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根っこのところできちんと鉄道

睡眠時間を削られつつ地味に『A列車で行こうDS』をプレイしている。シナリオは「青葉リゾート区」から「門前町」までクリアし,7つ目の「負の遺産」はマップに愛着を感じられずパス。今はずっと飛ばして「ゴールドラッシュ」を攻略している。
このマップは鉱山のある島が舞台となっており,鉱山と港をつなぐ路線が多少発展していて,残りは山と海に囲まれた狭隘地に家が点々と立っているといった状況。ほとんど発展していない状態から800億円(!)もの負債を返済しなおかつ総資産2000億円を目指すというかなり難易度の高いシナリオになっている。
 
島の東側には平野部が広がっているのでまずはそちらを開発。8の字型に環状線を作り,旅客列車×3と貨物列車×1をぐるぐると走らせる。貨物列車は赤字になるのを覚悟で,資材が減ったら自動で補充するため環状線には必ず一両入れている。
8の字の中心駅はホームが2つあり,鉱山からの列車と東の海岸からの列車がすれ違うようになっていて利用者数も多いため,ここを住宅地にすることにした。マンションCと公園を建てて人口を増やしたら,東海岸の北側をビジネス街に,南側を観光スポットに仕上げる。
こうして街はどんどん発展していくんだけど,あとでその様子を見ると,ちょっと悲しい。
というのも,その賑やかな街に自分が所有する建物は一切無いから。摩天楼の群れも,観覧車の灯りも,一大ショッピングモールも,全て他人のもの。
ビルを建てるのは自分だけど,子会社を建ててその利益を期待するのは建築に要したお金を回収するまで何年もかかり資金効率が悪いので,基本的に建てては売り,売っては建ての繰り返し(「マンション転がしで行こう」と勝手に呼んでいる手法)となる。そのため,自分の手元にはほとんど何も残らない。ちょっとした焼き畑農業みたい(結果は真逆だけど)で,街の灯りを見ると少しだけ寂しい気持になるのだった。
 
結果として自分に残されたものは,
「開発され尽くした大都市の中を悠々と走り抜ける鉄道網」
だけとなるあたりが、「A列車で行こう」たる所以だと気づいて感じ入った。深い,深すぎるぜ。

A列車で行こうDS

A列車で行こうDS