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あまぎり体験乗艦&ひゅうが一般公開〜その1〜

日常 軍事

やおいが嫌いな女の人がいないように(偏見)ミリタリーが嫌いな男の人もいないのです(断言)!
自分も例にもれず軍オタとはいかないけれど結構好きな方なので、最新鋭の護衛艦の艦内見学ができるとあっては行かざるをえないのです。
今回の目玉は護衛艦『ひゅうが』。11機ものヘリを運用できる空母っぽい最新鋭護衛艦です。
お披露目のために日本各地の港をドサ回り中とのことですが(次は青森港に行くらしい)、これを逃すとまず見る機会はないだろうと、胸踊らせて港埠頭に行ってきました。
 
ひゅうが艦内見学とあわせて行われていた護衛艦『あまぎり』の体験航海にも、抽選をくぐり抜けて見事当選! 護衛艦に乗るのは高校生の時以来だったので、こちらも負けず劣らず楽しみです。
 

あまぎり体験乗艦


まずは護衛艦あまぎりの体験乗艦から。
乗り込んですぐ、後部にあるヘリコプターの格納庫を見学しました。

あまぎりは哨戒ヘリコプターを搭載していて、潜水艦に対して高い攻撃力を持った護衛艦です。
海中にソナーを吊るして潜水艦を捜索するんですが、ヘリ1機でカバーできる範囲は東京湾の半分くらいのサイズだとか!
けれど特徴であるところのヘリの発着甲板が、ヘリ自身のサイズと比べるとすごく狭いんです。これはちょっと大変だなあと思って近くにいた自衛官の方に話を伺ってみました。
「目の前に格納庫もあるし、発着のためのスペースが狭くて怖くないですか?」
「広さは訓練で慣れているのでたいした問題ではないんですが、揺れがありますので、船の傾きとヘリの傾きがピタッと合ったときに着艦しなければならないのが大変ですね。それを管制室でチェックしてゴーサインを出すんです」
といって、甲板のかたすみにある小部屋を指さしました。

「あの部屋が管制室だったんですか。床とヘリの傾きを見るために低い位置にあるんですね〜」
「そうなんです。しかも、ただまっすぐに降りればいいんではないんですよ。ヘリの下部から棒が突き出しているのが分かりますか?」
「・・・これかな?」
「そうそう。この棒を船側の装置(2m四方ぐらいの枠)にさしこんで、両側からガチっと固定するんですよ」
「なるほど! こうしないと風や揺れでヘリが転んじゃうんですね。なるほど、こんなピンポイントを狙うから、発着場所が多少狭かろうが問題ないんだ・・・。でも、風が吹いている時とか良くこんな狭いところを狙えますね」
「どうしようもないときにはワイヤで結んで、引っ張って下ろすこともあるんですよ(笑)」
「ははあ、いろいろ苦労があるんですねえ。その点ひゅうがだったら、甲板が広いからそういう苦労はないんでしょうか?」
「私はまだひゅうがに降りたことがないんで分かんないですけど、多分そうなんじゃないですかねえ」
と苦笑気味。あまぎりのパイロットとしての矜持なんでしょうかw
自衛官の方はみんなフレンドリーなので、こんな風に質問にかなり詳しく答えてくれるのが楽しいです。
 

出航


後部甲板からひゅうが君を臨む。旭日旗とのコラボがいいですよね〜。
前から見ると甲板上になんにも障害物が無いことが分かりやすい。多少揺れようがささっと降りれそうで、さすがはヘリ空母、という感じです。
いよいよあまぎりがタグボートに引かれてしずしずと出航します。

艦の前方に移動すると、ちょうど良いタイミングで主砲の76mm速射砲とアスロックの動作訓練を行われるところでした。速射砲の前で訓練が始まるのを待っていたら、
「もってみますか?」
とダミーの砲弾を手渡されました。

お、重い。13kgって戦車の主砲なみ・・・? この砲弾を1分間に80発も発射するってすごいな。本気だ。まず撃つ機会はないんだろうな。普通の船なら粉々だ。


撃たないのはアスロックの方がそうなんだろうけどね。
これは魚雷にロケット砲がついたもので、哨戒ヘリの情報を受けて10km先までの潜水艦までを攻撃できるそうです。例の哨戒ヘリが潜水艦を見つけたら、その指示に従って発射&轟沈!という流れです。
いかにも重そうなこいつがグリングリンと動くさまは圧巻でした。フルアーマーガンダム・・・?(違

上からの眺め。この後は港に戻るまで航海艦橋に登って眺めを楽しんでいました。
近くで港までの距離を測定している自衛官の方に声をかけたら、親切に測距儀を覗かせてくれました*1。なんでも聞いてみるものです。
 
港に戻る時、馬鹿な水上スキーヤーが艦の行き先を阻んでかなり邪魔くさかったです。たぶん乗客全員が
(さっきの速射砲で撃ってやればいいのに・・・)
と思ったはずw いやはや、日本が平和で良かった。他の国で軍艦の進路をふさいだりしたらどうなることやら、です。
 

最後にチャフを発射するロケットランチャーを見学しました。
「敵から攻撃されたらこれで防御するんですか?」
「はい。でも最初は船の後尾にある対空ミサイルで迎撃します」
「え! あのミサイルは飛行機じゃなくてミサイルを狙うんですか?」
「そうなんですよ。それがダメだったら主砲で狙って、それでもダメなときにこのチャフで敵のミサイルのレーダーをごまかして、さらにそれでもだめだったらCIWS*2で迎撃します」
なんという万全の構え・・・! しかし、相手の攻撃から身を守るのって大変だなあ。見敵必殺だったら楽なのに。護衛艦としての宿命ですな。
 
2時間の体験乗艦は本当にあっという間でした。
どの自衛官の方も親切で紳士的で話しやすく、色々と勉強になりました。こういうところでのコツは、多少知っていてもそれを表に出さず、真っ白な気持ちで相手の話を聞くことw ソボクなギモンから面白い話がいっぱい聞き出せます。
高校生の時に乗ったときは、友達と
「意外と早いと思ったら時速40kmぐらいしか出ないんだな」
とか話しているうちに終わってしまって、ろくすっぽ話も聞かなかったような気がします。大人になって人見知りが治って良かったよかった。
 
次回はいよいよひゅうがの艦内見学だ! 刮目して待て!!

*1:もちろん港に入ってから

*2:みんなファランクスのことをCIWS(シースと発音してた)と読んでいた