読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

T-34戦車ジオラマ編 ~雪の行軍~

f:id:Red-Comet:20140213010743j:plain
「味方の部隊はどこにいるんだ」「無線機の調子が悪くて繋がりません」「これだからロシア製は…」
f:id:Red-Comet:20140213010342j:plain
「いつになったら出発すんだべ」「イワンが聞きに行ってたぞ」「こんな寒い日はウォッカでも飲みてえなあ」

ジオラマ第三弾はT-34戦車を使った雪中行軍風景です。といっても、味方とはぐれて連絡も取れないようですが…。ロシア製の無線機に愚痴る戦車兵と、田舎から出てきた戦車随伴兵という組み合わせにしました。
f:id:Red-Comet:20140212193207j:plain
ベースはスチロール板に石粉粘土を盛り付けて作りました。最初は崖を作ってその上に無線機ふたりを置こうと思ったのですが、前作で斜面を作っているので、今回は趣向を変えて家を建てることにします。無線機チームはロシアのズベズダから出ている、このキットの物を利用しました。4体入って399円でよく売られているので、このシリーズを見かけると買っています。本当はウォーゲームの駒になるらしいのですが、フィギュアの出来も悪くないし、ちょっとの人数でいろんなシチュエーションがあるのが良い所です。家はこちらのキットを使用しました。戦車ならあまり気にならないけど、人と家だと1/76と1/72の差が目立つなあ…。明らかに人に比べて小さいような。
 

灯りをともそう

家があるなら中を見せなければなるまい、と、後ろ側の壁は取り付けず、屋根も一部切り取りました。さらに、夜のほうが雪で寒い雰囲気が出るんじゃないかと思い、電球を仕込むことにしました。
ところが、手持ちの電球は球が大きくて、屋根裏に設置しようとするとはみ出してしまいます。無計画に切り取りすぎたか…! あわてて麦球を注文するも、乾電池2本では暗く、十分な光量が得られません。
さらに困ったのが電池ボックスの置き場所です。アクリルケースジオラマーを自称する自分にとって(笑)外から電源を引っ張ってくるのはちょっと美しくない。というわけで家の地下に電池ボックスを取り付けて埋めてしまうことにしました。

煙突があるなら暖炉がなくてはなるまい、とレンガを切り取ってコの字に接着して、内側にアルミホイルを貼り付けて麦球を仕込みました。なんとか光ってるのが分かるかな?
f:id:Red-Comet:20140212193345j:plain
家の照明は断念しようかとも思ったのですが、逆転の発想で手前側から光らせることにしました。プラバンで箱を作ってその中に電球を入れます。手前と底はアルミホイルを敷いて、上部だけが光るようにすると、蛍光灯のようにぼんやりと明るくなりました。成功だ!
f:id:Red-Comet:20140212193423j:plain
もう全部が行き当たりばったりですが、どうにか形になりました。変な思いつきのせいでこんな大仕事をする羽目になるとは(^_^;)
 

雪の降る街は

最後の仕上げは雪の表現です。雪用のパウダーを買うという手もありますが、今回は安上がりに家にあった重曹を使ってみます。

タンサン (重曹) 50g(25g×2P)×10個

タンサン (重曹) 50g(25g×2P)×10個

配分なんて分からないので、適当に混ぜ混ぜして盛ってみました。
f:id:Red-Comet:20140212210905j:plain:w240
粉がジャリジャリするくらい水を少なめに混ぜると固くしまった雪に、水を心持ち多めにして泡立てるように混ぜるとふんわりと積もった雪になることが分かりました。「水を入れすぎた!」と思っても足せば問題ないし、少し固まってしまってからやり直すときも、再度混ぜ直せばくっつくようになります。
f:id:Red-Comet:20140213010311j:plain
雪を作るのは想像以上に簡単で楽しい作業でした。これはまた違うシチュエーションで作ってみたいなあ。

出来上がり

ちなみに上の写真のジェリカンを運ぶ兵士は運転手で、
f:id:Red-Comet:20140213010427j:plain
薪を切らされているのが下っ端の装填手。冒頭の写真で地図を持って何やら口うるさげに話しているのが車長兼砲手で、無線機に聞き耳を立てているのは当然無線手。これでちょうど4人の乗員が揃いました(^^)

戦車の上でのんびりしている連中はタンクデサント(戦車随伴歩兵)の人たちです。たぶん普通の歩兵は農村から連れて来られてそのまま兵士にされたような人たちだったんじゃないかなと想像したので、のんびりした雰囲気です。とはいえ戦車の上に乗せられている人たちは敵の攻撃にむき出しにさらされているため、平均余命が2~3週間という過酷な役割だったそうです。その代わり戦車は生き残れるんですがね…。戦争映画を見ていても、戦車のそばの歩兵は急発進で振りほどかれたり味方の戦車に轢き殺されたりと、散々な目に遭わされていました(-_-;)
f:id:Red-Comet:20140213010705j:plain
f:id:Red-Comet:20140213010857j:plain
灯りをつけるとこんな感じです。う~ん、寒そう。

歩兵や小物を作ったり塗ったりするのは実は正直めんどくさいです。
本当は戦車だけ作っているのが楽しいけれど、どうしてもジオラマまで作らないと完成した気分になれないし、ゴールの直前はすごく苦しいけれど、完成してみると小物のおかげでリアリティが増していて、苦労が報われた感があります。
今回WFに行って、ついでに秋葉原でもたくさん戦車の作例を見てきましたが、やっぱり戦車単体だといくら素晴らしく作ってあっても、何か物足りない気がしてしまいました。自動車や飛行機、艦船模型はそれ単体で完成だけど、やはりちょっと違う感じがします。自分の趣味嗜好的に、ディテールを詰めるよりも、情景の一部分を切り取って物語にしたいんだろうなあと考えています。まあ、偉そうなことを言う前にもっと上手に作れと言うことなんですけど(-_-;)

次回の予定

完成車両のうちジオラマにしたいのはティーゲルとノイバウファールツォイクの二両なんですが、これらはもう少し後回しかな。
あとはWFで買い込んだ美少女戦車フィギュアを乗せるための1/35が数台あるんですが、これは今世紀中に作れればいいやw
1/72で手を付けてないのは、ドラゴンのハ号軽戦車と、ハセガワのM3リー、三号突撃砲メルセデス・ベンツG4。それとファインモールドのカ号観測機があります(謎)。
ハ号とカ号を組み合わせて南の島の日本軍を作ろうかと計画していたのですが、カ号観測機の塗装がめんどくさそうで、これを整理してから出ないと手を付けられないかな、と。M3リーとベンツG4はちょっと面白いアイデアがあるので、ココらへんを先にやっつけていこうかなと思っています。