読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

記憶力が危うい

今週はSF尽くし。

終わりなき戦い


一言で言うと「SFを隠れ蓑にしたベトナム戦争モノ」なんだけど、そう言い切ってしまうにはおもしろすぎる。敵の攻撃で死ぬよりも訓練や味方のミスや戦闘のストレスで戦線を離脱していく兵士たち。作者自身がベトナム戦争の経験者というだけあって、リアリティに満ちた兵士の描写がたまらなく良い。
 
ウラシマ効果によって、主人公ら兵士にとっては数カ月間の戦いが、地球では数十年という月日が経過してしまっているという悲劇。普通のSFだと流してしまうところをきちんと科学的に描写したことで作品に深みが出たのだなあ。
はてな年間100冊読書クラブ 194/229)
 

願い星叶い星


短編のモチーフはどれも定番過ぎるほど定番なもの(地球に残った最後の男女の話やタイムトラベル、願いがなんでもかなう少年の話などなど)ばかりなんだけど、それをベスター流に調理すると驚くほど陰鬱で(笑)救いの無いストーリーに変身するから不思議だ。
 
この本を読んだのは『虎よ、虎よ!』や『ゴーレム100』などを読んでベスターのファンになったからだったんだけど、今回改めてWikipediaであらすじを確認してみたら(虎よ、虎よ! - Wikipedia)、自分がおぼえているストーリーと全然違っていた。なぜだ!?
大デュマの岩窟王をモチーフにした復讐劇? それってアフタヌーンで連載してたやつでしょ。なんだろう、全くに記憶にない。
 
いや、記憶にないわけではない。正確には自分が『虎よ、虎よ!』と聞いておぼえているストーリーが、Wikipediaのあらすじと全然異なっているのだ。どちらかというとその方が重症な気もするけど・・・。
当時のエントリーでは、

この前読んだゴーレム 100 でアルフレッド・ベスターの斬新で飛躍した発想にすっかり魅せられたのだが、今作品も驚きの連続だった。何十作品分にもなろうかというアイデアがぎっしり盛り込まれたストーリーは、1950年代に書かれた(!)にも関わらず、全て現在でも輝きを失っていない
2007-10-14 - 鵜の目鷹の目

と大絶賛しているのになんだろうなあ。記憶が混乱しているのだろうか。
はてな年間100冊読書クラブ 194/229)

広告を非表示にする