銀河英雄伝説IV EX リプレイ4

飽きずに銀英伝4のリプレイをお送りします。
 

遊撃作戦展開

親友キルヒアイスの死によって鬼と化したミューゼル閣下(ロイエンタール)。しかし現状は一人の天才の努力ではなんともならない状況です。
そこで、我らがミュラー提督は最後の手段に出ることにしました。

ついに出番だ

「もう我慢の限界だ! ちょっと行ってくる!」

「絶壁さん,いつになくカリカリしているな」

「上層部があまりにだらしないので,また何かやってくるんでしょう」


「グレーザー大佐、きみの出番だ!」

「まさか,強襲揚陸艦が配備されるのですか?」

「そのとおりだ。艦隊を戦艦×1,強襲揚陸艦×2,工作艦×1で再編成する」

「いよっしゃー!」

「しかし,ティアマトもアスターテも敵の艦隊が待ちかまえているはずですが」

「そこで我が艦隊はアルレスハイム,パランティアと進軍し,最終的にはランテマリオを目標とすることとした」

「おいおい,そんな過激な作戦良く受け入れられたな」

「まだアルレスハイムまでの侵攻作戦しか受けてもらっていないがな。それでも,こちらが敵の陣地を乱すことによって敵の足並みを乱すことができれば,本隊がダゴンやエルゴンまで侵攻することも可能だろう」

「なるほど・・・おとりになりつつ功績も狙うということですか」

「半個艦隊ではいくら努力しても味方の足を引っ張るだけだからな」

アルレスハイム侵攻作戦

「わっはっは。この星域は我が軍が支配した!」

「ほんとあいつ,水を得た魚のようだな」

「この調子で侵攻できれば良いのですが,そう上手くいくでしょうか。提督殿が帰ってこられましたね」

「くそっ,パランティアへの侵攻作戦が通らない。これでは意味が無いというのに・・・」

「どちらにしても反乱軍はアルレスハイムを取り返しに来るでしょう。その隙に我が艦隊は先に奪い取られたアスターテを奪還してはいかがでしょうか」

「そうだな。こちらは作戦が進行中だ。ちょっと割り込ませてもらおう」

「ていとくぅぅぅ,次の星はどこですかぁ? 降りて降りて降りまくるぜぇぇぇ」

「(・・・こいつ,大丈夫か?)」

 

アスターテ侵攻作戦


「この星域も留守のようだ。行けっ,グレーザー!」

「うっひょぉぉ」

「よし,防衛は本隊にまかせ,我々はティアマトへ向かおう」

 

ティアマト侵攻作戦

「しかし順調だな。グレーザーは楽しそうだが後が怖い」

「アルレスハイム,ヴァンフリートともに反乱軍の侵攻作戦が開始されています」

「なぜ上層部は動こうとしないのだ! 足並みがバラけている今こそ侵攻のチャンスであるのに!」

「作戦を上申してはいるのだが,まったく取り合ってくれない。奴らはこの戦いに勝つ気があるのだろうか」


「提督、ティアマト侵攻作戦の中止が決定致しました」

「くっ,仕方ない。ヴァルハラへ帰ろう」

 

遊撃作戦を終えて

2度目の提案工作によって手薄になっている星域を支配することに成功しましたが,その後の作戦が続かず計画は頓挫してしまいました。プレイヤー自身が宇宙艦隊司令長官になって自ら軍を指揮しない限り効率的に進軍することは難しいです。一方でその歯がゆさもこのゲームの魅力なので仕方ありませんが。
 
計画が頓挫したことは残念ですが昇進するために必要な功績がたまり,意気揚々とヴァルハラへ帰るミュラー艦隊ですが,この後帝国をゆるがす大事件が起こるとは、まだ誰も知らなかったのです。<続く>