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軸の違いが大違い

400kmぐらい、車だったらすぐなんだけど。
[rakuten:book:11563698:detail]
XY軸がZ軸に変わっただけで大変さが大違いだ。ドリームジャンボが10回あたっても行けるか行けないかぐらいだもんな。重力の呪縛とはげに恐ろしいものよ。
というわけで本書が役に立つ時が来るようになるには、あと10年や20年では済まされない時間が必要なのは確実だけど、ただの宇宙ファンにとってはソユーズSTS国際宇宙ステーションを訪れるシチュエーションだけで十分に楽しめた。
 
ロケットで宇宙に行くのは難しい。発射台に載せられたロケットのうち、大部分が燃料で占められている。重い船体を軌道まで持ち上げるためには大量の燃料が必要で、さらにその燃料を持ち上げるために燃料が必要という、アキレスと亀みたいなジレンマによって実際に宇宙に持って行ける荷物はほんのわずかに制限されてしまうため、我々一般人がちょいと宇宙へ、というわけにはいかないのだ。
ロケットに一番邪魔なのがエンジンと燃料だというのは面白いが、それを突き詰めていってエンジンと燃料を載せないロケットという考え方があるのがさらに面白い。これはレーザー推進といって、地上に設置された大出力レーザーをロケットの後部に当て、推進剤や空気を加熱させて推力を得ようというもの。この方法だと打ち上げ重量は少なくてすむし、エンジンを使い捨てする必要がなくなるのでコストも安くなる。近年レーザー核融合の分野で大出力レーザーの開発が著しいので、この方法で宇宙に行くロケットが現れる日も近いかもしれない。
だけどまあ、退職金で月に家を買って住めるようにはならないんだろうなあ。
 
はてな年間100冊読書クラブ 189/229)
 

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