1/72 太陽の牙ダグラム その1
ある日ツイッターを眺めていたら、とんでもない写真に目を奪われました。
お知らせぐま!:「COMBAT ARMORS MAX01 1/72 scale コンバットアーマー ダグラム」GSCオンライン受注は本日10月23日21時まで! http://t.co/76HfHQV1Fj #goodsmile pic.twitter.com/f2YjIUhsgu
— ぐま子(おしらせがかり) (@GSC_GUMA) 2013, 10月 23
なんじゃこりゃ…。超カッコいい。調べてみると、マックスファクトリーから初めて出したプラモデルとのことで、去年の暮に発売になった商品とのこと。当然すでに売り切れ必至、Amazonを見てもぼったくり価格しか並んでいない状態でした。
太陽の牙 ダグラム COMBAT ARMORS MAX01 1/72 scal コンバットアーマー ダグラム (1/72 ABS&PS&PE組み立て式プラスチックモデル)
- 出版社/メーカー: Max Factory
- 発売日: 2014/01/22
- メディア: おもちゃ&ホビー
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まずは勉強から
とは言え、ガンプラなんて作るのは久しぶりです。スケールモデルこそ半年ぐらいにわかに作り始めたとはいえ、まだまだ素人同然。そこで参考書を読んで勉強することにしました。
MAX渡辺&大越友恵のガンプラ大好き! (Hobby Japan mook)
- 作者: MAX渡辺,大越友恵
- 出版社/メーカー: ホビージャパン
- 発売日: 2002/12
- メディア: ムック
- 購入: 5人 クリック: 48回
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しかし読み進めるに連れ「こいつは大変だぜ」との思いが強くなります。
継ぎ目消しが大変
スケールモデルでは車体合わせぐらいしか継ぎ目が出ないので気にならないのですが、ガンプラだと可動のためのプラキャップを仕込む関係上、腕や足が筒状になっているため、至るところに継ぎ目ができてしまいます。塗装をするならそれを埋めなければなりません。
昔は全部の継ぎ目をパテで埋めて削っていたのですが、この本によると「貼り合わせる両面にたっぷりと接着剤を塗って、溶かして接着する」という方法が書かれていました。接着剤のはみ出しがOKなんだ。スケモとは発想が違う。
塗装が大変
スケールモデルとは違い、パーツごとに色がわかれているうえ、組み立ての関係上、胴体部分などは違う色のパーツが組み合わさっており、塗装の時に苦労しそうです。
というか素材はなんなんだ。なぜこのロボットは青い部分と白い部分に色分けされているんだ。ついそんなことを考えてしまいます(^_^;)
カッコよさのためだけだったら納得がいかないなあ。理由が思いつかなかったら勝手にAFVっぽく塗ってしまおう…。
組み立て開始
予想通り、作業は遅々として進みません。なかなか全体像に入れず、一日目は下腕部とスネと頭を接着し、二日目は上腕部とモモと胴体を接着し、三日目は一日目に接着したパーツを削り、みたいな感じ。これは大変だ!
リニアカノンと1/72パンターを比べると、ほぼ同じ長さであることが分かります。パンターの全長は8.66mとのことなので、WW2の艦砲で言えば50口径14cm砲ぐらいのサイズなのかな。軽巡の主砲並ですね。
二足歩行戦闘ロボットの意義とは
機動兵器の役割って、いかにして相手の陣地の近くまで大砲を持っていくかに尽きるんですよね。例えば戦闘機なんて、ミサイルとエンジンを取っ払うとほとんどがらんどうになってしまう。ミサイルキャリアであり、ガンキャリアであるというのが本質の一つなわけで、そーゆー意味では二足歩行ロボの存在意義というのは、戦車では持ち運びができない艦砲クラスの兵器を搭載するところに意義があるのかなあ、などと考えました。ガンダムのレーザーライフルも確か、巡洋艦クラスの攻撃力があるとかないとか。
植民星ができるほど未来の世界でロケット砲や実体弾が主力武器になっている理由は、何か簡単な方法で誘導技術が無効化されているんでしょうね。二足歩行ロボットといえばミノ粉が必要なのか…。
それにしても、空想科学読本とかいう本のせいで「二足歩行ロボ=産廃」みたいな論調ばかりなのはイマイチですね。「ある」ならば「なぜあるのか」「どういう仕組で作られているのか」を考えないと意味が無いと思うんだけど。あーゆー人たちはいつの世の中でも「超音速ジェット機? 機体がもたないだろw」とか「潜水艦? 息ができなくなっちゃうだろw」みたいに腐してばかりなんだろうなあ。生産的じゃない。
素組完了
1週間ほどかけて、ようようにして全体像が見えてきました。とはいえ表面はヤスリ跡だらけのひどい有様で、人様にお見せできるような状態ではございませんねえ。
固定式のレジンキャストだったらバリを取って表面処理してすぐに塗装に移れるので、むしろプラモデルを作るよりも簡単にできるんじゃないかな?と思ってしまうのは模型脳だからでしょうか(^_^;)
さすが1/72だけあって、同スケールの戦車と並べると非常にいい感じです。これは戦える!
バランスが非常によいため、こんなポーズも自由自在です。いろんな姿勢で立たせても足の裏がきちんと設置するように作られているのも良いですね。腕のポリキャップが甘くてすぐに外れてしまうのを除けば満点だと思います。普通に作って遊ぶだけなら十分でしょう。
スナップフィットで簡単に作れるようになると、接着して塗装してみたいな、「普通の作り方」をしようとすると逆に大変なんですね。サクッと作れてそれなりの出来になる方が裾野は広がると思うけど、なかなか複雑な気持ちです。
次回は塗装を行う予定。上手く作れるかなあ…。