのでしょうか。

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価格差はメタルベルトにしっかりと現れています。左がセイコー5ですが、金属を巻いて作られていてシャリシャリという手触り。WENGERの方は無垢で、ずっしりとした質感があります。

それでもバックルはワンタッチのプッシュ式だし、無垢のほうが断然重いわけで、ここらへんは一長一短ですかね。

残念ポイント

このモデルはベゼルの形が特殊なので、ベルトを変えられないのが惜しいと思っています。

確保 - COLKID プチ日記

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こちらのブログの写真のような雰囲気を目指したかったんですが残念。とはいえこの写真のものは、ベルトだけでうちのセイコー5の2倍、本体価格は50倍以上ですからね。まさに桁が違う。

SNK601K1の金属バンドを調節

普通に通販で買ったので完全にぶかぶかです。これを時計屋さんに持っていって調整してもらうのが普通ですが、それだとブログのネタにならないので自分で外してみることにします。

バックルを外す

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バックルの、穴が3つある方を外します。これはバネ棒なので、先日革バンドを交換した際に使ったバネ棒外しを使用しました。

板バネを外す

板バネは矢印の方向に外れます。

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ほかのサイトだと板バネを外すには千枚通しでこじる、と書いてあるケースが多かったんですが、どうも上手くいかなかったので刃先が細いラジオペンチを借りて試したところ、バッチリ外すことができました。専門家の方が使っている工具も、ラジオペンチとほとんど似たような形状ですしね。

ケイバ(KEIBA) プロホビー ラジオペンチ 溝なし HLC-D14

ケイバ(KEIBA) プロホビー ラジオペンチ 溝なし HLC-D14

ベルトのパーツが、巻いてある金属と、その中の二枚の金属との三層構造になっているのがわかるでしょうか。

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中に入っている二枚のうち、内側の方が板バネで、これが抜ける構造になっています。裏返して、矢印がないサイドの凹みにラジオペンチの片方の刃を突っ込んで、反対側の刃は板巻部分だけにかかるように斜めにしてラジオペンチを閉じると、すんなりと外れてくれました。

外して、戻す

手首に合わせながら、ちょうどいいサイズになるようパーツを外していきます。

外すときに気をつけなければいけないのが、6時方向のパーツを多く外すこと、です。そうすることで時計を見るときに、文字盤が内側を向きやすくなるということでした。最初はパーツを4つ外して、6時方向1個に対して12時方向3個だったんですが、そうすると外側に向きすぎてしまうので、1:4にしてバックル側で調整してどうにかいい感じにできました。

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板バネを戻すためには、ほかのサイトでは「トンカチで叩く」という解説が多かったんですが、普通にラジオペンチで挟んでパチンと戻せました。

最初千枚通しで頑張ろうとした時とか、外れない板バネを無理やり引き出そうとしたりで結構傷がついちゃったんですが、まあこれもいい経験ということで(^_^;) 終盤慣れてくるとスムーズに作業できるようになったし、細口のラジオペンチで慎重にやれば大丈夫だということが分かりました。

セイコー5に出会って、時計の面白さに目覚めたような気がします。手軽な値段で色々揃えられて楽しめるというのがいいですね。

高い時計を買って一生使うというのも考え方としてはありだと思うけど、その後の趣味嗜好の変化とかもあるし、その後ずっと満足できるかどうかは分からない。移り気な自分としてはコロコロと変える余地があったほうが向いているような気がします。

一応セイコーで、れっきとした機械式時計で、という「言い訳」ができているのもいいんでしょうね。安いからといって決して粗悪品ではない、コスパがいいから買っているというのは、結構大事なことだと思います。

次はどんなのを買おうかな。夏のボーナスに向けて今から物色しておかないと!