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2013イギリス・イタリア旅行 ~その12~ 洞窟は青かった

昨日おとといとローマ市内をとことん歩いたせいで、早くに寝たのにどっぷりと疲れが残っていました。しかしこの日はツアーに参加しているので、一日バスや船に座っていればいいだけの楽勝デー。それを見越して最終日にツアーに入ったのは作戦勝ちでした(^^)
集合場所はテルミニ駅のすぐ近く。早朝は9月らしいちょっと肌寒いくらいの気温で、街行く人も上着をはおっている人が目立ちます。
 
バスの近くまで行くと「青の洞窟ツアーの方ですか?」と日本語で話しかけられて、日本を離れて何日もたっていないのに懐かしい気持ちになりました。外国に来ても日本語でばかり話をしているのに、他人から話しかけられるとこうゆう気持ちになるのはなんでなんだろう。ロンドンで「みゅう」の事務所に行った時に「いらっしゃいませ~」と声をかけられた時も、どこかくすぐったいような不思議な気分になったなあ。
先にバスに乗り込んでいた『定年退職したので悠々自適にローマ旅行に来ました』といった風情の夫婦が、添乗員さんと話し込んでいます。もしかしたら他の参加者はパッケージツアーのオプションで、自分たちはそこに紛れ込んだのかな? バスの乗員は20~30人ぐらいで、一部はポンペイ観光なのでナポリからは別行動になるとのことでした。
 

ガイドさんから脅される

出発していきなり、添乗員さんから衝撃の発言が連発されます。
「9月に入ってから天候が悪く、青の洞窟に入れた日がほとんどない
「高速船が出ないくらいの悪天候ならポンペイ観光になるけれど、今日の天気だと片道1時間かけてカプリ島に着いてから成否が分かる
「昨日まで10日連続で入れなかった
カプリ島観光も楽しいとは思うけど、入れなかった人はみんな往復8時間もかけたのにと落胆していた
「最悪の場合、洞窟の入口までモーターボートで行って今日はダメだと引き返す日もある
次から次へとネガティブ情報が。表面上は『なあに、万が一入れなかった時のクレームを回避するために大げさに言っているんだろうよ』という顔ですが、内心は不安でどっきどきです。
青の洞窟に入れる確率は9月からグンと下がって50%程度だと聞いていたのですが、コインを投げたって10回連続裏が出ることぐらい普通にあるしなあ。11回目が裏かどうか? 素人は表に、ギャンブラーは裏に賭け、数学者は賭けないそうです(^_^;)
貴重な海外旅行の丸一日かけて空振りだったら泣くしかないよな~。今のうちにポンペイ観光に振り分けてもらった方がいいんでないかな、などと弱気なことを考えているうちにバスはどんどんと高速道路を南下していきました。信じるものは自分の運しか無い!
 

Hotel Liolà


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添乗員さん曰く「女性が一人トイレに行きたいというので」早めの朝食になったそうです。別にそんなことを言わなくても乗客には知ったこっちゃないんですが、旅行会社は契約しているおみやげ屋さんとの関係もあるので、毒つきたくなるのも仕方ないかも。
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搾りたてオレンジジュースとパニーニ。場所がら値段は強気だけど、どちらもなかなか美味しい。特にパニーニの具のピクルスがさっぱりとしていて好み。
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場所はこのあたり。SIMカードの1GB枠を使いきってしまったためPHS並に低速になってしまいましたが、Google Mapsぐらいなら普通に使えました。前回のスペイン旅行の際に持って行ったレンタルルーターは、使い過ぎると完全に使えなくなっちゃったので、そういう点でも現地SIMの方が使えますね。
 
ちなみに「アウトストラーダ・デル・ソル」とはイタリア語で「太陽の高速道路」という意味。イタリア半島を南北に一直線に伸びていて、走っている間は一日中お日様の光を浴びることになるから、そのような名前になったそうです。
 

ナポリ到着

朝食後はぐっすりと熟睡。最終日をバスツアーにしておいて正解だった~(二回目の自画自賛)。体感ではあっという間にナポリに着いてしまいました。
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こちらは港のすぐ近くにあったヌオーヴォ城。新しい城・・・?
ナポリを見て死ね」という諺があるそうだけど、ぱっと見では普通に大きな都市でビルが立ち並んでたり少し薄汚れていたりで、そこまでの魅力があるのかは分からなかりませんでした。小樽っぽい。腰を落ち着けて見ないと良さが分からないのかな? ローマだって、テルミニ駅周辺だけ見てたら来たいとは思わないもんな~。
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城の向かいの船着場で、ガイドさんが日本語を話せるイタリア人のタロージロさん(太郎次郎に聞こえた)に交代しました。赤黒サングラスの面白ガイジンです。大学で日本語を学んで日本人相手のツアーガイドをやっているとかで、日本語はぺらっぺらです。
「船から降りたらすぐ左に曲がってボート乗り場に行くように」「到着10分くらい前になったら出る準備をしておいて」「降りてすぐ行動できるかが青の洞窟を早く見学できるかの勝負」などの注意事項を聞いてチケットを受け取り、船に乗り込みました。

船内だと酔うかもしれないので、2階の外の席に座りました、が、日差しが鬼のように強い! ローマより南にあるんだってことを忘れてました。熱射病になりかねない強さだったので、頭にタオルをかぶせて凌ぎました。太陽の光が大好きなヨーロッパ人たちも、救命胴衣の説明書を日傘代わりにウンザリ顔。この季節のイタリアでは帽子必須ですね。
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車内販売(船内販売?)でビールと水を買って外の風景を楽しんでいると、今度は風が強くて寒くなってきたので船内に移動しました。さきほどのビール売りの人は今度はおみやげを売っています。スカーフやエコバッグなどなど。
買わないかと勧められたのですが、荷物になるらと断っていたら、例のローマ市内で買った帽子を「チャオベッラ」とからかわれました(笑) いい帽子を買ったなあw
 

カプリ島到着

港に到着する10分前には、船の出口付近に行列ができています。バスで隣の座席に座っていた夫婦(旦那さんがずっと文藝春秋を読んでいたので春秋さんと勝手に命名)を目印にして、その後について下船しました。
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ザ・地中海といった雰囲気の美しい風景と透き通る水を愛でる暇もなく、一糸乱れぬ行軍で(ここらへんはさすが日本人)目的のボート乗り場にたどり着くと、すでにタロージローさんはボート乗り場で何やら交渉をしています。全員が揃ったところで彼はこんなことを言いました。
「今日は青の洞窟に入れるようです。おめでとうみなさん!」
(ゎぁー、とか、ぉぉー、とか小声でパラパラと反応)
「だけど、10日ぶりのオープンなので洞窟の入口前は大混雑しています。2時間待ち3時間待ちみたい。なので先にお昼ごはんを食べて、それから青の洞窟行きましょう」
今日は無事に中には入れるようです。よっしゃ!と心のなかでガッツポーズ(を取ったのは自分だけではないはず)。
でも、悠長にしているうちに雲行きが変わって、中に入れなくなっちゃいました~なんてことになったらどうしよう、本当にこのオモシロガイジンは大丈夫なんだろうか、などと不安に思ったことも事実です。
 
ここからマイクロバスに乗ってレストランまで移動するのですが、ものすごく狭くて急な石畳の上り坂を一気に駆け上がるので振動と揺れがとんでもなく、船よりも車で酔いそうになります。1.5車線くらいしか無い道幅を、カプリ棟ならではのオープンカーのタクシーと何度もすれ違いながらレストランに到着しました。
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大変な目にあっただけあって眺めは素晴らしかったですが(^_^;)
 

Capri Moon


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CapriGourmet - Solo Ristoranti di Classe - Isola di CAPRI
ツアー代金にはご飯代のみが含まれているとのことで、お飲み物は別料金。せっかくだからカプリ島特産のレモンの生搾りジュースを注文したところ、鉄っぽい味でイマイチ。ミキサーの刃が酸で溶けだしているんじゃないかなあ。ブラッドオレンジのジュースにしておけばよかった。
ビールを頼んでいる人もいたけど、これから舟に乗るのに尿が近くなったら困ってしまうのでグッと我慢。
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ラビオリはそこそこ。量が少ないというのも問題です。魚のグリルはレアに焼けていて、火が通った刺し身みたいな雰囲気で美味しかったです。付け合せのサラダはレモン風味でなかなかイケる。デザートは甘めで、あってもなくても、というレベル。まあ、たくさんの人に出すんだからこんなもんかな、というお味でした。
 

青の洞窟へ

モーターボートは思った以上に小型で、ギリギリ30人乗れるかな?ぐらいのサイズでした。昆布を取る船よりは大きいし、もちろんずっと立派。木製でなかなかカッコいいです。
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波は非常に穏やかですが、座席は船べりなので波の飛沫が盛大にかかります。とはいっても日差しもいいし、高速船ほど早いわけでもないので快適です。
 
しばらく岸壁を眺めながら航行して、青の洞窟の入口前に到着しました。
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すでに6隻ほどのモーターボートが待っており、そこに小舟が寄り添って人が乗り降りしているのが見えます。タロ・ジローさんは先に到着している船頭さんと何やら言葉を交わしてからこう言いました。
「僕らはとってもラッキーね! あの船を見てご覧。あれは僕らがご飯を食べる時に出発した船。彼らは2時間半以上ここで待っていた。作戦は成功。もうすぐに入れるよ」
面白ガイジンだと思っていたタロッジロさんは、実は凄腕のガイドでした。この読みは素晴らしい。波は穏やかとはいえ、お昼ごはんも食べないままに2時間半も乗っていたらさすがに酔いそう。
6隻のうち2隻は終わり頃で、残り4隻で100人ぐらいいたとしても、小舟も8隻ぐらいあるし、1回4人ずつ乗っているので往復10分かかったとしても30分から1時間以内に入れそうだなと予想。
 
待っている間はタロジーロさんの手巻たばこ講座(曰く、手巻たばこは既成品と違って混ぜ物が無くてヘルシーで安いとのこと)やオリーブオイル講座(曰く、イタリア人は何にでもオリーブオイルをかけるけど混ぜ物がなくてヘルシーなんだとか。彼のポッテリお腹を見ているとヘルシーに疑問符がつくのですが・・・)などなど、話が尽きることがありません。
話が一段落すると隣の船にジョークを飛ばしたり、帽子を見て「チャオベッラ!」「かわいい!」と船頭さんと二人でからかってきたり(本日二度目)と休む隙がないくらいで、あっという間に40分たって自分たちの船の順番がきました。
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モーターボートから小舟に乗り移る瞬間はちょっと怖い。飛び乗ると転覆するというので慎重に。
荷物はボートに残してきたけど、iPhoneを落としたら泣けるしなあ。その時はXperiaがあるけれど、これまで撮影した写真がパーになるのは悲しすぎる。フォトストリームからアップロードしておけばよかった、などなどと思いながらえいやっと乗り替えました。
小舟には前に2人、後に2人、イケメンイタリア人の船頭さんの計5人が乗り込みます。狭い。そして船底には海水がびしゃびしゃ。よそ行きではこれないなあ。そうこうしているうちに小舟は洞窟の入口までさしかかりました。ここで船頭さんは櫂を手放して洞窟に張り巡らされている鎖を手に取ります。
ここでの注意点は、手を船の外に出さないこと。揺れるのでつい船べりにしがみつきたくなるのですが、そんな時に岸壁に衝突したらえらいことです。腕を胸の前に組んで船底に寝そべり、待ちに待った青の洞窟内に侵入しました。
 

Grotta Azzurra

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青!
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いままで見たことがない青!
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目で見るのに一生懸命なので、写真は適当にピントを合わせてとにかく連写。どちらにしても、実際に見るのと写真では全然違います。海が青いのではなく、青い光を放っている。波が揺れる度に輝きを変え、オールが沈むたびにキラキラとした光の柱が水の中に現れます。

船頭さんが歌を歌い始めると、洞窟内に何重にも反響して、この世のものとは思えなかった風景がさらに異世界のような雰囲気を強めます。
中にいる時間は1~2分と聞いていましたが、体感では本当にあっという間でした。出て入った!ぐらい。2,3時間独占したい・・・。あえて波の高い日に来て、泳いで入るというのもアリだなあ・・・。
 
これはちょっと本当に凄い。今回の旅行がこの一瞬のためにあるといったら言い過ぎだけど、そう言いたい気持ち。どんな写真でも映像でも表現できない、直接ここに入って感じなければ味わえない体験でした。
青いといえばガガーリンの「地球は青かった」ですが、あれから50年経ってテレビや映画や写真で誰も地球の青い姿を見られるようになったけれど、それでも直接その場に行って自分の目で見たいと思う人は無数にいます。目で見るだけの情報では得られない、体感や体験というものは、どれだけ時代が進んでも直接行かなければ分からない、そんな認識を新たにしました。
 
余韻に浸っている暇もなく洞窟を出て、モーターボートに戻る時がちょっと怖い。右足をボートに乗せると必然的に左足で小舟を押すことになるので、ちょいとした股裂き状態。船頭さんに押してもらってことなきを得ました。
あまりの感動に、モーターボートに戻ってもしばらくぼーっとしていました。
 

お買い物タイム

再び港に戻ると、船が出るまで30分しかないというので、急ぎ足で提携のおみやげ屋さんをめぐらされます。
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こちらも良い物を見せてもらったので、ここで買うこともやぶさかではありません。一軒目の食べ物屋さんではレモン風味のオリーブオイルを購入。お昼に食べた、レモン風味の野菜の付け合せにはこれがかかっていたのかな? その他にリモンチェッロ(甘かった・・・)とレモン入り蜂蜜(これは美味しかった)を購入。
 
二軒目が本番らしく、ガイドさんも相当気合が入っています。ここで扱っているのはカプリ名物カプリウォッチ! 日本でもとても有名だというけれど、すいません。まったく知りませんでした(^_^;)
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値段は2~3万円でそれほど高くはないのですが、個人的にはこのキラキラがどうも苦手で、男性向けのもありましたがゴツくて自分の細腕には似合わないのでパスしました。ツアーの他の人には何本か売れていましたが、SWATCH touchの方が軽いし高性能だし便利だよね~と思ってしまうのです(^_^;)

本格的な機械式時計なら興味はあるんですが、中身はクォーツですしね。
 
カプリウォッチは最近売り出し中のものっぽくて、それまではカメオを作っていたようです。
この店の主人が職人さんで、自作のカメオがたくさん並んでいます。どれも本物のメノウを削って作られたもので、金属部分は18金なのでお値段もなかなかのもの。一番大きいものだとRetinaモデルのiPadぐらい! それでも、免税でだいぶ割引になると聞いて購入していました。太っ腹!
 
集合時間まであと5分になったので店を出て、その途中にレモンのフローズンドリンクを売っている屋台があったので飲んでみることにしました。勝手に2つ作ろうとするのには閉口。観光地はこれだからなあ。超すっぱくて健康によさそうな味でした(^_^;)
 

さらばカプリ島

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帰りの高速船でも外の席に乗ろうとしたら、煙突の真横だったためものすごい騒音でした。仕方なく屋内に避難するとほぼ満席で座れない有り様。往復する船の大きさはマチマチで、来た時よりも一回りほど小さいサイズのようでした。ひとりずつならなんとか座れそうなので、通路に座っているのも何だからとバラバラに座ることにしました。自分はアラブ系のおじさんの隣に座りましたが、自分の鼻歌に合いの手を入れるという(ふふふ~ん、オーイェイ、ふふふふ~ん)はた迷惑な人だったので閉口しました。
 
再びナポリに戻ってガイドさんが日本人にバトンタッチ。タロジローさんが最後に、
「日本人はとてもおとなしく面白いね~」
と言っていたのが印象的でした。そういえば他の船からは「ファンタスティック!」とか聞こえてきてたけど・・・。
 

イタリアではなんでも壊れる

さあ帰りましょうとバスに乗り込んでいざ出発。
再び「アウトストラーダ・デル・ソル」に入った途端、高速道路なのに逆にスピードを落として、ついには路肩に止まってしまいました。またか!イタリアでは毎日何かが壊れないと気がすまないのか!!
運転手さんは外に出て、エンジンルームを開けて何やらいじっています。JAF呼んだほうがいいんじゃないかなあ。ガイドさんもよそのガイドに電話をして、代わりのバスが空いていないか調べています。するとしばらくして運転手さんが戻ってきました。燃料を繋ぐチューブが熱で溶けたとかで、応急修理が完了したので大丈夫だとのこと。本当に大丈夫なのか超不安なんですが・・・。
幸いにも、途中でもう一回走らなくなるぐらいで、燃えたりせずに無事に途中のドライブインまでたどり着きました。この国では「壊れる可能性のあるものは壊れる」と思っておいた方がいいなあ(^_^;)
 
ここのおみやげ屋さんとは完全タイアップらしく、全員を集めて一人ひとりにチョコを食べさせてから商品説明。バスツアーとかだったら毎回これなのか、と思うとゲンナリ。やっぱり旅はフリーに限る。
ワインが名物だとのことですが、重くなるのでパス。
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ラクリマクリスティ』がキリストの涙という意味だったとは!
自分はレトルトのリゾットを買い(まだ食べてない)、ここでもカメオが売られていたので小さな物を何点か買っていました。これもこの店で作っているらしく、店内に工具が置いてあります。昔はイタリア中でカメオ作りが内職として流行っていたのかな?
 
予定より1時間遅れて21時ころローマに戻りました。朝8時から13時間! 1日潰して青の洞窟を見られなかったら後悔してもしきれなかったなあ。本当に運が良かったと思います。
ローマ滞在の2、3、4日目のうち、どこにツアーを入れるかは完全に自分の裁量でした。しかも3週間前までに日程を決めなければならないというので当日の天気も予測できず、100%運に頼らなければならないという無理ゲーです。もし2日目や3日目に日程を組んでいたらと思うと・・・。
運否天賦で日程なんか組むものではないんですが、そうじゃないと見れないというのがにんともかんともです。ナポリに何泊かして天気が良い日に渡るというのは正攻法なんだけど、今月だったらそれでも見れない人もたくさんいそうだし。そこらへんがまた希少価値を高めるのかな? 
  

PastaritO


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ガイドさんが帰りのバスの中で、テルミニ駅近くにあってオススメのお店を何件か紹介してくれました。その中には、我らがCapitol Hotelと同じブロックにあるお店があり、そこは本格派で超美味しいというのではなくて「チェーン店だけど以外に美味しい」レベルだというのですが、とにかく疲れていたので近い方がいい!とその店に向かいました。チェーン店でも美味しい店はあるからね! 丸亀製麺とか! 小麦粉という点では共通点があるかもしれない。
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え、何ここ普通に美味しい。値段も全然安い。うっかり最初にここに来たりなんかしたら、「ここでいいや」ってローマ滞在中ずっと通うところだった。他の店よりはそりゃ落ちるかもしれないけれど値段を考えたら及第点。日本にあったら通っちゃうなあ。
 
ピザはカプリチョーザを頼んだのですが、マッシュルームはみずみずしいいし、チーズもハムもシンプルに美味しいし、この店がすごいというよりも、素材の段階からすでに美味しい。こういう良い材料が普通に手に入るからどこで食べてもそれなりに美味しいんだろうなあ。イタリアはチート使いだ。
PastaritO
ここのウリは、パスタの種類とソースを自由に選べることでした。ペンネカルボナーラとか、ラビオリのアラビアータとか普通じゃ頼めない組み合わせも可能なので、順列組み合わせで全てのパターンを試したくなること必至です。
とはいえ今回はベーシックに、リングイネ(太めの麺)のカルボナーラを注文しました。初日に食べたのとは違って卵がトロトロに絡んでいて、ベーコンは日本で食べるような似非ベーコンじゃなく、カール・レイモンで買うようなやつが普通に使われています。日本では本格イタリアンの店に行かないと出てこないような食材を、普通にチェーン店で出してくるのが憎いなあ。
 
料理もさることながら、メニューは英語併記だから分かりやすいし、ピザを取り分けようが何しようが気にせず食べられる気兼ねのなさが良かったです。他のテーブルの人も、携帯電話でずっと話をしながらサラダとパスタを完食しているおじさんとかなので、本当にファーストフード感覚です。
この他にワインとお水を含めて20.9ユーロ! 安い!
このボリュームでこの味でこの値段とは、イタリア恐るべしです。次にイタリアに来る時も寄ってみたい気持ちになります。まあ、次はCaptolには泊まらないと思うので(笑)どうなるかわかりませんが。
 
 
パスタリートから徒歩1分のホテルに戻って、ローマ4日目はなんとか終わりました。
それにしてもこの日は疲れました。大英博物館で8時間ぶっ通しで歩いた時も、炎天下のローマ市内を10km近く歩いた日も、バチカン美術館をダッシュで2周した時だってこんなには疲労しなかったはず。これはきっと知らない人が多くて気疲れしたんだと思います。つくづく集団行動とか、スケジュールに合わせて行動するとかが苦手なんだと気付かされた一日でした。
翌日はローマ最終日。残り半日だけど、一筋縄では終わらないのがローマなのでした(^_^;)