人類初になるところだった

一人で倉庫にもぐって黙々と書類整理をしていた。人気の無い倉庫は入ったときは涼しくて気持ちよかったのだけど、容積がちいさいから働いている内に自分の呼気でどんどん湿度が上がっていき汗まみれに。そのうち、自分の汗くささが倉庫いっぱいに充満し、危うく人類初、自分の汗の匂いで死んだ男になるところだった。
ハサミを持ってくるついでに汗ふきシートを持ち込み、誰もいないことをいいことに全身ゴシゴシ拭いてようやく人間らしい心持ちになれて一安心。明日から予備の着替えを持っていこう。
 
それでも夜になるとだいぶ風が涼しくなり、22時ともなると窓を閉めたくなるぐらいになってきてだいぶ過ごしやすい。お盆を過ぎると一気に秋になっていくんだな。あとは日中も涼しくなればいいのだが、30日までには相当秋めいてきていることだろうし。